「QC検定の講座ってどんなものがあるのだろうか?合格を目指すなら講座の受講は必要なのだろうか?」
こうした疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
品質管理に関する知識や理解度がどれくらいあるか、その能力を測る、QC検定(品質管理検定)。
本記事では、QC検定の通信講座について詳しく解説していきます。
QC検定とは、2005年から実施されている民間の検定試験であり、現在は年間の受験者数は6万人を超えています。日本で多く実施されている様々な商品の品質管理についての知識や理解度を問う内容になっています。4級、3級、2級、準1級、1級と5つの資格区分がありますが、準1級は1級の1次試験に合格した場合に授与されるものであり、準1級そのものの試験は存在しません。また、受験資格はどの級にも設けられていません。
通信講座とは?
QC検定には、様々な種類のセミナーや対策講座が存在します。その中でも今回は、日本規格協会主催の通信講座について詳しく紹介していきます。
日本規格協会が開催しているQC検定の通信講座は、品質管理入門コースと品質管理中級コースの2種類があります。品質管理入門コースは、QC検定3級レベルに対応しており、品質管理の基礎知識と問題解決に役立つQC手法を習得する、という内容になっています。わかりやすいテキストと講師の丁寧な通信指導で、3級レベルの知識を身につけ合格を狙うことができます。期間は標準3か月間で、受講料は一般の方だと23,100円となっています。
品質管理中級コースは、QC検定2級レベルに対応しており、問題解決の即戦力となる力や品質管理をリードできる能力を身に着けるため、様々な統計的手法や問題解決力・改善力などの実践で使える力を習得していく、という内容になっています。この講座は、QC検定2級の範囲を網羅しているので、2級合格を目指すのに最適な通信講座となっています。期間は標準4か月間で、受講料は一般の方だと38,500円となっています。
講座を受ける必要はあるのか?
上記で講座の概要について紹介しましたが、合格するためにはこの講座の受講が必須というわけではありません。3級、2級レベルでしたら独学で合格できる可能性もあります。ですので、しっかりと試験対策の時間を確保でき、自身の力で検定対策ができる人は、講座の受講は必要ないでしょう。とはいっても、QC検定2級の合格率は低い為、しっかりと対策をすることが必要です。そして、独学では不安があるという方や、社会人で忙しく、効率的に合格を目指したい方などは、講座の受講をおすすめします。
このように、自身の状況や理解度によって、講座を受けるか受けないかを決めると良いでしょう。
QC検定(品質管理検定)の講座のまとめ
今回の記事では、QC検定の通信講座について紹介しました。
検定対策の過程で上手く進められない人や、最短ルートで合格を目指したいと考えている人は、是非この機会に講座を受講してみてはいかがでしょうか。