住宅ローンアドバイザーは、専門的な知識を使って、公正な立場から適切なアドバイスや情報提供を行う住宅ローンの専門家です。
住宅ローンアドバイザーになるためには、住宅金融普及協会が実施している養成講座を受講し、修了する必要があります。修了するためには、2回の効果測定に合格しなければならないのですが、そうなると効果測定がどのような試験なのかが気になる方がいるかおしれません。今回は、住宅ローンアドバイザー養成講座の効果測定について取り上げたいと思います。
養成講座はWebでも可能
住宅ローンアドバイザーの養成講座は、住宅金融普及協会が毎年実施しており、現在はWebでの受講が可能となっています。Web講習では、自分の好きなペースで学習を進めることができ、気になったところは繰り返し受講できますa。
講座の内容は大きく分けて、基礎編と応用編の2つがあり、どちらも最後に効果測定があります。基礎編の受講後に応用編に進むことになり、応用編の効果測定合格で、講座を修了することとなります。基礎編の効果測定は修了判定には使用されません。
効果測定とはどのようなものか?
効果測定とは、住宅ローンアドバイザーの資格取得に必要な試験であり、講習で学んだ内容を理解しているかどうかを確認するものです。この試験では、文章の内容が正しいかどうかを判断する正誤問題と、実際に計算を行う計算問題が出題されます。受験者は、講習で使用したテキストを持ち込むことが可能で、計算問題においては電卓を使用することも許可されています。
効果測定は「基礎編」と「応用編」の2つのセクションに分かれており、それぞれで異なる形式の問題が出題されます。
基礎編
- 制限時間: 45分
- 出題内容:
- 2択の正誤問題が25問
- 3択の計算問題が10問
- 合計問題数: 35問
応用編
- 制限時間: 50分
- 出題内容:
- 2択の正誤問題が30問
- 3択の計算問題が10問
- 合計問題数: 40問
これらの問題を通じて、受講者が講習内容を適切に理解しているかどうかを測ることが目的です。試験の難易度はそれほど高く設定されておらず、講習内容をしっかりと学んでいれば、合格するのはそれほど難しくありません。
効果測定に合格するには
効果測定に合格するためには、各講座ごとに設定されている合格基準を上回る点数を取る必要があります。一般的な合格基準の目安としては、全体で30問前後、計算問題では6〜7問程度の正解が求められます。毎年の修了率は変動しますが、8割台前半の合格率が目安となっており、修了するのはそれほど難しくありません。
合格するためには、以下の点に注意が必要です。
- 講習内容の理解: テキストのどこにどのような内容が記載されているかをしっかり把握しておくことが重要です。
- 計算問題の演習: 計算問題は電卓を使って解くことが許されていますが、事前に演習を行い、問題の傾向を理解しておくことが推奨されます。
- 時間管理: テキストを持ち込めるとはいえ、時間内に全ての問題を解くためには、ある程度の準備が必要です。試験本番で焦らないように、事前に準備を行いましょう。
効果測定についてのまとめ
今回取り上げた住宅ローンアドバイザーの効果測定は、受講者の理解度を確認するための重要な試験です。応用編の効果測定も含めて、試験の難易度はそれほど高くありませんが、しっかりとした準備を怠ると、時間内にすべての問題を解くのは難しくなる可能性があります。合格基準はおよそ7割以上とされていますが、8割以上の受講者が修了できる試験であり、過度に心配する必要はありません。
住宅ローンアドバイザーの資格取得を目指している方は、十分な準備を行い、自信を持って試験に臨んでください。皆さんが無事に合格し、住宅ローンアドバイザーとして活躍されることを願っています。
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