住宅ローンの専門家となるための資格

住宅ローンアドバイザーとは、公正な立場で的確なアドバイスや情報提供を行う住宅ローンの専門家となるための資格です。
国家資格ではなく、民間資格として位置付けられ、住宅ローンを提供する金融機関や不動産会社の方が取得するケースが多くなっています。

この資格が利用されている背景には、様々な住宅ローンが誕生している現代において、消費者がどの商品を選ぶべきかがわかりにくくなっていることや、住宅ローンなどを提供している金融機関が、自社の利益のために顧客に不利な商品を推奨する可能性があることなどがあります。

住宅ローンアドバイザーとして働くには登録が必要で、登録後は3年ごとに更新する必要があります。

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出典:出版社HP

住宅ローンアドバイザーを取得する方法

住宅ローンアドバイザーになるには、主に2種類の方法があります。

一つ目は、一般社団法人 住宅金融普及協会が実施している養成講座を受講後、最後の効果測定で一定以上の点数を取得することで講座を修了して、登録する方法です。

二つ目は、一般社団法人 金融検定協会の住宅ローンアドバイザー認定試験に合格する方法です。

一般的には、最初の住宅金融普及協会の養成講座を受講することが多いです。
費用の総額はどちらの方法でもあまり変わらず、一通り講座を修了すれば登録できることから、特にこだわりがなければ、一つ目の方法がおすすめです。

講座と試験の概要

ここでは、住宅金融普及協会の講座と効果測定の概要について紹介したいと思います。
講座は映像を視聴する形式で、Webで視聴するAコースと会場でDVDの映像を見ながら学習するBコースの2種類があります。

Aコースの方が、費用が安く、自分のペースで学習したり、繰り返して学習することが可能となっているため、Aコースがおすすめです。

講座の内容は基礎編と応用編に分けられ、それぞれの講座の最後には、理解度を確認するための効果測定が設定されています。効果測定に合格できれば修了となるため、効果測定合格を目指して学習しましょう。

学習する内容は、住宅ローンの基礎から計算、商品のリスクや注意点、税金、手続きなどの項目です。

詳細は、下のリンクからご確認ください。
https://www.loan-adviser.jp/howto_lecture.do

住宅ローンアドバイザーの概要と取得のまとめ

住宅ローンアドバイザーの概要と取得するまでの流れについて紹介してきました。
似ている資格にFPがありますが、FPと比べると住宅ローンに特化しており、更新が定期的にあるために、新しい住宅ローン事情を継続的に知っておく必要がある資格となっています。

講座の修了率は8割程度となっており、受講して勉強すれば、合格しやすい資格でもあります。金融機関や不動産会社に勤めている方で、住宅ローンの助言をしたいと感じている方は、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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