「残された人のために終活を」
よく聞く言葉ではあるけれど、実は何をするのかよく分からない人が多いのではないでしょうか?
ここではアラサー主婦のリアルな感情とともに、将来きっと必要になるであろう終活についての知識を付けていく様子を記録してきます。
前回は終活アドバイザーに対する素直な気持ちを書いてみました。今回から実際の教材に触れながら感想をお伝えしたいと思います。
1.終活アドバイザー講座を簡単にまとめると
終活アドバイザー講座は、終活アドバイザー協会が正式に認定した「ユーキャンでのみ受講可能」な終活の専門家になるための学習を行うものです。
∟テキスト3冊で学習
全3冊のテキストで、医療・介護・住まい・葬式・お墓・相続などオールジャンルに関わる知識を身につけていきます。
不明な点がある場合は、ネットや郵送で1日3問まで質問を送ることができるサポートがついています。
∟添削課題3回ののちに検定試験に挑戦
テキスト1冊ごとに学習した内容についての添削課題を提出します。
これは直接検定試験の合否に関わることがありません。
一回の郵送で、複数回のテストを送ることも可能なようです。
また、この添削課題を全て提出しないと検定試験を受講することができません。
∟検定合格まで講座内で完結できる
最初に送られてくる教材の中に、検定試験用の問題用紙も含まれています。
そのため自分のペースで学習の開始・中断・再開・検定の受験までを進めることができます。
改めて検定の手続きを行う必要がないので、ストレートに学習〜検定合格まで目指すことができるのが特徴です。
2.テキスト第1巻を読んだ感想
届いた教材はこちら!
早速第1巻からテキスト学習を始めていきましょう。
∟FP (ファイナンシャルプランナー)に近い知識が必要
読んでまず思ったことは「これ、ほとんどFPに近いな…」ということです。
筆者は3年ほど前に独学でFP3級を取得しました。
その時の学習内容と、テキスト第1巻の内容はかなり重複していたのです。
これまでに保険・金融・確定申告などに携わった経験のある人は、すんなりとテキストが読めるでしょう。
逆にそういった知識を一切持たない人にとっては、覚えることがたくさんあるように感じられるかもしれません。
∟専門知識を豊富に身につける必要はなし
“アドバイザー”という名乗りの通り、本人の意向にあうように終活を進めるアドバイスをするまでが仕事です。
“終活の専門家”ではあっても、諸々の法的な手続きや税金に関する計算を行うのは別の専門職の仕事になります。
テキストの知識をなかなか丸暗記できないからと言って落ち込む必要はありません。
「どのような手続きを」「誰に頼めば」いいのかを把握していれば、終活アドバイザーとして適切と言えるでしょう。
∟もっとも大切なのは「終活する相手に寄り添う気持ち」
むしろアドバイザーとして必須なのは「終活する相手に寄り添う気持ち」です。
「本当はこうしたいけど、無理じゃないかしら」
という不安に対して
「難しいね」
「わからないね」
と何の知識もないまま答えるよりも
「〇〇という制度があるので▲▲で相談すると詳しく教えてくれるはずです」
「これまでの常識だとそうだけど、今は〜ということもできるようになってるんだって」
と具体的なアドバイスができるのとでは、相手の安心感も変わってきます。
身近にそのような存在がいることで、手続きのたびに何度も窓口に相談に行くこともなくなるでしょう。外出の回数を減らすなど、本人の負担を減らすことにもつながります。
3.第1回の課題に挑戦
テキストに既視感があったので、知識を入れてすぐに課題に挑戦しました!
∟全40問のマークシート式
3回ある添削課題は全てマークシート式です。
○×問題と3択問題で形成されています。
∟問題の難易度は高くない
問題数は多いですが、一問一答形式のためそんなに難しいものではありません。
こういった問題でよくある「テキストでは太字で書かれていなかった部分からの出題」もありますが、後からテキストを読み返せば必ず復習ができるものばかりです。
∟丸暗記して短期決戦すると確実性が上がる
そのため、知識を詰め込むことに抵抗がない人はテキスト学習をしたらすぐにテストに取り掛かるのがおすすめです。
初めて聞く言葉ばかりで混乱する!という人は、自分の中で整理がついてから問題を解いた方が定着率は高いでしょう。
ですが、暗記が得意だと思える人は短期決戦がおすすめです。
4.終活アドバイザーにはこんな人が向いていると思った
∟なるべくなら親の世話をしたくない人
最もおすすめだと思ったのは、極力親や親戚の最期に関わりたくない方です。
終活アドバイザーの本質は「終活を行う方のサポート」ですが、同時に「残される側の生活を守る術」でもあります。
終活アドバイザーとして勉強をすることで
・離れていてもできるサポートの存在
・後見人制度の利用方法
・老人ホームの種類について
・補助が出る社会保険の範囲
といった知識が身につけられます。
求められる援助について断固拒絶をするのではなく、こういった情報やサポートと引き換えに「自分の生活に関わらせない」という選択が取れるようになるのではないでしょうか?
∟将来の介護や相続について不安がある人
そしてもちろん、なるべく親身にサポートしたい、されたい方も学習がおすすめです。
医療・介護・葬式などについて幅広い知識をつけて、まずは自分たちの希望を決めることができます。
そこから住んでいる地域に落とし込んで考えることができれば、地元のネットワークだけでは知り得なかった選択肢が出てくるかもしれません。
∟自分の気持ちを尊重した最期を迎えたい人
もちろん終活を行う本人が勉強しても素敵ですよね。
他人から言われて動くのと、自分から動くのとでは、納得の仕方が全く変わってくるでしょう。
むしろ、同世代だからこそアドバイスを聞いてくれる人もいるかもしれません。
社会保険の制度や税金の問題は難しく感じるかもしれませんが、楽しみながら自分の人生の終わり方を考えるきっかけになるでしょう。
終活アドバイザーは「親と不仲な人」ほど学習するといい【ユーキャンの終活アドバイザー講座 受講記録その2】のまとめ
実際のテキストの中身を見て感じがことと、そこから考えた終活アドバイザーにおすすめの人をまとめてみました。
気軽な気持ちで学習を始めましたが、税金のことや社会制度のことなど幅広い知識が必要になります。
これは気合を入れて勉強せねば!と思いました。
しかし、裏を返せば終活アドバイザーの勉強をしておけばFPや生活相談員など別の資格・職種へのステップアップが楽に進められるということでもあります。
手近な資格として、専業主婦さんにはおすすめですね。
よろしければ資料請求を行ってみてください。
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