「ビジネス電話検定はどのくらいの難易度なのだろう?」
このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
ビジネスの場における電話の仕方に関する知識を問う試験であるビジネス電話検定。この資格の難易度がどのくらいのものか知りたい人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ビジネス電話検定の難易度について詳しく解説していきます。
ビジネス電話検定とは、実務技能検定協会によって2004年より実施されている民間の検定試験です。文部科学省が後援しているビジネス系検定の1つであり、社会人の電話応対の能力向上を目的として行われる試験です。資格区分としては、実践級・知識A級・知識B級の3種類に分かれています。知識A級と知識B級は受験資格に制限はありませんが、実践級は知識A級に合格した方のみが受験できる仕組みになっています。
試験の級の違いについて
ビジネス電話検定の試験の違いについての概要は以下の表の通りです。
知識B級 | 知識A級 | 実践級 | |
試験方式 | 4肢択一マークシート方式&記述方式 | ロールプレイング方式 | |
問題数 | 全34問 | ― | |
合格基準 | 「理論」と「実技」それぞれの得点が60%以上 | 電話応対従事者として、電話を通しての話の仕方に、従事者にふさわしい応対の態度が感じられるかを判定 | |
試験時間 | 90分 | 100分 | ― |
受験資格 | 特になし | 知識A級合格者 | |
受験料 | 2,200円 | 3,000円 | 4,400円 |
各級別の合格率
近年の合格率を級別に以下の表にまとめたので、ご覧ください。
知識B級 | 知識A級 | 実践級 | |
2018年11月 | 82.0% | 81.8% | 96.8% |
2018年6月 | 83.1% | 80.1% | 98.5% |
2017年11月 | 83.5% | 80.0% | 97.2% |
こちらの表から、合格率は全体的に高いということがわかります。知識B級・知識A級ではともに80%以上の合格率、実践級では95%以上の非常に高い合格率だということがわかりました。このことから、全体的に非常に高い合格率を誇る試験であり、特に実践級の合格率が高いということが見て取れます。一番上位の級である実践級の合格率が、すべての級の合格率の中で一番高いという、非常に珍しいタイプの試験だと言えるでしょう。
各級別の難易度
上記で示した合格率を参照すると、難易度はそこまで高くないと想像できると思います。実際、ビジネスマナーの基本的な問題が中心に出題されるため、試験の難易度はすべての級において、かなり低いです。ですので、社会人としての必要最低限なマナーや対応力が身に着いていれば、試験に落ちることはめったにありません。人によっては、試験の対策をしなくても合格できる可能性があります。このように、ビジネス電話検定は難易度の非常に低い試験なのです。
ビジネス電話検定の難易度のまとめ
ここでは、ビジネス電話検定の難易度についてご紹介していきました。
合格率は非常に高く、難易度の易しい試験だということがわかりましたでしょうか。この機会に興味を持った人は、是非取得に向けて学習してみてはいかがでしょうか。