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ユーキャンで展開されている「国語の常識講座」について、筆者が実際に受講した感想を紹介してきました。
全6回の課題のうち第3回までを終えましたので、折り返しとして講座全体の感想をまとめていきたいと思います。
1.国語の常識講座の概要
国語の常識講座では、テキストとweb学習を活用しながら
・読むこと
・書くこと
・話すこと
に必要な知識をステップアップ方式で学ぶことができる講座です。
∟講座の特徴
1日15分程度という空き時間の中で、着実に国語の知識を学習することができます。
∟講座受講の目安
講座受講期間は、およそ6ヶ月とされています。
5冊あるテキストを毎月1冊のペースで学習し、最後にこれまでの学習内容を総括して復習する流れになります。
金額は29,800円です。
∟講座を受けて得られるもの
この講座を受講することで、日本語検定3級・4級に対応した知識を習得することができます。
単純な語彙力や漢字の読み書きだけでなく、正しい文法やシーンに適したあいさつ文など日常やビジネスで使える日本語力を身に付けられます。
2. 国語の常識講座 第1回課題まで
最初のテキスト第1巻は「語彙」をテーマにまとめられています。
∟国語の資料集をひたすら読み込む作業
テキストではことわざ・慣用句・四字熟語などから様々な言葉を学んでいきます。
義務教育で習う範囲を超えた知識は、正直ありませんでした。
そのため、学生時代に持たされていた国語の分厚い資料集を読んでいるようで「なんでこんなのにお金を払ったんだっけ…」というのが、素直な感想でした。
∟基本の「き」から学ぶことへの抵抗感を払拭できるかどうか
講座名が「常識」とあるように、この講座を受講するということは「義務教育を受けて日常生活を送っていれば絶対に見聞きしたことがある知識」を改めて学習することになります。
しかも最初は”読むこと”のステップから始まるので、他人から見える変化もありません。
勇気を出して申し込んだはいいけれど、こんなものか…と肩を落とさないように、初めの意識が肝心だと思いました。
∟第1回課題はハードルがかなり低い
最初の課題は選択制がほとんどで、間違って覚えている知識やケアレスミスがなければ基本的に満点が取れるでしょう。
課題の前にもう一度テキストを見直すと、さらに満点の確率が上がります。
3. 国語の常識講座 第2回課題まで
テキスト第2巻は「漢字・表記に強くなる」です。漢字の成り立ちから始まり、読み間違いの多い漢字や使い分けについて学んでいきます。
∟漢字についての知識が増える
こちらも基礎的な知識から始まりますので、やや退屈感が否めません。
ですが、書き間違いや読みな違いなどのまさに“常識を学び直したかった”部分についての記載もあります。
しっかり読み込んでおきたいポイントが詰まっていました。
∟クイズ番組などで出るような難読漢字・雑学でワクワク
このテキストには「字謎」や「難読漢字」「当て字」など、普段の生活ではなかなか触れることがない知識も豊富に乗っていました。
学習をきっかけに漢字の面白さに気づいて、さらに難読漢字を極めたいと思う人もいるでしょう。
∟第2回課題もハードル低めだが楽しさがある
課題は選択式と記述式が半々程度の割合でした。記述式が入ったことにより、より実力が試されている感じがします。第1回目よりも楽しみながら取り組めました。
テキストで学んで頭でも理解していることでも、いざ文字を書こうとするとかなり緊張します。仕事のオンライン化によって文字を書く機会も減っていますので、このような緊張感が楽しめるのも講座の良いところかもしれませんね。
4. 国語の常識講座 第3回課題まで
テキスト第3巻は文法について学びます。
∟ひたすら読み込む作業、再び
2巻では新しい知識を入れる機会もありましたが、今回はまた義務教育で習った範囲を再学習します。名詞・助詞・形容詞など…ちょっと真面目に読み込むのが嫌な気持ちになる時もありました。
∟メールや手紙でやりがちなところを突かれる
しかし、学び直しの意義はしっかりあります。
書類を制作していたり、メールの文章を作成していたりするときに「この文章、合ってるのかな?」と不安になる理由が、このテキストで解消されました。
文章を書くことに苦手意識がある人も、この「文法の基礎」を知ることができれば悩みの解消につながるかもしれません。
∟第3回課題から問いの難しさがランクアップ
アウトプットが“読む”から“書く”の段階に上がったことがわかります。
一問一答のように、答えを暗記すればいい問題から、学習した知識を踏まえて問題に照らし合わせて答えを導き出すような思考が必要になる問題に変化したように思います。
課題の内容が確実にステップアップにつながっていることを感じました。
ユーキャン国語の常識講座受講感想ブログ(第3回課題までを終えて)のまとめ
第3回課題を終えてみただけでは感じませんが、こうしてまとめて振り返ってみると
・テキスト学習→提出課題の流れで、確実にステップを踏んでいる
・最初に読む力をつけたことで、テキスト学習の解像度が上がる
・ライティングスキルなどを学ぶ前に、まず国語力自体をアップさせるだけで様々な変化がある
ということがわかりました。
毎日の学習に真新しい刺激がない分、講座に向き合っている間はかなり退屈です。
しかし折り返しを迎えて、ようやく地道に学習を続ける意味が見えてきました。
これから国語の常識講座に申し込もうと思っている方は、ぜひテキスト第3巻終了までの一つの目標にしてみてください。