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証券アナリストの参考書・テキストの選び方 – 合格体験記からも

証券アナリスト資格試験は1次、2次と分かれていますが、試験自体の難易度も高く、最終的な合格までに長丁場の試験となっております。学生のうちや、社会人になってからと受ける層も広めですが、試験勉強にはある程度時間を割かなければなりません。また一度に複数科目を受験できますが、1つの科目毎に受けるパターンもあります。

今回はそのような証券アナリスト資格でのおすすめできる参考書、テキスト、問題集などをテーマ別にお伝えします。

コースを受講すると、協会から教材が大量に届きますが、一度も読む必要はありません。勉強に対しては合格点が取れれば大丈夫という認識のものと必要な部分だけを勉強しましょう。 完璧主義に陥ると、多くの時間が無駄となります。

 

 

証券アナリスト 1次対策総まとめテキスト 科目1 証券分析とポートフォリオ・マネジメント

 

証券アナリスト試験の一次試験の証券分析のテキストです。ポイントと例題がセットで掲載されているため、重要なポイントを整理しながら理解できます。ポートフォリオの管理や金融商品の分析などについて解説されています。試験の出題傾向と対策に合わせて、計算に重点をおいた問題を解くことで、効率的に学習できます。

証券アナリスト 1次対策総まとめテキスト科目2 財務分析/コーポレート・ファイナンス

 

証券アナリスト試験の一次試験の財務分析のテキストです。会計の基本的な項目が解説されていることに加えて、効率的に学習を進めるコツや出題のウェイトや重要度の記載があるため、効率的に実力がつきやすい構成になっています。また、問題の演習をポイントごとに行っているため、理解したことを記憶しやすくもなっています。

 

証券アナリスト 1次対策総まとめテキスト科目3 市場と経済の分析/数量分析と確率・統計

 

 

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証券アナリスト試験の一次試験の経済についてのテキストです。経済学の基本的な内容を試験の傾向と対策に応じて、わかりやすく解説しています。資料は新しいものを使用しています。重要なテーマやキーワードが整理されており、論点ごとの重要度や出題のされやすさなどが示されているため、効果的な学習を進めやすくなっています。

 

新・証券投資論 第1巻 -理論篇-

小林 孝雄 (著), 芹田敏夫 (著), 日本証券アナリスト協会 (編集)
日本経済新聞出版 (2009/6/26)、出典:出版社HP

投資に関する様々な理論を体系的に解説しています。ポートフォリオ理論やデリバティブの評価、市場の効率性といった幅広いトピックを扱っています。教科書的な構成で、文章がかたく、やや難しいレベルになっていますが、丁寧な説明が多く、金融の理論を一つ一つ網羅的に学べるテキストになっています。

新・証券投資論 第2巻 -実務篇-

伊藤 敬介 (著), 諏訪部 貴嗣 (著), 荻島 誠治 (著), 浅野 幸弘 (監修, 監修), 榊原 茂樹 (監修, 監修), 日本証券アナリスト協会 (編集)
日本経済新聞出版 (2009/6/26)、出典:出版社HP

 

金融商品の評価や目的に沿ったポートフォリオの構築、運用方法について体系的に解説しています。前半では、株式や債券、投資信託、デリバティブといった金融商品の特徴や分析方法がそれぞれまとめられており、後半は、投資戦略から資産の効果的な配分に関する理論、不動産やコモディティといった金融以外の投資商品が取り上げられています。

 

増補改訂 証券アナリストのための数学再入門

金子 誠一 (著), 佐井 りさ (著)
ときわ総合サービス; 増補改訂版 (2012/5/1)、出典:出版社HP

 

証券アナリスト試験に出題される内容のレベルの数学、統計学を解説しています。数学の学びなおしのためのテキストですが、目安となる数学のレベルは、高校から大学の学部までがメインになっています。練習問題があるため、学びなおししやすい構成になっています。

 

証券アナリストのための数学・統計学入門

 

佐野 三郎 (著)
ビジネス教育出版社 (2015/12/1)、出典:出版社HP

 

証券アナリスト試験対策のための数学と統計学のテキストです。題名に入門が入っているように、数学がそれほど得意ではない方向けの本となっています。証券アナリスト試験の対策が目的であるため、学問的に体系立てて学ぶというよりも、最低限抑えておくべきところを解説している構成になっています。

 

 

経済統計の活用と論点

 

梅田 雅信 (著),宇都宮 浄人 (著)
東洋経済新報社; 第3版 (2009/11/20)、出典:出版社HP

様々な種類がある経済統計の概要と重要なポイント、留意点などをまとめているテキストです。政府と各省庁が公表する統計が網羅されているため、辞書的な使い方ができます。また、統計をめぐる論点や問題点の整理もされているため、政府の統計の全体像が掴め、テキストとしても活用しやすいように構成されています。

 

証券分析・投資運用 用語辞典

新井富雄 (著), 日本証券アナリスト協会 (著)
ときわ総合サービス; 初版 (2012/11/1)、出典:出版社HP

 

証券分析や投資運用で重要な用語を1063項目収録している用語集です。用語は、学問的なファイナンス理論から株式や債券などの証券の評価を行う際に出てくる用語まであります。証券アナリストの学習を進めていくときに使うことで、テキストが理解しやすくなります。

 

 

証券アナリストのための企業分析

北川 哲雄 (著), 貝増 眞 (著), 加藤 直樹 (著), 日本証券アナリスト協会 (編集)
東洋経済新報社; 第4版 (2013/9/27)、出典:出版社HP

 

証券アナリストを目指す方向けの財務・証券分析を学ぶための入門的なテキストです。冒頭では、証券アナリストの働き方や業務、役割から始め、企業分析、財務情報などを分析する方法について解説しています。入門的な内容がほとんどで、証券アナリストが何をする仕事なのかを知りたい方に向いているテキストになっています。

 

 

財務会計・入門─企業活動を描き出す会計情報とその活用法

 

桜井 久勝 (著), 須田 一幸 (著)
有斐閣; 第14版 (2021/3/24)、出典:出版社HP

題名の通り財務会計の基本的な考え方や企業の活動が会計処理に反映される過程などを解説しているテキストです。内容のレベルは、入門的な部分だけでなく、中級レベルの内容も後半に含まれています。そのため、完全な初心者よりも、会計の大まかな流れを理解している初級レベルの層に向いている本になっています。

 

証券アナリスト2次対策総まとめテキスト 証券分析

 

証券アナリスト試験の二次試験の証券分析のテキストです。試験範囲の各単元のポイントをわかりやすく解説しています。掲載されている内容も、出題されやすい部分に絞っているため、効果的に学習を進めやすくしています。出題されやすい問題も収録されており、二次試験の証券分析の対策をしやすくなっています。

 

証券アナリスト2次対策総まとめテキスト 企業分析

 

本書は、証券アナリスト試験の二次試験、企業分析のテキストです。企業分析の科目に出題される範囲を一通り解説しており、株式価値評価、コーポレート・ファイナンスなどで重要な点が絞って掲載されています。実戦的な問題も収録されているため、テキストを進めていくことで、合格するための実力がついてくるようになっています。

 

証券アナリスト2次対策総まとめテキスト 市場と経済

 

本書は、証券アナリスト試験の二次試験の市場と経済のテキストです。試験で出題される範囲は広いですが、ポイントを絞って説明しているため、効率的に学びやすくなっています。マクロ・ミクロ経済学の基本的な内容から学部レベルの内容が一通り解説されており、重要な論点も示されているため、学習しやすくなっています。