薬剤師をサポートする資格

調剤事務管理士とは、技能認定振興協会が実施している民間資格です。保険調剤薬局で薬剤師をサポートする能力を評価します。資格取得後は薬剤師をサポートし、医師が交付した処方箋の受付けや会計、保険請求分のレセプト作成など事務全般を担当します。

またこの調剤事務管理士の資格認定試験は、年6回(奇数月の第4土曜日)に実施されます。
では調剤事務管理士の資格を取得することはどんなメリットがあるのでしょうか。いくつかご紹介していきたいと思います。

資格を取得するメリット

調剤薬局事務として働く際に資格は必須ではありません。しかし調剤事務管理士など調剤薬局事務の資格を取得することは様々なメリットがあります。具体的には以下のようなものが挙げられます。

・実務面
・働き先を見つけやすい

これらについてそれぞれ説明していきたいと思います。

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出典:出版社HP

実務面

調剤事務管理士の資格を取得するために勉強しますよね。その勉強することで得た知識やスキルは実際に働くとき必ず役に立ちます。調剤薬局事務の主な業務はレセプト作成です。これは専門性の高い業務となっており、未経験だと苦労することも多いようです。この仕事は薬代の一部を患者さんに請求し、残りを国民健康保険や社会保険などに請求するものです。このとき調剤報酬の点数や算定方法に誤りがあると売上金が病院や薬局に入ってこないなど大きな問題につながります。

そのため仕事を始める前に資格を取得することでレセプト作成や、その他の業務、医療知識などを習得することができるため大きなメリットであると言えるのです。

働き先を見つけやすい

調剤事務管理士の資格を取得するということは就職や転職の際に有利に働くことも多いようです。もちろん資格を取得したからと言って絶対に仕事が見つかるというわけではありません。しかし資格を持っているということは調剤薬局事務の仕事に関する知識を習得しているということの証明にもなります。そのため資格所有者のほうが採用確率が高くなるのは当然のことと言えるのではないでしょうか。

「あまり役に立たない」という声も

先ほど資格を取得することで様々なメリットがあると言いましたが役に立たないという声も多いようです。それは調剤事務管理士が民間資格であるという点が大きく影響しているでしょう。調剤薬局事務として働くために資格は必要ありません。資格を取得することでスキルアップができるだけです。そのため資格手当というものももらえないことが多く資格を取っても給料がほとんど変わらないということも多いようです。そのためあまり役に立たないと思ってしまう方も多いようです。しかし資格を取得することで様々な知識が身につきます。そのことは仕事をする際大変役に立つはずです。一概には調剤事務管理士が役に立たないとは言い切れないでしょう。

受験資格は必要?

調剤事務管理士の資格検定試験を受ける際受験資格は必要ありません。誰でも受験可能なため挑戦しやすい資格となっています。合格率も60%前後とそこまで低くはなく目指しやすい資格と言えます。また、テキストや問題集を使用し独学でも3〜6ヶ月ほどの勉強で十分対応できる検定試験となっています。
少しでも時間に余裕がある人は調剤薬局事務として働く前に知識習得の目的で受験を考えてみても良いと思います。

調剤事務管資格のメリットなどのまとめ

調剤事務管理士の資格取得のメリットについてご理解いただけたでしょうか。資格を取得したことで実際に役に立った、役に立たなかったに関しては人それぞれだと思います。鹿貸資格を取得することでレセプト作成をはじめとする様々な知識を得られるという点は大きなメリットであるとも言えます。調剤薬局事務として働きたいと考えている方は調剤事務管理士の資格検定の受験を考えてみてはいかがでしょうか。

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