コンプライアンスは最近あらゆる企業で重要視されてきていることのひとつです。
そのため、コンプライアンスに関する知識があれば転職に役立つと考える人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ビジネスコンプライアンス検定が転職で役立つのかについて紹介します。
ビジネスコンプライアンス検定と転職
健全な企業や組織の活動のために必要なコンプライアンス経営やビジネスパーソンとしてのコンプライアンス行動は非常に重要です。ビジネスコンプライアンス検定では、これらに必要な法令・倫理などについて、理念と目的の理解度や価値判断基準、対応能力を認定します。
初級・上級の2つのレベルに区分されています。初級は基本的な法律知識や価値判断基準を有しているかを評価し、上級はコンプライアンス経営の推進者および主体者として高度な法律知識や実践的な価値判断基準を有しているかを評価します。どちらも受験資格はありません。
詳しい合格率は非公開となっていますが、初級と上級どちらもそれほど難しくはありません。テキストの重要ポイントをしっかりと理解し、過去問題で練習をしておけば合格できる試験です。
転職で使えるか
ビジネスコンプライアンス検定の上級を取得していたとしても、それだけで転職に有利にはなりません。
銀行やクレジットカード会社など、どの部署でもコンプライアンスに対する意識を高く持たなければいけない企業もあります。そのような企業に転職を考えているのであれば、コンプライアンスへの意識の高さをアピールすることもできます。
しかし、それでも採用に有利に働くことはほとんどなく、これまでの経験や実務能力をアピールする方がよほど良いです。
履歴書の資格欄には書いておき、面接のときに触れられたら答えるくらいにしておきましょう。
仕事には役立つ
ビジネスコンプライアンス検定は転職活動の役には立ちませんが、実際に働くときに非常に役立ちます。
コンプライアンスや法務担当者はもちろん、管理職の人がコンプライアンスに率先して取り組んでいけば社内全体に浸透していきます。
一般社員でも、法令や社会ルールを順守することは当然です。ビジネスコンプライアンス検定は、転職ではなく会社の中で役立てることができる資格なのです。
まとめ
本記事では、ビジネスコンプライアンス検定が転職で役立つのかについて紹介しました。
転職ではあまり役に立たない資格ですが、社会人として大切なことを学ぶことができる資格です。
自己啓発などでは是非取得して欲しい資格のひとつです。少しでも興味の持った方は、ぜひ取得のための勉強を始めてみてはいかがでしょうか。