建築積算士になろうと考えている方にとっては、同名の資格がどの程度就職の際に役に立つのか、他に有利になる資格はあるのか、などが気になるポイントではないでしょうか。
そこで今回は、建築積算士の資格の就職に対するメリットについて、詳しく見ていきたいと思います。
建築積算士の仕事内容
公共事業の請負業者を決める際には、希望業者がそれぞれ工事価格を提示し、その金額に沿って決定する入札システムというものが適用されています。その際に提示する金額を、図面や仕様書をもとに算出するのが建築積算士の主な業務です。受注量に直結するため、適切な金額の算出が求められる専門職です。
建築積算士の就職に対するメリットは？
建築積算士には同名の資格試験がありますが、働く上で必携の資格ではありません。それでは、取得することで就職が有利になるなどといったことはあるのでしょうか。
建築積算士は、図面や仕様書の読み取り、CADの操作など、専門的な知識やスキルが求められる職種です。そのため、資格を取得することでスキルを身につけることができ、さらにその証明として用いることもできます。そのため、建築積算士は就職の際にアピールポイントとして使うことができる資格であると言えるでしょう。
他に取得するなら？
建築積算士の資格を取得後、レベルアップのためにさらに資格を取得したいという方には、下記の資格がおすすめです。
・建築コスト管理士
建築積算士の上位にあたる資格です。プロジェクトの企画構想段階からコストマネジメント面に関わることができ、建築積算士よりさらに業務の幅を広げることが可能です。
・一級建築士
建築積算士の9割が取得しているとされている資格です。工事費用を算出する過程では様々な知識が必要となりますが、一級建築士の資格を取得することで建築に関する基本的な知識を身につけることができます。
建築積算士の就職に関するメリットについてのまとめ
今回は、建築積算士の就職に対するメリットについてまとめてきました。
建築積算士は、働く上で必須なスキルが身についていることの証明にもなるため、就職の際にもアピールポイントとして役立つ資格です。ぜひこの機会に取得を目指してみてはいかがでしょうか。