PowerPointを使いこなせるようになると、より見やすい資料を作ることができたり、業務の効率化につなげたりすることができます。
そこでおすすめするのがMOS PowerPointの資格ですが、はじめに気になるのは難易度がどのくらいかということではないでしょうか。

そこで、本記事では、MOS PowerPointの難易度について詳しく解説していきます。

まずMOSとは、マイクロソフトオフィスのスキルを高めるために実施されている国際資格です。オフィスの中でもPowerPointはよく使われるものなので、社会人や学生などに多く受験されています。
現在受験できるバージョンは365&2019、2016、2019の3つになります。ExcelやWordには一般レベル・上級レベルというレベル分けがありますが、PowerPointにはありません。

ここからは、各バージョンの試験の違いについて紹介していきます。

試験の違いについて

MOS PowerPointの試験の違いについての概要は以下の表のとおりです。

365&2019 2016 2013
受験料 一般価格10,780円

学割価格8,580円

受験資格 なし
試験形態 CBT
試験時間 50分
出題範囲

 

・プレゼンテーションの管理

・スライドの管理

・テキスト、図形、画像の挿入と書式設定

・表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入

・画面切り替えやアニメーションの適用

・プレゼンテーションの作成と管理

・テキスト、図形、画像の挿入と書式設定

・表、グラフ、SmartArt、メディアの挿入

・画面切り替えやアニメーションの適用

・複数のプレゼンテーションの管理

・プレゼンテーションの作成と管理

・図形やスライドの挿入と書式設定

・スライドコンテンツの作成

・画面切り替えやアニメーションの適用

・複数のプレゼンテーションの管理




受験料、試験形態や時間は全てのバージョンで変わりません。
出題範囲はバージョン毎に異なるので、詳細はホームページを確認してください。

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出典:出版社HP

試験の合格率

MOS PowerPointの合格率は公表されていませんが、80%程度だと言われています。
パソコンスクールに通っていた人は90%以上の合格率だというデータも確認されているので、しっかりと勉強をすればほぼ確実に合格できる試験ということでしょう。

この合格率から考えると試験の難易度は易しいと考えることができます。

出題内容の難易度

合格率から試験の難易度は「易しい」と分かりました。
ここからは、出題内容から試験の難易度について考えていきましょう。

各バージョンの出題内容は試験の違いについてでご紹介しましたが、365&2019のより詳しい出題内容を見て難易度を予測していきましょう。

プレゼンテーションの管理 ・スライド、配布資料、ノートのマスターを変更する

・プレゼンテーションのオプションや表示を変更する

・プレゼンテーションの印刷設定を行う

・スライドショーを設定する、実行する

・共同作業用にプレゼンテーションを準備する

スライドの管理 ・スライドを挿入する

・スライドを変更する

・スライドを並べ替える、グループ化する

テキスト、図形、画像の挿入と書式設定 ・テキストを書式設定する

・リンクを挿入する

・図を挿入する、書式設定する

・グラフィック要素を挿入する、書式設定する

・スライド上の図形を並べ替える、グループ化する

表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入 ・表を挿入する、書式設定する

・グラフを挿入する、変更する

・SmartArt を挿入する、書式設定する

・3Dモデルを挿入する、変更する

・メディアを挿入する、管理する

画面切り替えやアニメーションの適用 ・画面切り替えを適用する、設定する

・スライドのコンテンツにアニメーションを設定する

・アニメーションと画面切り替えのタイミングを設定する

PowerPointでプレゼンテーションをよくしている人であれば、出題内容には何度か利用したことのある機能が多いです。ある程度PowerPointを使っている人にとっては、易しいと感じる試験でしょう。
ほとんどPowerPointを利用したことがないという人は勉強が必要ですが、初学者の人でも合格しやすいです。

試験の出題内容から考えても難易度は「易しい」ということがわかりました。

MOS PowerPointの難易度のまとめ

ここでは、MOS PowerPointの難易度についてご紹介していきました。



合格率からも出題内容からも試験の難易度は易しいことがわかりました。
PowerPointを使い慣れている人であれば、少し対策をするだけで合格できる試験です。また、PowerPointを使ったことがないという人でも、ある程度勉強すればほぼ確実に合格できます。

どのような仕事をしていても役立つ資格なので、取得して損はありません。
ぜひこれを機に取得してみてはいかがでしょうか。

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出典:出版社HP