家庭料理技能検定について、興味のある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

家庭料理技能検定は、子供からお年寄りまでを対象にした試験で、様々な公的団体から後援を受けています。家庭料理技能検定の目的は「健全な食生活を支える家庭料理に係わる技能の普及を図り、健康と食生活の向上、食育の推進に貢献すること」にあります。家庭料理技能検定は、家庭料理に関する知識と技術の両方を身につけることができます。

今回の記事では、家庭料理技能検定について、おすすめの参考書などをご紹介します!

 

家庭料理技能検定の概要

家庭料理技能検定は、学校法人香川栄養学園・家庭料理技能検定事務局によって主催されます。文部科学省や農林水産省などの多くの公的団体が支援する検定であることから、信頼性や権威性の高い資格試験であると言えます。家庭料理技能検定とは、家族の健康管理に大切な家庭料理に栄養学と料理学を組み合わせた実践的な技術を認定する資格です。この検定は、準1級を含めて1〜5級までの6等級があります。

 

内容 時間 受験料(税込)
5級 各級共通
1.食生活と栄養
2.調理と衛生一次試験出題数
5級:50問(二肢択一)
4級:60問(二〜三肢択一)
3級:60問(三〜四肢択一)
2級:60問(三〜四肢択一)準1級:60問(四肢択一)
1級:60問(四肢択一)二次試験(実技)
1:基礎技術(切り方など)
2:調理技術(料理の作成)
45分 2,000円
4級  3,000円
3級 〔一次試験〕4,800円 〔二次試験〕5,500円
2級 〔一次試験〕5,800円 〔二次試験〕7,000円
準1級 60分 〔一次試験〕6,800円 〔二次試験〕8,500円
1級 〔一次試験〕7,800円 〔二次試験〕10,000円

 

家庭料理技能検定のおすすめ参考書

 

家庭料理技能検定 公式ガイド 5級

 

香川 明夫
出版社:女子栄養大学出版部、出典:出版社HP

 

5級は、食事の役割を理解し、健康で安全な食生活の基礎を知っていることが求められます。

本書では、食生活と栄養、調理と衛生の2つのパートで、5級に必要な内容を解説し、検定試験の合格へと導きます。食事の役割や食卓のととのえ方、栄養のはたらき、調理のしかたなどを科学的に学べるようにしたもので、小学校高学年を対象にしています。豊富な楽しいイラストとクイズなども交えて、子どもたち自身が楽しみながら読み進めることができる工夫が満載です!

 

家庭料理技能検定 公式ガイド 4級

 

香川 明夫
出版社:女子栄養大学出版部、出典:出版社HP

 

4級は、食事の基礎を理解し、健康で安全な食生活の仕方を知っていることが求められます。おもに中学生を対象とした知識のレベルで、食事の役割や献立の立て方、野菜の皮のむき方や切り方、日常食の調理の基本を豊富なイラストを交えてわかりやすく解説します。4級では実技試験はありませんが、料理レシピも掲載されていますので、料理にチャレンジしてみることをお勧めします!

 

 

 

家庭料理技能検定 公式ガイド 3級

 

香川 明夫 , 家庭料理技能検定専門委員会
出版社:女子栄養大学出版部、出典:出版社HP

 

3級は、健康で安全な食生活で求められる知識をもって、初歩的な「切る」「むく」および基本的な日常の料理を作ることができることが求められます。3級は本検定で、初めて実技試験が課せられる級です。「調理の技能」のパートでは、出題される内容をカラー写真で紹介。合格のためのチェックポイントとともに、切り方や料理のプロセス写真を豊富に載せ、合格例、不合格例を写真で示し、合否の基準をわかりやすく解説します。「食生活と栄養」「調理と衛生」のパートでは、本検定で出題される内容を易しい読みやすい文体でわかりやすく解説します。家庭料理に関わる基本的な知識と情報を知ることができます!

 

家庭料理技能検定 公式ガイド 1級・準1級・2級

 

香川 明夫
出版社:女子栄養大学出版部、出典:出版社HP

 

1級では、健康で安全な食生活で求められるより高度な専門的知識を生かし、対象者に応じた献立・調理を実践できること、準1級では、健康で安全な食生活で求められる高度な専門的知識をもって、目的に応じた献立・調理ができること、2級では、健康で安全な食生活で求められる専門的な知識をもって、「切る」「むく」及び、日常の料理を作ることができるということが求められます。本書をしっかり読み込んで、検定試験にのぞまれることをお勧めします!

 

家庭料理技能検定過去問題集

 

家庭料理技能検定専門委員会
出版社:女子栄養大学出版部、出典:出版社HP

 

食べるってたいせつ! 作るって楽しい!小学生から社会人まで、健康によい家庭料理の知識と技術を競う家庭料理技能検定1級から5級までの2020年版の過去問題集です。この問題集をしっかり網羅し、検定試験に臨まれることをお勧めします!

 

家庭料理技能検定のメリット

家庭料理技能検定の勉強は、独学で行うのが一般的です。合格率の高い試験なので、難易度はそこまで高くありません。コツコツと試験範囲の勉強を継続すれば、十分合格できる試験です。また、どの級でも、「健全な食生活を送るうえの栄養の知識と調理技術」が身につきます。生涯を通して、健全な食生活のためのノウハウが活かせる、といっても過言ではありません。家庭料理技能検定を学習することで、バランスの取れた献立作りや家庭料理の調理技術などが身に付くかもしれません。

 

 

家庭料理技能検定はどんな人におすすめ?

・料理好きの方

・栄養士や管理栄養士として働きたい方

・正しい食の知識を身に付けたい方

・調理技能のスキルアップに繋げたい方

 

家庭料理技能検定のまとめ

家庭料理技能検定は、趣味や生活の充実のために取得することもおすすめです。包丁の扱い方や盛り付け、献立作成、栄養バランス、食文化の理解など、さまざまなアプローチから家庭料理への理解を深めることができるでしょう。調理や食に関する知識・技能をバランスよく身に付けることができ、仕事のスキルアップとして資格取得を目指す人、趣味を充実させたい人など幅広い人がチャレンジしています。ご自身のレベルや目的に合わせて受験する級を選べますので、レベルアップ目指して受験して見るのも良いかもしれません。

今回の記事で紹介した参考書からご自身にあったものを見つけて、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょう!