細胞検査士を目指すうえで欠かせないのが参考書です。今回の記事では細胞検査士におすすめの参考書を紹介します。

 

細胞検査士の概要

細胞検査士は「細胞病理検査」を主な仕事とします。細胞病検査は医師が採取した人体の細胞の一部を顕微鏡で観察し、癌細胞等の異常細胞を早期に発見することを目的としています。日本では約6000人が細胞検査士の免許を持っています。細胞検査士資格認定試験は、1年以上の実務を従事した臨床検査技師と衛生検査技師、細胞検査士養成所あるいは養成コースのある大学の卒業、卒業見込み者が受験することができます。試験は第1次試験、第2次試験という構成になっています。第1次試験は筆記、細胞像試験、第2次試験は実技になっています。受験料は40,000円です。

 

細胞検査士おすすめ参考書

 

実践細胞診テキスト 改訂版 ―初心者からエキスパートまで

 

南雲 サチ子 (著, 編集), 森井 英一 (著, 編集), 吉村 英雄 (著), 三村 明弘 (著), 長友 忠相 (著), 市田 起代子 (著), 松浦 成昭 (監修)
出版社:大阪大学出版会、出典:出版社HP

 

細胞検査士を目指す初学者から現場で活躍するエキスパートまで、症例に合わせた細胞像で実践的な細胞のみかたを確認することができます。そのため細胞検査士が自分のスキルアップとしても使えるテキストになっています。

 

スタンダード細胞診テキスト

 

水口 國雄 (監修), 東京都がん検診センター (編集)
出版社:医歯薬出版、出典:出版社HP

 

細胞診の基礎から実践的な知識まで分かりやすく解説されています。オールカラーで、写真が豊富に使用されているため、見やすく使いやすいテキストです。細胞診の歴史から標本作製技術まで解説されています。

 

細胞診を学ぶ人のために

 

坂本 穆彦 (編集)
出版社:医学書院、出典:出版社HP

 

細胞診とは何かを理解する上で最初の一歩を踏み出すきっかけになる1冊です。初心者が身につけるべきことが分かりやすく丁寧に解説されています。

 

細胞検査士細胞像試験問題集

 

公益社団法人日本臨床細胞学会 (編集)
出版社:医歯薬出版、出典:出版社HP

 

認定試験に出題された各分野の細胞像の中から約300問が厳選されて掲載されています。細胞診にせいううした細胞診専門医、細胞検査士によってわかりやすい解説がなされています。細胞検査士資格認定試験や細胞診専門医資格認定試験に役に立つ問題集です。

 

~基礎から学ぶ~細胞診のすすめ方

 

西 国広 (著)
出版社:松浪硝子工業、出典:出版社HP

 

器官の解剖、検体の採取方法、正常細胞、良性病変、前癌病変、悪性細胞の見方から構成されています。重要なところには「キーポイント」や「ワンポイントアドバイス」で理解しやすくなっています。

 

細胞診セルフアセスメント

 

坂本 穆彦 (著)
出版社:医学書院、出典:出版社HP

 

細胞検査士資格認定試験の傾向を踏まえて、細胞像問題、筆記問題の受験対策本として一次試験の範囲を全て学ぶことができます。細胞検査士だけでなく、細胞診専門医、細胞診専門歯科医の生涯学習のテキストとしても最適な1冊になっています。

 

細胞検査技術教本

 

日本臨床衛生検査技師会 (監修)
出版社:丸善出版、出典:出版社HP

 

細胞検査の基本的な技術及び業務管理について詳しく書かれています。典型的な症例、細胞像が提示されています。学生にとどまらず、細胞検査士資格試験受験および資格取得した細胞検査士実務者にも役に立つ1冊です。

 

細胞検査士のメリット

体の中の細胞を見極めることによって、早期のがんを発見することができ命と健康を守ることができます。

 

細胞検査士はどんな人におすすめ?

患者さんの健康を守りたい、やりがいを感じたい、がんや細胞に興味のある人におすすめの資格です。

 

細胞検査士のまとめ

今回の記事で紹介した細胞検査士は医療やがん、細胞に興味のある方におすすめの資格になっています。おすすめの参考書から自分に合った参考書を探して、資格取得にトライしてみましょう!