中古自動車査定士について興味のある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

査定士とは、中古自動車査定制度に基づいて、中古車の査定を実施できる資格を持った人のことをいいます。

今回の記事では、中古自動車査定士について、おすすめの参考書などをご紹介します!

 

中古自動車査定士の概要

中古自動車査定士は、一般財団法人 日本自動車査定協会が主催する検定試験です。種類は、小型車査定士・大型車査定士の2種類があります。

 

内容 受験料(税込)
小型車査定士 【学科試験】
a)中古自動車査定制度
b)中古自動車査定基準、同細則及び加減点基準
c)自動車の構造、その他自動車に関する法規
d)保安基準、その他自動車に関する事項
e)自動車の機能、構造等自動車工学の基礎知識
f)その他査定に関する事項【実技試験】(ペーパーテスト)
a)査定の実技(乗用車)
b)査定の実技(貨物車)
18,150円+諸費用別
大型車査定士 18,975円+諸費用別

 

中古自動車査定士のおすすめ参考書

 

ネットに騙されない本当の中古車選び

 

野瀬貴士
出版社:啓文社書房 、出典:出版社HP

 

年式や走行距離だけで中古車を選ぶと痛い目に遭う。最新モデル、走行距離5万キロ以下でもダメな車、10年落ち、走行距離10万キロ以上でもお買い得な車…。中古車販売のカラクリや購入時のチェックポイントをプロが教える1冊です!

 

いまさら人に聞けない「中古車販売業」の経営・会計・税務 (基礎知識と実務がマスターできるいまさらシリーズ)

 

 

取引の仕組みの解説とともに、直ぐ実務にお役立ていただけるよう、仕訳処理や残高試算表の推移についても随所で触れている1冊です。

 

中古車価格ガイドブック・査定ガイド・初めての査定

 

※一般財団法人 日本自動車査定協会のHPから購入可能。

 

査定ガイド(グレードの見分け方)

 

「適正査定」を実施するために、先ず問題となるのが、査定の対象となる車のグレードの特定です。自動車メーカーは、数多くのペットネームを冠した車種を送り出していますが、それらには更に様々な仕様を持つグレードがあり、これを間違いなく見分けるのは大変です。そのお手伝いをするのが「査定ガイド」です!

 

※一般財団法人 日本自動車査定協会のHPから購入可能。

 

シルバーブック(中古車小売価格)

 

消費者が中古車を購入する際の目安となるよう、中古車小売価格を網羅したガイドブック。(小型トラックのみ小売価格と卸売価格を掲載。)

 

※一般財団法人 日本自動車査定協会のHPから購入可能。

 

イエローブック(中古車卸売価格)

 

中古車取引きの目安となる価格情報を提供するため、卸売価格を掲載し、毎月1日に発行しています。

 

※一般財団法人 日本自動車査定協会のHPから購入可能。

 

中古自動車査定士のメリット

中古自動車を購入する人や自動車を売却したい人は多く、これからの時代も中古車の取引は続くことが予想されます。そのため、確かな知識と技術を習得した中古自動車査定士は、適正価格の取引において信頼される存在となります。

 

中古自動車査定士はどんな人におすすめ?

・自動車の販売または整備の仕事に携わる人

・自動車業界への就職・転職を目指す人

・中古車の適正な取引に貢献したい人

 

中古自動車査定士のまとめ

中古自動車査定士は、ディーラーや中古車買取専門業者、自動車整備会社など自動車業界への就職・転職に役立つ資格です。興味のある人は、今回の記事で紹介したおすすめの参考書からご自身に合ったものを見つけて、ぜひ資格取得にチェレンジしてみましょう!