G検定とは

G検定(ジェネラリスト検定)は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が提供するAI·ディープラーニング活用のためのリテラシーを有しているかを検定する試験です。

 

機械学習や深層学習、それぞれの方法論や事例など、AIがビジネスで活用されるこれからの時代に必要な知識が出題範囲となります。

ディープラーニングを活用するジェネラリスト人材の育成を目指し運営しています。

 

ITエンジニア等デジタルを“作る人材”に限らず、文系人材を含めたこのデジタル社会におけるデジタルを“使う人材”として全ビジネスパーソンに向けた検定になっています。

 

受験資格に制限はありません。

 

今回はその中でも、G検定試験に合格するための参考書を9冊紹介します。

 

テキスト選びのポイント

 

文章のわかりやすさと丁寧さ

 

参考書を使って独学で合格を目指すときに、参考書の文章が理解できないと、資格試験の合格は絶望的です。

 

あなたにとってわかりやすい文章で書かれている参考書を選ぶことが非常に重要です。

 

特に、文章の特徴や長さ、言葉遣いなどには、人によって相性があります。

 

さらに、色使いやイラストの量など、どの程度わかりやすく丁寧に記されているのかは参考書のレベルや筆者によってまちまちです。

 

あなたが理解しやすい文章で構成されている参考書を選びましょう。

 

最新情報が掲載されているか

 

参考書選びにおいて、落とし穴となるのは法律などが改正されていたため、参考書の情報がまったくの過去のお話になってしまうケースです。

 

G検定の参考書も、その都度改訂版が出版されているので、必ず、最新版が出ていないかを出版社のホームページなどで確認するようにしてください。

 

そして、最新版を使って学習するようにしてください。

 

安いからと言って、中古のテキストを購入することは避けてください。

 

おすすめのテキスト&問題集

 

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト

猪狩 宇司 , 今井 翔太 , 江間 有沙 ,他
出版社:翔泳社、出典:出版社HP

 

いわゆる「白本」と呼ばれる、公式テキストです。

試験範囲に準拠し、イラストも豊富なので、入門書として非常におすすめです。

特に、フルカラーで写真や表が多く使われており、レイアウトが非常に見やすいです。

白本はAIやディープラーニングに関する内容に明るく、基礎から応用までカバーできるでしょう。

しかしながら、白本だけでは試験全体の3~4割程度しか網羅していないので、一冊で合格を目指すのは困難でしょう。

 

のちに紹介する「黒本」や「赤本」を組み合わせて勉強することで、合格目指せるでしょう。

 

徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集

明松 真司 , 田原 眞一 , 杉山 将
出版社:インプレス、出典:出版社HP

 

いわゆる「黒本」と呼ばれる、G検定の問題集です。

特に白本との相性がよく、セットで用いることで効果的に学習でしょう。

 

実際の試験と同等の出題数による模擬試験「総仕上げ問題」を収録し、試験直前の実力診断までしっかりサポートします。

しかしながら、問題集として黒本一冊では試験範囲をカバーしきれていません。

そのため、上記の白本と後述する赤本を組み合わせて、効率的に学習するようにしましょう。

 

最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集

高橋 光太郎、 落合 達也 、渡邉 雅也、志村 悟、 長谷川 慶
出版社:技術評論社、出典:出版社HP

 

いわゆる「赤本」と呼ばれる、G検定の問題集です。

ディープラーニングの領域のカバー率が高く、深層強化学習などの新しい分野をカバーできているのは赤本独自の強みです。

解説の文量が多く、かなり充実しています。

 

回答のスピード感を体験するには非常におすすめの参考書です。

何回も言っていますが、赤本一冊では試験内容を網羅していません。

他のテキスト・問題集と併せて、学習するようにしましょう。

 

AI白書

AI白書編集委員会
出版社:角川アスキー総合研究所 、出典:出版社HP

 

G検定の試験範囲の多くはディープラーニングですが、最新の政策、法律、時事問題も出題されます。

政策、法律、時事問題をカバーする参考書として、「A I白書」をおすすめします。

ぶつ切りのニュースではなく、年単位でまとめてトレンドをキャッチアップできることが大きな利点です。

 

最新版が定期的に刊行されるので、必ず最新版を購入するようにしましょう。

 

これ1冊で合格! スッキリわかるディープラーニングG検定(ジェネラリスト) テキスト&問題演習

 

出題実績が高い問題が収録されています。

 

合格者が最もおすすめするテキストとも呼ばれています。

頻出問題や重要なテーマが厳選されて掲載されており、

書名通り、一冊で完結させることも可能でしょう。

 

これ1冊で最短合格 ディープラーニングG検定ジェネラリスト 要点整理テキスト&問題集

山下長義、伊達貴徳 、 山本良太、横山慶一、松本敬裕 、杉原洋輔 、遠藤太一郎 、西野剛平、浅川伸一
出版社:秀和システム、出典:出版社HP

 

大きな特徴として、数式を用いない点が優れています。

 

数学に苦手意識のある方でも、内容を網羅できるでしょう。

また、出題実績の高い問題が多く掲載されており、効果的に勉強を進められます。

最短合格を目指すための参考書なので、内容がやや不十分だと感じることもあるかと思いますが、その際は白本と組み合わせて使うことをお勧めします。

 

“キーワード集中解説”で最短合格 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト 対策テキスト

金井恭秀、岩間健一、加藤慎治 、村松李紗
出版社:リックテレコム、出典:出版社HP

 

白本などで、G検定の基礎を学んだ後は、合格することにフォーカスを当てた学習を重ねることが有効です。

この参考書はキーワードに着目した内容で、100問の練習問題で実力アップを目指すことができます。

練習問題は本番の試験形式で掲載されており、練習問題を解きながらわからないところを素早く検索する練習ができます。

 

ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[明瞭解説+良質問題]

ヤン ジャクリン、上野勉
出版社:SBクリエイティブ、出典:出版社HP

 

「世の中にあるG検定の書籍の中でも、最もわかりやすく充実した内容を目指す」というモットーで作られた参考書です。

問題の解説はかなりわかりやすく明瞭なので、この参考書でつまづくことはないでしょう。

一冊で合格まで目指せるというのも他の参考書と比較した強みです。

 

短期間で勉強を終えることも可能です。

さらに章末問題や模擬試験も付属しており、力試しも容易にできます。

 

この1冊で合格! ディープラーニングG検定集中テキスト&問題集

ノマド・ワークス
出版社:ナツメ社、出典:出版社HP

 

合格に向けてどの項目を学習すべきなのかを完全に理解できます。

節ごとに○×チェックを設けることで理解度を測りながら進められます。

各章末には一問一答形式の確認問題、最終章には模擬試験が掲載されていますが、問題演習の部分では問題数の少ないので、黒本と併せて使うことをおすすめします。

 

 

G検定のテキストのまとめ

 

ここまで、G検定のおすすめテキストを9冊紹介してきました。

G検定後はその上の資格であるE検定、または他のITやデータサイエンスの資格に挑戦するのもいいでしょう。