文字を書く機会や、見る機会は、日常生活にあふれています。手書きの美しい文字を書きたいと感じている人は多いのではないでしょうか?

文部科学省後援の「硬筆書写技能検定」では、そうした「書写能力」を証明できる資格試験があります。

硬筆書写技能検定は、小学生から大人まで幅広い年代に対応しているので、年齢問わずいつでも受験することが可能です。また、テキストの種類が豊富で、どれを選べばいいのか迷われている方もいるのではないでしょうか。今回は、さまざまな種類の中から、硬筆書写技能検定のおすすめの教材を紹介します。

 

硬筆書写技能検定の概要

 

内容
実技 理論 時間 受験料(税込)
1級 速書き
漢字10字を書く(楷行草三体)
縦書き
横書き
自由作品(和歌、漢詩などより一つ選択)
掲示文(縦書き)
常用漢字を旧字体と書写体に直す(各5字)
草書(一字ずつ)と古典(主として古筆)を読む
漢字の添削(一字ずつ)
書道史(作者と作品合わせ)
漢字の字体
歴史的仮名遣い
90分 7,500円
準1級 速書き
漢字8字を書く(楷行草三体)
縦書き
横書き
自由作品(和歌、漢詩などより一つ選択)
掲示文(縦書き)
旧字体と書写体を常用漢字に直す(各5字)
草書5字と古筆を読む
書道用語・書道史(正誤式)
書道史(作者と作品合わせ)
漢字の字体
90分 6,000円
2級 速書き
漢字10字を書く(楷書・行書)
縦書き
横書き
はがきの本文
掲示文(横書き)
常用漢字の楷書と行書の筆順
旧字体と書写体を常用漢字に直す(各5字)
草書を熟語で読む
文字の歴史
漢字の部分の名称
漢字の字体
90分 4,000円
準2級 速書き
漢字10字を書く(楷書・行書)
縦書き
横書き
はがきの本文
掲示文
常用漢字の楷書と行書の筆順
草書を熟語で読む
文字の歴史
漢字の部分の名称
漢字の字体
90分 3,500円
3級 速書き
漢字10字を書く(楷書・行書)
縦書き
横書き
はがきのあて名
掲示文(横書き)
漢字の部分の名称
常用漢字の楷書の筆順
草書を文中で読む
漢字の字体
70分 3,000円
4級 速書き
漢字仮名交じりの言葉5~6字を書く
縦書き
横書き
掲示文(縦書き10字前後を2行で書く)
教育漢字(学習漢字)の楷書・ひらがな・かたかなの筆順
教育漢字の書き取り
60分 1,700円
5級 漢字仮名交じりの言葉5~6字を書く
縦書き
横書き
掲示文(縦書き10字前後を2行で書く)
小学校5年生までの教育漢字の楷書・平仮名・片仮名の筆順 50分 1,500円
6級 漢字のことばを書く
ひらがなのことばを書く
かたかなのことばを書く
漢字かな交じりのことばを書く
なし 30分 1,200円

 

硬筆書写技能検定の種類

日本書写技能検定協会の定める「硬筆書写技能審査基準」に従い、6級・5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級の8つの等級に分けられます。

 

1級・・・大学生・一般社会人程度

硬筆書写の高度な専門技術及び知識をもって書くことができる。

 

準1級・・・高校生・大学生・一般社会人程度

硬筆書写のより専門的な技術及び知識をもって書くことができる。

 

2級・・・高校生・大学生・一般社会人程度

硬筆書写の専門的技術及び知識をもって書くことができる。

 

準2級・・・高校生・大学生・一般社会人程度

硬筆書写のやや専門的な技術及び知識をもって書くことができる。

 

3級・・・中学生・高校生程度

硬筆書写一般の技術及び知識をもって書くことができる。

 

4級・・・中学生・高校生程度

硬筆書写の基礎的技術及び知識をもって書くことができる。

 

5級・・・小学校3年生以上程度

硬筆書写の初歩的な技術及び知識をもって書くことができる。

 

6級・・・小学校1年生から3年生くらいまでの低学年程度

硬筆書写のもっとも初歩的技術及び知識をもって書くことができる。

 

硬筆書写技能検定の参考書

令和4年度硬筆書写技能検定1・2級合格のポイント(1,2,3,4級のみ)

狩田 巻山
出版社:日本習字普及協会、出典:出版社HP

 

文部科学省後援硬筆書写技能検定3級公式過去問題集

一般財団法人日本書写技能検定協会
出版社:日本能率協会マネジメントセンター、出典:出版社HP

 

 

えんぴつで書く基本ペン習字えんぴつで書く基本ペン習字:文部科学省後援硬筆書写検定五級対応

 

文部科学省後援硬筆書写技能検定公式テキスト

一般財団法人日本書写技能検定協会
出版社:日本能率協会マネジメントセンター、出典:出版社HP

 

硬筆書写技能検定2級のドリル

 

しっかり身につく!硬筆書写技能検定3級のドリル書き込み式練習帳

 

硬筆書写技能検定のメリット

大学、短大、高校、各種・専修学校入試の際に、一定点数が加算されたり、合否判定で優遇されたりする、入試優遇校での加点があります。

高校ー平成6年7月、現文科省(当時、文部省)から出された通達に従い、合格すると硬筆2級で「書道Ⅰ」に1単位、毛筆2級で「書道Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」のいづれかに2単位が増加単位として認定される。同様に大学、短大、各種・専修学校においても増加単位として認定する学校が増加しています。

 

硬筆書写技能検定はどんな人におすすめ?

・資格取得によって高校などの入試で優遇措置を受けられる人

・資格取得によって高校などで書道の増加単位の認定を受けられる人

・ペン習字の教室を開いたり、筆耕として仕事をしていきたい人

・きれいな文字を書けるようになりたい人

 

硬筆書写技能検定のまとめ

今回は、硬筆書写技能検定のおすすめの参考書をご紹介しました。何気ない場面で、さらっと綺麗な文字を書くことができると、気品のある印象を与えられます。

それぞれに合った参考書を見つけ、合格を目指して美文字をマスターしましょう。