社員の働く環境を調えるような仕事がしたい!と思った時に取得候補となるのが、労働衛生コンサルタントと衛生管理者です。しかし、2つの資格の違いがわからず、どちらを取ろうか迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、労働衛生コンサルタントと衛生管理者の違いについて詳しく見ていきたいと思います。

労働衛生コンサルタントの仕事内容は?

まずご紹介するのが労働衛生コンサルタントです。

労働衛生コンサルタントの主な業務内容は、依頼を受けた企業の労働衛生環境を診断し、改善するための適切な指導を行うことになります。それに加えて、近年ではストレスや過労など、メンタル面に関するサポートも行います。働き方改革に注目が集まっていることもあり、需要が高まっている職種のひとつです。

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出典:出版社HP

衛生管理者の仕事内容は?

次に、衛生管理者についてご紹介します。

衛生管理者は、事業所ごとにその規模に合わせた人数の選任が義務付けられています。そのため、同一企業内でも複数人の資格保有者が必要となる場合が多いです。業務内容としては、労働環境における衛生管理や、社員の健康管理が主となります。合格率が40〜60%と比較的高いにも関わらず、資格手当ての対象や管理職への昇進条件となっている企業もあるため、非常にコスパの良い資格です。

労働衛生コンサルタントと衛生管理者の違いは?

労働衛生コンサルタントと衛生管理者では、働く環境の違いが主な相違点となると思います。

労働衛生コンサルタントでは、主に企業からの依頼を受けた際に出向き、診断や改善指導などの業務を行います。一方で、衛生管理者は事業所ごとに専任となる場合が多く、その場所における衛生管理や社員の健康管理を行います。選任する際も、資格を保有している社員の中から選ぶケースが多いです。

また、労働衛生コンサルタントは衛生管理の専門家であるため、事例にあった改善策を提案し、それに沿って衛生管理者を主導に現場の改善を行うというのがモデルケースです。

労働衛生コンサルタントと衛生管理者の違いについてのまとめ

今回は、労働衛生コンサルタントと衛生管理者の違いについてまとめてきました。

労働衛生コンサルタントと衛生管理者の業務内容は、労働衛生環境の管理、改善という点では共通となっています。より自分に合った方を選択して、資格試験を受験してみてはいかがでしょうか。

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