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React書籍の選び方

Reactは、Webフロントエンド開発において広く使われているJavaScriptライブラリです。Reactを学ぶにあたり、以下のようなポイントを考慮するとよいでしょう。

  • Reactの最新バージョンをカバーしているか。Reactは頻繁にアップデートされるので、最新バージョンをカバーしている本がよいでしょう。
  • 初学者向けであるか。Reactを学ぶにあたり、初学者向けの教材がよいでしょう。また自分に合ったレベルであるか。Reactを学ぶにあたり、自分に合ったレベルの教材がよいでしょう。あまり難しすぎる本や、あまり簡単すぎる本は、モチベーションを維持するのが難しくなるかもしれません。
  • 本書がReactだけでなく、Web開発に必要な周辺技術(HTML, CSS, JavaScriptなど)もカバーしているか。Reactを使ったWeb開発をするには、その他の周辺技術も知っておく必要があります。
  • 本書が実践的であるか。Reactを学ぶにあたり、実際にアプリケーションを開発することができるような実践的な内容がよいでしょう。
  • 本書が自分が使いたい言語であるか。ReactはJavaScriptで書かれていますが、他にもTypeScriptやReasonMLで書くことができます。自分が使いたい言語で書かれた本がよいでしょう。

以上のようなポイントを考慮して、自分に合った本を選んでみてください。


 

React開発 現場の教科書

石橋 啓太 丸山 弘詩
出版社:マイナビ出版、出典:出版社HP



その名の通りReactのリアルな開発現場から生まれた、実践ノウハウを凝縮した1冊です。8つのチャプターから構成されており、先頭から読み進めることで着実にReactの知識を身につけることができるでしょう。コードがたくさん紹介されているようなタイプの参考書ではなく、より理論的な側面にフォーカスした参考書になります。他の参考書でJavascriptを習得しReactの知識もそこそこに見つけた方におすすめの一冊です。

作って学ぶ Next.js/React Webサイト構築

エビスコム
出版社:マイナビ出版、出典:出版社HP



Reactベースのフレームワーク、Next.jsによるWeb構築の基本と実践を、段階的に学べる本。
HTMLとCSSをメインにJavaScriptを多少使用しているがReactには苦手意識がある人など、基礎知識がある中級レベル向けの解説書です。
実際にブログを作成しながら丁寧に解説してくれていますので、とても分かりやすい内容です。

基礎から学ぶ React/React Hooks

asakohattori
出版社:シーアンドアール研究所、出典:出版社HP

Reactに触れたことがない初心者の方でも、豊富なサンプルコードを実際に動かしながらReact/React Hooksの基礎を学ぶことができ、最終的には簡単なTODOアプリを完成させることができます。そのため、本書はReactのスキルを伸ばしていくための最初の一冊として最適でしょう。
また、Reactを利用する上で必須スキルとなるJavaScriptについても丁寧に解説されているので、JavaScriptに自信がない方にもオススメです。

いまどきのJSプログラマーのための Node.jsとReactアプリケーション開発テクニック



Node.jsとReactをこれから学びたいという方にとって、それらの基礎知識を学ぶことができます。ElectronやReact Nativeといった周辺技術も扱っているため、入門レベルの知識を幅広く得るのに最適な一冊です。ただし、JavaScriptについてはある程度知識を持っていることが前提となりますので、その点はご注意ください。

Reactビギナーズガイド ―コンポーネントベースのフロントエンド開発入門

Stoyan Stefanov 牧野 聡
出版社:オライリージャパン、出典:出版社HP



前半は入門編として、簡単なサンプルを使いながらReactの基礎基本を学習します。後半では実際のアプリケーション開発に必要なツールを解説します。本書はJavaScriptの知識がひととおりあることが前提になっていますが、Reactの概要がかなり詳しく解説されているのでReactの概要を知りたいと思われる方におすすめです。出版年が2017年とやや古く内容的に対応していない機能もあるので注意が必要です。しかし、英語版ですがレファンレンスブックを用いることで、大体の問題を解消できます。

Reactハンズオンラーニング  ―Webアプリケーション開発のベストプラクティス

Alex Banks Eve Porcello 宮崎 空
出版社:オライリージャパン、出典:出版社HP



実際にReactを活用しながら、コンポーネントを作り最新のReactについて学習する参考書です。より実践的なコードを扱いますので、他の参考書でJavaScriptについてひと通り学習した上で、本書に取り組むとよいでしょう。かなり詳しくReactについて書かれているので、Reactをもっと活用したい方にはおすすめです。また本書は、「Learning React: Modern Patterns for Developing React Apps」という世界的に有名なReactのテキストブックの日本語訳版なので、読み進めるうえでつまづいた際に多くの情報がインターネット上にあるため、わからない点があっても克服することも容易です。

モダンJavaScriptの基本から始めるReact実践の教科書

じゃけぇ(岡田 拓巳)
出版社:SBクリエイティブ、出典:出版社HP



モダンJavaScriptの基礎からTypeScriptの実践的な内容までしっかり学ぶことができます。多くの人が躓いてしまうところを丁寧に分かりやすく解説してくれています。Reactの習得やモダンJavaScriptを基礎からしっかり学びたい初心者の人や一度Reactの勉強を諦めてしまった中級者の人にもおすすめです。

TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発

手島 拓也 吉田 健人 高林 佳稀
出版社: 技術評論社、出典:出版社HP



React/Next.jsとTypeScriptを用いてWebアプリケーションを開発する入門書。ReactやTypescipt完全初心者の人には難しい内容かなと思いました。他の書籍を読んだり学習したりしてから読むと理解できそうです。フロントエンドの経験があって、アプリケーション開発の進め方が分からない中級レベルの人におすすめです。