塩野七生氏が30年以上にわたって行ったルネサンス研究の集大成とも言える作品で、ルネサンス時代に焦点を当てています。

本書は、ルネサンスがフィレンツェで始まり、ローマに広がり、大航海時代の精神的衝動としてヴェネツィアで終わる様子を俯瞰しています。著者は、ルネサンス時代を彩った重要な人物たち、例えばレオナルド・ダ・ヴィンチ、フリードリッヒ二世、聖フランチェスコ、チェーザレ・ボルジアなどについて、対話形式を用いて分かりやすく解説しています。これにより、読者はルネサンス時代の文化や歴史について深く理解を深めることができます​。
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また、「ルネサンスとは何であったのか」という問いに対する答えを探るもので、既存の常識や権威、特にキリスト教会に疑問を投げかけるルネサンスの精神を掘り下げます。この探求により、ルネサンスの本質や時代の変化についての理解が深まります。本書は、塩野七生のルネサンスに対する40年にわたる情熱が込められた作品であり、初学者にとってはルネサンスの理解を深めるための最適な入門書と言えるでしょう​。
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塩野 七生
出版社:新潮社、出典:出版社HP

塩野 七生
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出版社:新潮社、出典:出版社HP

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