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公認会計士の仕事

 

公認会計士に向いている人の特徴を考えるうえで、まずは公認会計士の仕事内容について説明していきます。公認会計士の仕事は主に「監査」「税務」「コンサルティング」の三つに分かれます。中でも特に中心となるのが、公認会計士の独占業務である「監査」です。

監査とは、簡単に言うと企業の作成した決算書が正しいかをチェックする業務です。

 

監査には大きく分けて「内部監査」「外部監査」「監査役監査」の3つがあります。

 

公認会計士の仕事として行うことが多いのが、大企業に義務付けられている外部監査になります。公認会計士が第三者の立場でこれを行い決算書の有効性を担保することによって、投資家や株主といった利害関係者との関係を健全に保つことにつながる非常に重要な業務となります。

 

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公認会計士の働き方

 

続いて、公認会計士としてどのような働き方があるのかについて説明していきたいと思います。

 

監査法人

公認会計士として、最も多くの方が勤務することとなるのが監査法人です。

公認会計士試験に合格後に公認会計士として登録するには、2年以上の実務経験が必要になるため、働きながら最終合格に向けて実務をこなしていくことになります。

 

監査法人での一般的なキャリアとしては、

スタッフ(2次試験合格者)→シニア(公認会計士)→マネージャー→社員

となり、それぞれの昇進に3年〜5年ほどかかることが多いです。

 

 

独立開業

監査法人などで一定期間の実務経験を積んだ後に、個人で会計事務所を設立するという方も多くいます。

公認会計士は税理士登録をすることができるため、独立して会計事務所を設立した方は、税理士として税務業務もこなすことになります。

監査法人では税務業務を行うことはほとんどないため、独立を考える際には事前に税務に関する知識をしっかりとつけておく必要があるでしょう。

また、監査法人では大企業を相手にすることが多いですが個人事務所では中小企業を相手にすることが多くなる点も違いとして挙げられます。

 

 

一般企業

公認会計士として一般企業で働く場合には、基本的に会計の知識を生かした財務・経理部門に所属することが多いと思われます。

特に大企業などの監査を受ける立場にある企業では、監査をしていた側として気をつけるべき点などのアドバイスが有効になります。

さらに、内部監査業務や決算業務などこれまでの経験や知識を存分に活かすことができるのではないでしょうか。

 

 

○CFO

近年、公認会計士の転職先として増えてきているのがベンチャー企業のCFOとしての働き方です。

日本では長い間CFOの役割を銀行が担っていたため、社内にCFOがいないケースが多かったのですが、近年のグローバル化の流れに沿って特にベンチャー企業でCFOというポジションが設けられるケースが多くなっています。

ベンチャー企業のCFOとなった場合には、基本的に「資本調達」や「IPO準備」が主な役割となります。

上記の二つには、財務や会計そして経営管理などの専門的な知識が必要とされます。

そのため、それらの知識が豊富な公認会計士が求められる傾向にあります。



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<向いている人の特徴>

 

最後に、これまでの公認会計士としての働き方をふまえて、公認会計士に向いている人の特徴を考えていきます。

 

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正義感が強い人

まず、挙げられる特徴は正義感の強い人です。

公認会計士として行う監査が適正に行われなかった場合は、監査対象の企業だけではなく社会全体に影響を与えてしまう可能性があります。

そのため、不正は絶対に許さない、見過ごさないという正義感を持って取り組める人が向いているといえるでしょう。

 

 

コミュニケーションが得意な人

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、公認会計士として活躍する上ではコミュニケーション能力の高さが重要となります。

まず、主な業務となる監査は、一人ではなく数名〜数十名のチームで行うことになります。そのため、円滑に業務を行うためにはお互いの状況を把握し合い助け合いながらの作業が求められます。さらに、監査対象となるクライアントとのコミュニケーションも非常に重要です。

クライアントとの信頼関係が十分に築けていない状況では、適切な情報提供が行われずに不正を見逃してしまうリスクが高くなります。それを防ぐためにも、日々の会話から信頼関係を構築していけるよう積極的にコミュニケーションをとっていくことが必要となります。

 



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○勉強好きの人

三つ目にあげるのは、勉強好きの人です。

これはまず、公認会計士の試験に合格するのに必要な勉強時間が4,000時間以上と言われていることからもわかります。何年にもわたって、多くの時間を勉強に費やすためにはすくなくとも、ある程度勉強が苦にならないことが必要になるといえます。

 

また、合格後に会計士として働く上でも勉強し続けることは欠かせません。そのため、自分から向上心を持って意欲的に勉強できる人が向いているといえるでしょう。

 

 

○経営に興味がある人

四つ目にあげるのは、経営に興味がある人です。

会計士の業務は、経営層と関わることが多いため単なる数字としての処理だけではなく長期的な視点での判断も必要となります。

また働き方の一つとして紹介した独立開業やベンチャー企業のCFOは、自分自身の経営者としての視点が求められます。

そのため、今のうちからなんとなくでも経営に興味があるという方は楽しみながら知識を身につけることができ向いていると言えるのではないでしょうか。

 



<まとめ>

ここまで、公認会計士としての働き方、そしてそこから導かれる、向いている人の特徴がどのようなものかについて解説してきました。

まとめると、公認会計士としての働き方は、

 

・監査法人

・独立開業

・一般企業

・ベンチャー企業のCFO

 

公認会計士に向いている人の特徴は、

・正義感の強い人

・コミュニケーションの得意な人

・勉強好きな人

・経営に興味がある人

 

となります。

公認会計士を目指そうか迷われている方は是非参考にしてみてください!

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