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フランス児童文学への招待

 

末松 氷海子 (著)
出版社 ‏ : ‎ 西村書店、出典;出版社HP

 

「長靴をはいたネコ」を初めとした多くのペロー童話を訳する著者による、フランス児童文学の歴史をまとめた本です。時代ごとに好まれた児童文学をあげていき、その変化から見えてくる文化について解説しています。グリム童話よりも前から多くの童話があったフランス文学。そのの奥深さが楽しめる1冊です。

 

フランス短篇傑作選

 

山田 稔 (編集, 翻訳)
出版社 ‏ : ‎ 岩波書店、出典;出版社HP

 

世紀末から現代まで、幅広い世代から選んだ短編小説集です。長編小説のイメージが強いフランス文学ですが、日本に届いていない多くの傑作短編小説があります。この本では、19篇の物語を収録しており、作家ごとにテイストも異なるので飽きることがありません。海外文学に触れてみるきっかけとしてぴったりの1冊です。

 

フランス文学と愛 (講談社現代新書)

 

野崎 歓 (著)
出版社 ‏ : ‎ 講談社、出典;出版社HP

 

愛(アムール)とは、フランス文化にとってどのようなものなのか?17世期以降のフランス文学に描かれている様々な「愛」について考察している本です。世界的に見ても「愛」に対して独特な文化があるフランスですが、それが文学の中でどのように描かれており、そしてなぜそこまで人々を魅了するものなのかを突き詰めています。

 

フランス文学の楽しみかた ウェルギリウスからル・クレジオまで (シリーズ・世界の文学をひらく2)

 

永井敦子 (編集), 畠山 達 (編集), 黒岩 卓 (編集)
出版社 ‏ : ‎ ミネルヴァ書房、出典;出版社HP

 

フランス文学に興味を持った人におすすめの入門書です。古代から現代まで55作品をピックアップし、作品の魅力とその背景について解説しています。それなりにフランス文学を読み込んだ人でも初めて出会う作品がある本書は、有名どころだけでなくフランス文学の楽しさを存分に味わえるように構成されています。

 

フランス文学は役に立つ! 『赤と黒』から『異邦人』まで

 

鹿島 茂 (著)
出版社 ‏ : ‎ NHK出版、出典;出版社HP

 

NHKテキストの「テレビでフランス語」に連載されていた内容をまとめたものです。24篇のフランス文学が紹介されており、古典から現代作品まで幅広くピックアップされています。あらすじだけでなく、作者プロフィールや現代からの視点など様々な面から作品を紹介してくれるので、自分の興味のある作品を見つけるきっかけになってくれるでしょう。

 

フランス文学を旅する60章

 

野崎 歓 (著, 編集)
出版社 ‏ : ‎ 明石書店、出典;出版社HP

 

フランス文学の舞台や作者ゆかりの地などを巡る旅をまとめたエッセー集です。実際の小説や作品は掲載されていませんが、実際に現地を回った著者による一歩踏み込んだ作品・作家解説が大変面白いものになっています。フランス文学は文化的にも馴染みがなくて手を出しづらい…と思っている人にもおすすめです。

 

フランス文学案内―代表的作家の主要作品・文学史年表・翻訳文献等の立体

 

 

フランス文学史をまとめた一冊です。フランス文学史において重要な作家はもちろん、それ以外でも珠玉の作品を残した作家や哲学者など、幅広い分野に視点を配りながらも丁寧に解説しています。自分の知っている作者さんが、文学史上ではどのような位置付けになっているのかなど、作品の評価以外の魅力も発見できる本です。

 

フランス文学小事典 増補版

 

岩根久 (編集), 柏木隆雄 (編集), 金崎春幸 (編集), 北村卓 (編集), 永瀬春男 (編集), 春木仁孝 (編集), 山上浩嗣 (編集), 和田章男 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 朝日出版社、出典;出版社HP

 

フランス文学についてのありとあらゆる情報が詰め込まれたコンパクトサイズの小辞典です。作家・作品・事項のどれからも索引が可能となっており、様々な情報を紐付けて学ぶことができます。無闇に知識を増やすのではなく、作品の奥深さを自然と理解できるようになる良書です。

 

十九世紀フランス文学を学ぶ人のために

 

小倉 孝誠 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 世界思想社、出典;出版社HP

 

19世期のフランス文学について俯瞰的に知ることができる1冊です。小説だけにとどまらず、演劇や旅行記など幅広い文学作品について、テーマごとに深掘りをしていきます。ちょうど革命が終わり、様々な文化が発展した時代。文学作品からフランスの全体像を窺い知ることができるでしょう。

 

新版 フランス文学史

 

饗庭 孝男 (編集), 加藤 民男 (編集), 朝比奈 誼 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 白水社、出典;出版社HP

 

フランス文学を学ぶ上で教科書としても使える本です。20世紀までの一通りのフランス文学史を学ぶことができます。発行年数が古いので、情報としては最新ではありませんが、昔から定番となっている知識・著名な作品・作者の歴史が掲載されています。学術的な視点からフランス文学を見たい人におすすめの本です。

 

増補 フランス文学案内 (岩波文庫)

 

渡辺 一夫 (著), 鈴木 力衛 (著)
出版社 ‏ : ‎ 岩波書店、出典;出版社HP

 

フランス文学について前知識ゼロという方におすすめの本です。解釈が難しいと思われがちなフランス文学を優しく丁寧に解説していて、その魅力を理解できるようにまとめられています。世紀ごとに区分されており、全体の流れを把握したり、興味持てそうな作品を探すのにもおすすめです。

 

中世フランス文学 (文庫クセジュ)

 

V.L. ソーニエ (著), 神沢 栄三 (翻訳), 高田 勇 (翻訳)
出版社 ‏ : ‎ 白水社、出典;出版社HP

 

ローマ時代のラテン語文学からルネサンス文学に入る前までのフランス文学について論じた本です。文学の内容と当時の社会情勢、文化の状況を踏まえた解説を行なっているので学術的な視点からフランス文学を知ることができます。1990年刊行となかなかに古めの本ですが、索引や参考文献が豊富なのが特徴です。

 

恋するフランス文学

 

小倉 孝誠 (著)
出版社 ‏ : ‎ 慶應義塾大学出版会、出典;出版社HP

 

フランス文学の中で語られる「恋愛」の複雑さをピックアップした本です。身分の差から宗教的・道徳的に許されない恋愛まで、なぜフランス文学には幸福な愛のエピソードが少ないのか?その理由について、フランス文学を研究する著者がテーマごとに様々な作品紹介とその考察を行なっていく1冊です。