色彩検定を受験してみようと考える人は、一般の人から色を仕事にした人まで幅広いでしょう。
受験するなら必ず合格したいと考えることは当然ですが、一回の試験でどのくらいの人が合格できているのでしょうか。

そこで、本記事では色彩検定の合格率について紹介します。

色彩検定の資格について

色彩検定では、「感覚」や「センス」で語られることの多い「色」を理論的・体系的に学び、理論的な色彩の実践活用能力を身につけることができます。一般の人からプロまで幅広い受験者層がいる文部科学省後援の資格です。

1級、2級、3級とUC(色のユニバーサルデザイン)級の4つのレベルに分けられています。UC級は2018年の冬期より新設されました。どの級でも実務経験は必要なく、テキストの内容の理解で合格できる試験です。

合格率は1級が50%以下、それ以外が60〜80%です。試験は公式テキストに準拠した内容で出題されるもので、センスやアイデアを評価する問題は出題されません。しっかりと勉強をしていれば合格できる試験です。

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出典:出版社HP

色彩検定の合格率

2020年度の合格率は以下の通りになります。

1級 2級 3級 UC級
志願者 1,426人 9,466人 22,498人 2,226人
合格率 45.0% 77.6% 76.3% 87.3%

1級の合格率は40%台が多く、50%を超えることは過去5年間で1度もありません。
しかし、1次試験と2次試験それぞれの合格率は50%を超えていることが予想されます。

2級の合格率は2020年度が77.6%、2019年度が67.4%でした。合格率から考えると、それほど苦戦するような試験ではないことがわかります。

3級の合格率は2020年度が76.3%、2019年度が74.4%でした。合格率は高く、難易度としてはやや易です。

UC級の合格率は2020年度が87.3%で、これは非常に高い合格率です。まだ始まったばかりの資格であまりデータはありませんが、2級や3級の合格者がUC級を取得することもあります。UC級の合格率が高くなっているのは、このことが原因のひとつにもなっています。

色彩検定の合格率に関するまとめ

本記事では、色彩検定の合格率について紹介しました。

色彩検定の合格率は毎年あまり変わりません。低い合格率ではないので、勉強をして試験に臨めば合格することができます。

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