「色の与える影響について勉強してみたい」

「色彩についての知識があることを証明したい」

このようなことを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが「カラーコーディネーター検定」という資格です。この検定では、色のもつ特性や色彩の効果を学ぶことができ、仕事に役立つ実践的な知識を身につけることができます。

 

本記事では、カラーコーディネーター検定の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。

 

東京商工会議所
出版社 ‏ : ‎ 東京商工会議所検定センター、出典;出版社HP

 

東京商工会議所
出版社 ‏ : ‎ 東京商工会議所検定センター、出典;出版社HP

カラーコーディネーター検定について




カラーコーディネーター検定は、東京商工会議所が主催している検定試験です。色彩が与える影響に関して、仕事に役立つ実践的な知識を学ぶことが可能です。

 

色の知識というと自分には関係ないと考える方も多いかもしれませんが、色彩について学ぶことでプレゼンテーションの資料が見やすくなったり、より効果的な商品陳列ができたりと日常業務の中でも活用できる場面は多くあります。

 

ビジネスからプライベートまで使える知識が身につくので、幅広い人におすすめできる資格です。

 

それでは、カラーコーディネーター検定の試験概要を以下にまとめていきます。

 

スタンダードクラス アドバンスクラス
試験方式 IBT方式/CBT形式
問題形式 多肢選択式
試験時間 90分
受験料(IBT方式) 5,500円 7,700円
受験料(CBT方式) 5,500円+2,200円(CBT利用料) 7,700円+2,200円(CBT利用料)
合格基準 100点満点中70点以上 100点満点中70点以上
レベル 日常から見た色彩に関する基礎的な知識について理解している スタンダードクラスの知識に加え、ビジネスにおける色彩の活用事例など幅広い知識を有している

カラーコーディネーター検定は、スタンダードクラスとアドバンスクラスの2つのレベルに分けられています。どちらも受験資格は設けられていないので、いきなりアドバンスクラスから挑戦することも可能です。

 

試験方式は、自宅などで自分のパソコンを使って受験するIBT方式と、テストセンターに行って備え付けのパソコンで受験するCBT方式の2種類があります。どちらかお好きな方を選べますが、CBT方式の方は受験料が2,200円高くなる点にご注意ください。

 

内容としては、スタンダードクラスは日常で見る色彩に関する知識が問われるのに対して、アドバンスクラスではビジネスシーンで活用できる知識に関しても出題されます。

 

続いて、近年のカラーコーディネーター検定の合格率を見てみましょう。

 

【合格率】



年度 スタンダード アドバンス
2021年度/第2シーズン 82.9% 61.6%
2021年度/第1シーズン 84.0% 65.6%
2020年度 72.3% 50.3%

合格率はスタンダードクラスで80%程度、アドバンスクラスで60%程度と比較的高くなっていることから、そこまで難易度の高くない資格試験であると言えるでしょう。

 

カラーコーディネーター検定の対策ポイント




カラーコーディネーター検定に合格するために必要な勉強時間の目安は、50〜100時間程度とされています。

 

学習期間としては、1〜2ヶ月程度が目安です。

 

それでは、カラーコーディネーター検定の試験の対策ポイントを見ていきましょう。

 

まずはテキストをざっと読みましょう。公式テキストの場合、スタンダードクラスで200ページ、アドバンスクラスで400ページあるため、この段階で暗記する必要はありません。

 

テキストに目を通し終わったら、単元ごとに問題演習を行いましょう。インプットとアウトプットを繰り返し行うことがポイントです。

 

カラーコーディネーター検定のおすすめ参考書 – 合格体験記からも

カラーコーディネーター検定試験Ⓡスタンダードクラス公式テキスト

東京商工会議所
出版社 ‏ : ‎ 東京商工会議所検定センター、出典;出版社HP

 

東京商工会議所により出版された「カラーコーディネーター検定試験®️スタンダードクラス」の試験対策用の公式テキストです。こちらは、色の表現方法や生活上の色彩に関する基本知識を中心に掲載されています。教科書のような参考書ですので、本に書き込んで覚えたい方は、別に販売されている「スピード合格!カラーコーディネーターのテキスト&問題集」と合わせて試験対策することをおすすめします。

 

カラーコーディネーター検定試験Ⓡアドバンスクラス公式テキスト



東京商工会議所
出版社 ‏ : ‎ 東京商工会議所検定センター、出典;出版社HP

東京商工会議所により出版された「カラーコーディネーター検定試験®️アドバンスクラス」の試験対策用の公式テキストです。こちらは、スタンダードクラスの知識を加え、カラーコーディネーターが扱うさまざまな製品分野の色彩方法、さらなる専門知識や色彩とデザインの歴史を中心に説明されています。知識だけでなく、実務で活用できることを目的とした級です。簡潔に説明されているので、中級者、上級者におすすめの一冊になりま

カラーコーディネータースピード合格! カラーコーディネーター【スタンダードクラス】テキスト&問題集




 

カラーコーディネーター試験スタンダードクラスの試験対策用のテキスト&問題集です。フルカラーでイラストや図版、写真を多く用い、本試験の内容に関して説明されているので、視覚的に理解することができます。また、各章末に演習問題&実力テストが掲載されているので、実力試しに使えます。さらに、別冊に重要図版&一問一答BOOKがついているので、すぐ確認したいときに便利です。このような仕様になっているため、初心者でも独学しやすい一冊です。

 

スピード合格! カラーコーディネーター【アドバンスクラス】テキスト&問題集



カラーコーディネーターアドバンスクラスの試験対策用のテキスト&問題集です。こちらは、スタンダードクラスの知識を加えて、ビジネスにも対応できるような色彩の活用方法と知識を身につけることを目的とした級です。スタンダートクラスのシリーズと同様、フルカラーでビジュアル的に写真やイラスト、図版を使って説明されていますので、独学にぴったりの一冊です。

 

カラーコーディネーター検定のおすすめ参考書のまとめ

ここでは、カラーコーディネーター検定対策におすすめな参考書をご紹介してきました。

 

色に関する知識を身につけることで、活用できる場面はビジネスシーンでも多くあります。

 

特にカラーコーディネーター検定では、ファッション分野から工業分野まで網羅しているため、幅広い知識を身につけることができます。

 

色彩について学びたい方はぜひカラーコーディネーター検定の受験を検討されてみてはいかがでしょうか。