谷所健一郎
出版社:マイナビ出版、出典:出版社HP

「検索技術者検定に合格したけど、資格として履歴書に書けるのだろうか?また、何級から履歴書に記載できるのだろうか?」

こうした疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

信頼性の高い情報を入手・活用する能力が問われる検索技術者検定。この資格の履歴書での有効性について知りたい人もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、そんな検索技術者検定と履歴書について紹介していきます。

原田 智子 (著, 編集), 小河 邦雄 (著), 清水 美都子 (著), 丹 一信 (著), 藤井 昭子 (著), 一般社団法人 情報科学技術協会 (監修)
樹村房、出典:出版社HP
原田 智子 (著, 編集), 吉井 隆明 (著), 森 美由紀 (著), 一般社団法人 情報科学技術協会 (監修)
樹村房、出典:出版社HP

 

検索技術者検定とは、一般社団法人「情報科学技術協会」が主催している民間の検定試験です。累計受験者数は3万人を超えるほどの、歴史ある試験であり、「検索検定」と略されることもあります。企業や大学等で、信頼性の高い情報を入手して、上手く活用できる「情報プロフェッショナル」の育成を目的として行われています。試験区分としては、3級~1級の3つがあります。受験資格については、1級のみ「検索技術者検定2級合格者」という規定があります。


資格取得は履歴書に書ける?

ここでは、検索技術者検定の資格を取得した場合、履歴書に書けるのかを説明します。

検索技術者検定に合格して、資格取得した場合、履歴書に記載することは可能です。特に、情報系や管理系の仕事に就きたい、または転職を希望している人などは履歴書に書いた方が良いでしょう。また、2014年に名称の変更がありましたが、変更前の資格名で記載しても特に問題ありません。

履歴書に記載する場合、何級以上が好ましいのかという点ですが、就職・転職活動で資格取得を活用する場合、最低でも2級以上が良いでしょう。3級も書けないことはないのですが、2級・1級と違って、情報調査のリテラシー能力を検定するものであり、どうしても入門的な位置づけになってしまうのです。一方、2級・1級の場合、情報分析やそれらの活用、マネジメント能力などが問われる、プロフェッショナルな試験という位置付けになるため、履歴書に記載すれば、効力を発揮するでしょう。そのため、就職・転職で資格取得を活かしたいと考えている人は、2級以上の取得を目指しましょう。



司書との関係について

ここでは、本資格と司書の関連性について紹介します。

司書とは、図書館において、資料の選定から貸出、読書案内に至るまでの全般的な業務を行う専門職の人を指します。司書と司書補の2種類の資格があり、司書補は司書の補助的役割を担います。どちらも国家資格として認められており、司書講習の受講や大学での授業履修などで資格を取得することができます。

司書や司書を目指している人の中には、検索技術者検定の資格を取得している人が多くいます。これは、検索技術者検定が情報検索の知識とスキルについて問う試験であるため、司書の仕事内容に深く関係しているからです。ですので、検索技術者検定を取得した人は司書の資格を、司書を目指している人は検索技術者検定の資格を取得することをおすすめします。このように、司書と検索技術者検定は深く関わりがあるのです。

 

検索技術者検定の履歴書のまとめ

今回の記事では、検索技術者検定と履歴書について紹介しました。

就職・転職で資格取得を履歴書に記入し、上手く活かしたい人や、司書を目指している人は、是非受講を検討してみてはいかがでしょうか。

 

原田 智子 (著, 編集), 小河 邦雄 (著), 清水 美都子 (著), 丹 一信 (著), 藤井 昭子 (著), 一般社団法人 情報科学技術協会 (監修)
樹村房、出典:出版社HP
原田 智子 (著, 編集), 吉井 隆明 (著), 森 美由紀 (著), 一般社団法人 情報科学技術協会 (監修)
樹村房、出典:出版社HP