30代になると管理職になる人も多くなります。管理職になったとき、知っていて当たり前の知識がなかったり、知識がないことで臨機応変な対応ができなかったりしては、仕事を十全にこなすことができません。

そこで、本記事でははじめて管理職になるという人におすすめの資格を紹介します。

 

中小企業診断士

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出典:出版社HP

企業の経営状態を総合的に診断し、改善・支援・教育まで、幅広いコンサルティング業務を行うのが中小企業診断士です。経営管理部門への異動、管理職ポジションへの昇進に役立つとも言われています。

成長戦略の策定からそれを実行するための経営計画、実行後のサポートができるような知識を持てば、俯瞰的な視点で業務を行えるようになります。これは、管理職になるときに身につけておくべき力のひとつです。

 

ビジネスマネジャー検定

株式会社アンド (著)
出版社 ‏ : ‎ 翔泳社、出典;出版社HP

 

ビジネスマネジャー検定では、マネジャーの役割や人や業務、リスクのマネジメント方法まで幅広い範囲を網羅した問題が出題されます。管理職の土台となるマネジメントの知識を身につけることができます。

現在の社会は変革が激しく、事業を手探りの中で進めています。このような時代で経営者と現場をつなぐ管理職は、管理職としての能力向上が求められています。マネジャーが身につけるべき論理的思考法や部下・上司とのコミュニケーションの取り方などを知識で知っておくことで、管理職として成長の幅が広がります。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定

見波 利幸 (著), 川嶋 文人 (著)
出版社 ‏ : ‎ 日本能率協会マネジメントセンター、出典:出版社HP

 

メンタルヘルス・マネジメント検定には3つのコースがあります。社内のメンタルヘルスケア計画が立案できるⅠ種、部下のメンタルヘルス対策ができるⅡ種、適切なセルフケアができるⅢ種です。管理職の人にはⅡ種がお勧めです。

仕事や職場環境に対してストレスを抱える人は増加傾向にあり、心の病を未然に防ぐためには、心の健康管理の知識を正しく理解し、ストレスに対処することが重要です。学んだ内容を職場で実践することで、職場での心の健康を保持し、業務に起因した労災の発生や民事訴訟などを防ぐことにもつながります。

 

ビジネスコンプライアンス検定

ビジネスコンプライアンス検定は、コンプライアンスに関する法令や倫理などについて、その理念と目的の理解度、価値判断基準、対応能力を認定する資格です。

健全な企業や組織の活動のために必要なコンプライアンス経営と、ビジネスパーソンとしてのコンプライアンス行動の能力は管理職としてなくてはなりません。取得しておけば、業務上の正しい意思決定に役立ちます。

 

日商簿記2級

簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。多くの企業で簿記検定は重視されているので、職能手当がつく場合もあります。

管理職では経営管理を行うことが多くなります。日商簿記は経営管理能力を身につけるためにも非常に有効な資格です。

 

TOEIC L&R

TOEIC L&Rは日常生活やグローバルビジネスで活きる、英語で聞く・読む能力を測定するテストです。企業のブローバル化が進み、グローバル人材の育成が活発になっている現在、国内での受験者は増加しつつあります。

管理職でなくてもTOEICの受験はすべきですが、管理職では英語力がさらに重要になってきます。管理職になる条件として、TOEICのスコアが設定されていることもあるほどです。海外進出が盛んな企業ほどその傾向は顕著で、そのような企業の管理職は、継続的な英語の勉強とその証明であるTOEICの受験が重要です。

 

はじめての管理職におすすめの資格のまとめ

本記事では、管理職になったばかり、これからなるという人におすすめの資格を紹介しました。

今回紹介した資格はどのような業界・職種の管理職でも役立てることができる資格です。自分の知識が不安な分野があれば、勉強をして取得してみてください。