ネットワークエンジニアを目指す方には、IPAの高度資格であるネットワークスペシャリスト試験、LPICやLinucなどがおすすめの資格として挙げられます。

しかし、ネットワーク初学者の方や上記の資格よりも難易度の易しめの資格を勉強したいという方もいるかと思います。そんな方には、CompTIA A+と同レベルの「CompTIA Network+」がおすすめです。

 

ここでは、CompTIA Network+に合格するためのおすすめ勉強法についてご紹介していきます。

CompTIA Network+とは

CompTIA Network+とは、ネットワークエンジニア向けの資格であり、CompTIA認定資格のうちの1つです。こちらの試験は、約9か月間ITネットワーク関連業務を経験した際に持つべきスキルを証明するための設計となっています。

 

単にネットワークの知識が問われるだけでなく、実務上必要である技術的な知識や問題解決能力などの考え方についても評価されます。

 

CompTIA Network+の試験概要

CompTIA Network+の出題項目は、ネットワークの概念、インフラストラクチャ、ネットワークオペレーション、ネットワークセキュリティ、ネットワークのトラブルシューティングとツール、大きく5つの章に分けられています。

 

試験時間は90分、問題数は90問で単一/複数選択式となっています。パフォーマンスベーステストとなっており、合格基準は100~900スコアのうち720スコア以上に設定されています。

 

受験料は、一般価格:42,408円、メンバー価格:36,047円、CAPP Academic Partner価格:14,934円となっています。その他のCompTIA資格の受験料は下記を参考にしてください。

 

参考:https://www.comptia.jp/cert_about/examprice/

 

またCompTIA Network+は、CompTIA A+と同様更新が必要で、有効期限は3年間です。

 

難易度はどれくらいか

CompTIA Network+の難易度は、比較的「普通」レベルです。基本情報技術者試験よりも易しく、CompTIA A+と同じくらいの難易度のため、挑戦しやすい試験となっています。

 

勉強期間の目安としては、3週間~1か月ほどであると言われています。

 

また、CompTIA資格の合格率は公開されているものはないため、CompTIA Network+の合格率は分かりません。

 

おすすめの勉強法

それでは、CompTIA Network+のおすすめの勉強法についてご紹介していきます。

 

①テキストを1周以上する

まずはネットワークについて体系的に学ぶために、テキストを使って知識をインプットしていきましょう。

 

TACが出版している以下のテキストがおすすめです。

 

・Network+ テキスト N10‐007対応版 (実務で役立つIT資格 CompTIAシリーズ)

 

知識ゼロの初学者の方でも理解できるように丁寧な解説がされているのと、CompTIA Network+の試験範囲が網羅されている点がポイントです。

 

第1章から第4章に関しては、ネットワークの概念を理解して、用語の意味をしっかりとおさえて説明できるくらいレベルにしておきましょう。

 

第5章に関しては、多くの問題に関するトラブルシューティングの知識が問われるので、1~4章までの知識をしっかりと身に付けた上でどのように対処すればいいのかを把握できるようにしましょう。

 

②問題演習をする

①で身に付けた知識の定着度を図るために、問題演習をしましょう。問題演習として使える問題集は、以下のものがおすすめです。先ほどのテキストと同様、TACが出版しています。

 

・Network+ テキスト N10‐007対応版 (実務で役立つIT資格 CompTIAシリーズ)

 

ただ、こちらに関してはネットワークの概念や知識が身についているかを問われる問題が多く扱われているため、本番の対策にはなりません。

 

本番の試験対策としては、「模擬試験」を解くことをおすすめします。

 

後ほど紹介する通信講座「TAC」では、Web模擬試験のみ入会金なしで購入することができます。\6,800ほどなので、参考書を使ってインプットした後に、アウトプットにのみこちらを利用するというのもおすすめです。

 

③テキストの復習と問題演習を繰り返す

問題演習をしていく中で洗い出した自分の弱点を中心に、復習をしていきましょう。覚えきれていない用語や苦手な単元を重点的に復習し、それが終わったら問題演習というサイクルを繰り返していきましょう。

 

用語をパッと見たときにすぐに説明できるレベルが理想です。また、概念の部分でも英語の略語が多いので、そちらに関しては正式名称を覚えることで理解がスムーズにいきます。

おすすめの通信講座

先ほどは参考書&問題集ベースの勉強方法をお伝えしましたが、「通信講座」を利用するのも1つの手です。CompTIA Network+を受験する上でおすすめの通信講座はこちらの3つです。

 

TAC

 

Learning Site

 

・Udemy

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まとめ

本記事では、CompTIA Network+に独学で合格するためにおすすめの勉強法について詳しく解説しました。

 

もちろん参考書などを使って自分のペースで勉強を進めていくのもよいですが、丁寧な解説がほしい、確実に合格したいという方には通信講座もおすすめです。

 

ネットワークエンジニアを目指す方にとっては、初めの資格として最適です。ネットワークエンジニアを目指す方だけでなく、少しでも興味のある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。