観光英語検定とは

観光英検とは、グローバルな人材としての英語力を身につけることが目的として作られた検定となります。観光の分野を通して、外国人とのコミュニケーション能力を計る試験です。一般的な英語能力を問う試験とは少しスタンスが異なります。例えば、外国人旅行者に日本を案内する立場、あるいは日本人旅行者を率いる旅行業者など、英語を介した接客というコミュニケーション能力を求められる試験となっています。

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出典:出版社HP

 

階級

三つの級に分類されます。以下が、それぞれの級に応じた求められる能力です。

 

・3級

約3,000語の語彙力、基本的な文法・構文(高校、中学程度)の理解度をみます。

(1)海外旅行の際、仲間と一緒に英語を使って行動することが出来る。

(2)国内で外国人に道案内などを英語で出来る。

 

・2級

約5,000語の語彙力、適切な文法・構文(高校修了程度)の理解度を見る。

(1)海外で個人旅行をする際、自分で旅程を組み、ホテルなどの予約、単独での観光や買物を英語で出来る。

(2)国内で外国人に観光地や名所等を英語で紹介が出来る。

 

・1級

約8,000語の語彙力、正確な文法・構文(専門学校修了以上の学習内容の取得、または、最低2~3年以上の業務経験)の理解度をみる。

(1)海外で日本人客を接遇し、英語での添乗業務が出来る。

(2)国内で外国人に観光地や名所等を英語で通訳ガイドが出来る。

(3)国内のホテルなどで外国人に英語で充分な接遇が出来る。

(4)海外における風俗習慣や国際儀礼等の異文化を英語で理解、かつ紹介出来る。

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勉強法

 

今回は、受験者が多い2級の勉強法について具体的に説明していきます。2級取得を目指す場合は、英語の基礎力は付いているはずですので、観光英語特有の英語や国内外の観光・地理に関しての知識を付けていきましょう。

2級を受験する人の特徴として多いのは、複雑な英文は理解できないという人が多いようです。2級からは国内外の観光・地理に関しての知識が必要となる問題が出されるようになります。英語力のみならず、観光や地理の知識も身に付けるように心がけましょう。

 

学習を進めていく上で重要な3つのポイントがあります。

(1)観光英語特有の英単語の語彙を増やす

(2)中学レベルの文法をマスターする

(3)観光英検2級に対応した公式問題集(解説付)を繰り返し解いてみる

 

まずは観光英語特有の英単語の語彙を増やすこと。『観光のための中級英単語と用例 (観光英検2級~1級対応)』などの参考書をもとに、観光英語に特化した英単語の習得をしましょう。

 

次に中学レベルの文法をマスターしましょう。2級合格レベルでは、中学英文法をマスターすることが必要です。なぜなら、2級は3級と比べると問題文も英文になり、文章量も多くなるからです。そのため、中学英文法をマスターしていないと問題を解くのに時間がかかってしまい、解ききれない可能性が出てきます。

 

最後に、観光英検2級に対応した公式問題集(解説付)を繰り返し解いてみましょう。観光英語検定の試験形式に慣れるために公式問題集を繰り返し解きましょう。本番を想定した練習を繰り返すことが一番大切になってきます。

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まとめ

今回は、具体的な観光英語検定の勉強法について説明しました。級によって学習する内容は多少変わりますが、過去問や予想問題集を繰り返し取り組むという点では変わりありません。本番を想定して繰り返しとくことが力をつけるための大切なステップになります。