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予防や治療のサポートを行う国家資格
理学療法士とは、運動療法や物理療法など専門的な治療方法により、患者さんの身体の障害に対する予防や治療のサポートを行う国家資格です。主に寝返りや起き上がり、立ち上がり、歩行など日常生活において必要な「基本動作」の改善を図ります。理学療法士として働くためには国家試験に合格する必要がありますがその合格率は8割程度と比較的高いものと待っています。
では理学療法士として働く人は男女どちらの方が多いのでしょうか。男女による違いなども踏まえてご紹介していきたいと思います。
理学療法士の男女による違いはあるのか
働いている人は男女どちらが多いか
理学療法士は、きちんと知識を習得していれば、性別問わずに活躍できる仕事です。昔は男性の理学療法士がほとんどという時もありました。しかし、社会的に女性が広く活躍する時代へと変わり、女性の理学療法士も増えています。現在は働いている人数で男女の偏りはそこまでないと言えます。
しかし女性の場合、結婚や出産などがあるため30代の就業率は減少傾向となっています。しかし40代後半から50代前半にかけて、就業率は増加傾向となっています。これは子育てなどがひと段落したことが理由だと考えられます。
どちらの方が有利か
仕事の内容自体に男女差はありません。しかしリハビリを含む介護の仕事がメインのため、肉体労働となり体力面に関しては男性の方が有利と言えるかもしれません。特にスポーツ分野では度重なる出張や長時間の労働が多いため、体力的なことも考慮して男性の理学療法士の方が向いていると言えます。
一方で訪問リハビリテーションでは、女性の理学療法士の方が有利かもしれません。在宅では、より生活に密着することになるため患者さんだけでなくその家族にも関わることになります。実際に患者さんの家に伺いリハビリを行うことから、女性理学療法士を希望される患者さんも多いようです。
給料の差はあるのか
理学療法士の年収は男性の場合20代前半だと約362万円、20代後半だと約395万円です。女性の場合は20代前半だと約324万円、20代後半だと約386万円です。男女の給与の差は20代後半になるにつれて小さくなっています。つまり経験を積んでキャリアアップを図ることで、男女での給与の差はほとんどなくなると言えるでしょう。そのため女性でも将来性のある職業となっています。
理学療法士の男女差のまとめ
理学療法士は体力面などで多少男女どちらの方が有利とかはありますがそこまで大きな差はありません。給料の面でもほとんど差はなく現象として男女比は半々くらいです。男性の方も女性の方も理学療法士を目指してみてはいかがでしょうか?