「コンタクトセンター検定はどのくらいの難易度なのだろう?」
このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
顧客対応力の高さを証明するための、センターのオペレーターに向けた民間の検定試験であるコンタクトセンター検定。
この資格の難易度がどのくらいのものか知りたい人もいるのではないでしょうか。
本記事では、コンタクトセンター検定の難易度について詳しく解説していきます。
コンタクトセンター検定とは、日本コンタクトセンター教育検定協会によって2010年より実施されている民間の検定試験です。コンタクトセンター業務に関連する17社の協力により発足した国内初のコールセンター資格認定制度となっています。試験を通して、コンタクトセンター業界の価値向上及び、人材育成に貢献することを目的としています。オペレーション資格と、プロフェッショナル資格の2つに資格区分されており、さらにそれぞれ3つと2つの種類に区分されています。受験資格は、特に設けられていません。
資格の種類の違いについて
コンタクトセンター検定の試験の違いについての概要は以下の表の通りです。
オペレーション資格 | プロフェッショナル資格 | |
試験方式 | CBT形式 | 筆記形式 |
問題数 | 50問(EN※)/80問(OP,SV※) | 80問(CAP,OMP※) |
合格基準 | スコア 500 以上 | 選択式問題でスコア500以上、
且つ記述式で正答率78%以上 |
試験時間 | 50分(EN)/90分(OP,SV) | 午前120分、午後120分(CAP,OMP) |
受験資格 | 特になし | |
受験料 | 3,500 円(EN)/7,000円(OP)/8,000円(SV) | 15,000 円(CAP,OMP) |
※EN=エントリー、OP=オペレーター、SV=スーパーバイザー、CAP=コンタクトセンターアーキテクチャ、OMP=オペレーションマネジメント
資格の種類別の合格率
近年の合格率を級別に以下の表にまとめたので、ご覧ください。
オペレーション資格 | プロフェッショナル資格 | |
2020年 | 80.3% | 36.0% |
2019年 | 77.0% | 45.0% |
2018年 | 77.0% | 54.0% |
こちらの表から、オペレーション資格に関しては合格率が全体的に高く、プロフェッショナル資格に関しては比較的低いということがわかりました。オペレーション資格の直近3年間の合格率をさらに細かく見ていくと、エントリー(EN)は約80%、オペレーション(OP)は約74%、スーパーバイザー(SV)は約80%だということがわかります。このことから、どの区分の試験も高い合格率だと言えます。一方、プロフェッショナル資格は、どの年も合格率が低く、直近3年間を平均すると、50%にも満たないということがわかりました。
資格の種類別の難易度
上記で示した合格率から、難易度がどのくらいか想像できますでしょうか。実際の難易度は、資格の種類によって違ってきます。まず、オペレーション資格は合格率からもわかるように、難易度は低めです。特に、エントリー(EN)、オペレーション(OP)は難易度が低いです。スーパーバイザー(SV)は、少しレベルが上がりますが、それでも難しくはないでしょう。次に、プロフェッショナル資格ですが、合格率の低さから難易度は比較的高いと予想できます。また、オペレーション資格と比較し、記述問題もあるため、必然的に難易度が高くなってしまうのです。
コンタクトセンター検定の難易度のまとめ
ここでは、コンタクトセンター検定の難易度についてご紹介していきました。
合格率は資格の種類によって変わり、それに伴い、難易度も変動する試験だということがわかりましたでしょうか。この機会に興味を持った人は、是非取得に向けて学習してみてはいかがでしょうか。