「ビジネス心理検定とコーチング心理検定って似ているけど、どんな違いがあるのだろうか?どちらを目指すべきなのだろうか?」
こうした疑問を持っている人もいると思います。
ビジネス心理に関する知識や能力の程度を測るビジネス心理検定とコーチング心理に関する理解力や実力を測るコーチング心理検定。どちらも心理に関する分野の試験ですが、その違いはあるのでしょうか。
今回は、そんなビジネス心理検定とコーチング心理検定の違いについて詳しく紹介していきます。
ビジネス心理検定は、日本ビジネス心理学会によって、毎年2回実施されている民間の検定試験です。マネジメントやマーケティングの心理スキルを実務で活かせるようになることを目指すという内容です。初級・中級・上級・上級特別という4つの資格区分がされており、中でも上級特別は、初級・中級を受けずに飛び級して上級試験が受験できるものです。この上級特別は実務経験を有する専門家が対象の試験となっています。また、受験資格は各級にそれぞれ規定されているので、誰でも受験できるものではありません。
2つの資格の違いとは?
上記でも述べたように、2つの資格には違いがいくつかあります。それらをここで紹介していきます。
まず、違いとして挙げられるものが、試験で問われる内容です。経営・人材育成などのマネジメントや、営業・販売などのマーケティングの心理ノウハウを学ぶビジネス心理検定に対し、コーチング心理検定は基本的な心の科学の考え方や基礎概念を学び、コーチング心理を実務に活かせるようにすることを目指します。このように、同じ心理の分野であっても、その学ぶ内容の具体的な中身が違います。
また、コーチング心理検定の方は、名前にもある通り、最終的には学んだ心理のノウハウを”教える”ことを目的としているので、そういった部分でも少し資格としての違いが見受けられます。
ほかにも、初級の問題数が異なるなどの細かい違いもあります。
どちらを目指すべき?
どちらを目指すべきか、どちらの資格を取得した方が良いかは一概に言えません。資格を取得することでどのようなことをしたいのか、何に生かしたいのか、その目的によってどちらの資格を目指すべきかは変わってきます。
上記でも述べましたが、経営や営業など、仕事をする上で欠かせない力を身に着けて、ビジネスに生かしたい人はビジネス心理検定を、基本的な心理の概念を学び、それを指導する側に回りたい人はコーチング心理検定を、それぞれ受験すると良いでしょう。
ビジネス心理検定とコーチング心理検定 違いのまとめ
今回は、ビジネス心理検定とコーチング心理検定の違いについて紹介しました。
心理に関する2つの資格ですが、その違いについて理解できましたでしょうか。どちらも民間資格であり、難易度も低く、比較的取り組みやすいものなので、心理に関する知識や実力を身に着けたい人は、是非この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。