「文書情報管理士検定の合格を目指しているけど、どれだけ勉強すれば良いかわからなくて不安だ…」
こうした疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
文書管理の知識や能力の程度を測る文書情報管理士検定。この資格に合格するために必要な勉強時間がどのくらいのものか知りたい人も多いのではないでしょうか。
本記事では、文書情報管理士検定に合格するために必要な勉強時間について詳しく解説していきます。
文書情報管理士検定とは、2001年から毎年2回ずつ実施されている検定試験です。文書情報における保存方法や重要性など、総合的な文書情報の管理能力を問う内容になっています。資格区分としては、2級、1級、上級の3種類が存在します。受験資格は、2級は特にありませんが、1級には2級合格者、上級には1級合格者という規定があります
級別の勉強時間
合格に必要な勉強時間は、60~120時間程度と言われています。もちろん、級が上がれば上がるほど必要な勉強時間は増えていきます。ただ、一番上位の級の上級でも120時間程度の勉強時間で十分合格できる可能性があるため、比較的難易度が低く、挑戦しやすい資格だと言えるでしょう。
前提知識の有無
上記で紹介した勉強時間は、初学者の場合の目安です。既に前提知識がある⽅でしたら、上記で示した時間よりも少ない勉強時間で済む可能性があります。ただ、1級や上級はそれぞれ2級、1級を合格した人が受ける試験なので、すでに全員が前提知識を持っている状態になります。ですので、1級や上級に合格するために必要な時間は、上記で示した勉強時間と大きく変わらないでしょう。
必要な学習期間
では、どれくらいの期間勉強を続ければ良いのでしょうか。
1日2時間程度の勉強を毎日行うと仮定すると、大体1か月~2か月ほどで合格することができる計算になります。仕事をしている社会人などで、1日1時間程度しか勉強できない場合は、およそ2か月~4か月の期間が必要になります。いずれにしても、毎日最低1時間でも勉強できれば、半年もかからないで合格できる資格だということがわかります。ですので、あらかじめ計画を立ててしっかり毎日勉強を続ければ、合格は確実に近づいてくるでしょう。
学習スケジュール
上記で紹介した、約1か月~2か月の期間を基にして、実際のスケジュールについて考えていきましょう。
2級と1級の出題範囲は共通しているで、同じスケジュールで考えていきます。まず、電子化文書関連の基礎知識・実技能力の分野を1~2週間で進めていきます。次に、文書情報マネジメントに関わる基礎知識の分野を1~2週間で進めていきます。最後に、文書情報マネジメントに関する標準規格の基礎知識などの分野を1週間程度で進めます。そして、1級の場合はより高度な知識が求められるため、一通り学習し終わった後に1~2週間かけて専門知識を磨いていくことをおすすめします。
上級では、1級の能力に加えて、「課題分析力とシステム構築力」、「専門的知識および提案力」、「コスト意識及び能力」の分野から出題されるので、2か月で完成させることを目指し、それぞれ2~3週間程度かけて進めていきましょう。
文書情報管理士検定の受験対策
勉強方法で迷っている人は、受験対策セミナーへの参加をお勧めします。セミナーは、協会が主催しており、毎年8月と12月に東京と大阪で開催されます。検定試験委員が講師となり、試験合格に必要な知識を効率よく理解できる内容になっています。
文書情報管理士検定の勉強時間のまとめ
ここでは、文書情報管理士検定の勉強時間についてご紹介していきました。
学習計画を立てて、しっかりと勉強時間を確保することが合格への近道です。興味がある人は、是非この機会に取得に向けて勉強してみてはいかがでしょうか。