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プログラミングを学んでいると、自分で作ったプログラムなどの成果物などによってスキルが評価されることが多いです。実際にポートフォリオを作成することも即戦力のアピールになりますが、プログラミングの資格取得もおすすめできます。
今回はJavaを扱うスキルを証明する資格である「Javaプログラミング能力認定試験」を取り上げてました。
本記事では、Javaプログラミング能力認定試験を独学する上でのポイントやおすすめのテキスト8選をご紹介していきます。
Javaプログラミング能力認定試験について
Javaプログラミング能力認定試験とは、サーティファイが運営する日本の民間資格で、Javaにおける知識力および技術力が問われます。
こちらの資格は1~3級に分けられており、それぞれ認定基準が異なります。
以下に試験概要をまとめました。
1級 | 2級 | 3級 | |
試験時間 | 150分 | 90分 | 60分 |
合格基準 | 60%以上 | ||
出題形式 | 実技試験
(パソコン使用) |
筆記試験
(多肢選択解凍形式・マークシート形式) |
|
受験料 | 7,800円 | 6,400円 | 5,200円 |
認定基準 | オブジェクト指向に基づく分析・設計(UML)により業務システムの流れを把握し、変更仕様に従ってプログラムの保守ができる能力を有する。なおUMLの表記はユースケース図、シーケンス図、クラス図などの基本的な知識を有する。 | Java™に関する一般的な知識を有し、小規模なプログラム(アプリケーション、アプレット)が適切に書ける。オブジェクト指向についての一般的な概念を理解している。 | Java™に関する基本的な知識を有し、簡単なプログラムが書ける。
オブジェクト指向についての基本的な概念を理解している。 |
上記のように、各級によって試験時間・出題形式・受験料は異なりますが、合格基準は共通で得点率60%以上となっています。
3級はIT初学者向け、2級はJavaの初心者向け、1級はJavaの中級者以上向けの難易度となっています。
合格率は年度によって異なり、大体50%~60%ほどとなっています。合格率から、そこまで難しい試験ではないということが分かります。
対策ポイント
Javaプログラミング能力認定試験の合格に必要な勉強時間は、3級が約70時間、2級が約90時間、1級が約100時間と言われています。また、全くの初学者の場合はもっと必要になる可能性があります。学習期間としては、1~3か月ほどは確保しておくとよいでしょう。
対策のポイントについて、各級ごとに簡単に説明していきます。
3級では、Javaの基本を理解することが重要です。基本的なオブジェクト指向を理解して、Javaの簡単なプログラムを作れるレベルになっておきましょう。
2級では、3級レベルをマスターしているという前提で進みます。一般的なJavaの概念を理解した上で、小規模なプログラムを作成できる能力を身につけておくとよいでしょう。
1級は、2・3級と異なり実技試験となっています。知識だけでなく、プログラミング力のスキルアップをしていく必要があります。実際に手を動かしながら実務に近いテーマを題材にしたり、IT業界で働いている場合には実際の業務を通して勉強していくのがよいでしょう。
Javaプログラミング能力認定試験のおすすめ参考書8選
それでは、Javaプログラミング能力認定試験のおすすめ参考書を8冊ご紹介していきます。
1.やさしいJava
こちらの書籍は、初心者におすすめのJava入門書となっています。Javaプログラミングの基本概念が、1つ1つ丁寧に解説されています。わかりやすく読みやすい解説だけでなく、サンプルプログラムがついているため、実際に手を動かしながら理解を進めることができます。
2.わかりやすいJava入門編
こちらの書籍は、Javaの完全独習テキストです。Javaプログラマを目指す方やはじめてJavaを学ぶという方におすすめできる1冊です。「解説」「まとめ」「練習問題」というステップで進められているため、独習や自習に最適な構成となっています。初心者が躓きやすいオブジェクト指向についても詳細な解説がされています。
3.わかりやすいJavaオブジェクト指向編
こちらの書籍は、Javaのオブジェクト指向を学ぶ人のための独習書です。2で紹介した「わかりやすいJava入門編」の姉妹書であり、2を読み終えた人を対象としています。オブジェクト指向の理解に苦しむ学生の傾向を分析した上で解説しているため、読者にとっては非常に分かりやすいです。オブジェクト指向を深く理解することができます。
4.スッキリわかるJava入門
こちらの書籍は、豊富なイラスト図解が非常にわかりやすいJava入門書です。はじめの一歩から丁寧に解説されているため、Javaなどプログラムを一度も書いたことないという初心者の方でもJavaの概念を難なく理解することができます。「なぜそうなるのか?」という角度からアドバイスがされているため、疑問点を解消しながら学習を進められます。
5.独習Java
こちらの書籍は、Javaプログラミングをする上で必要な知識や概念を体系的かつ網羅的に学ぶことのできるJavaの教科書です。「解説」「練習問題」「理解度チェック」の3ステップで効率よく学習を進めることができます。しっかりと基礎固めをしたいという方におすすめの1冊です。
ここからは、サーティファイが出版している公式の問題集となっています。
6.Java™プログラミング能力認定試験 3級過去問題集
【3級】
こちらの書籍は、過去問題が6回分収録されている過去問題集です。Javaプログラミング能力認定試験の3級の出題範囲がカバーされています。
7.Java™プログラミング能力認定試験 2級過去問題集
【2級】
こちらの書籍は、過去問題が6回分収録されている過去問題集です。Javaプログラミング能力認定試験の2級の出題範囲がカバーされています。
8.Java™プログラミング能力認定試験 1級過去問題集
【1級】
こちらの書籍は、過去問題が6回分収録されている過去問題集です。Javaプログラミング能力認定試験の1級の出題範囲がカバーされています。
試験対策の参考書としては、「1・2・3・4・5」の中からどれか1冊を選ぶとよいでしょう。問題集に関しては、「6・7・8」のうちの受験する級の1冊分を購入するとよいでしょう。
Javaプログラミング能力認定試験のおすすめ参考書のまとめ
本記事では、Javaプログラミング能力認定試験のおすすめ書籍8選について解説してきました。
言語としてJavaを使っている企業はたくさんあります。そのため、未経験からIT業界に転職する際に、こちらのJavaの資格取得が転職活動において有利に働くことになるでしょう。
Javaに興味があるという方、プログラミングのスキルを客観的に証明したいとお考えの方はぜひ受験を検討されてみてはいかがでしょうか。