「子どもが好き」という人は一度でも将来の夢に保育士をあげたことがあるのではないでしょうか。逆に子どもが好きでせっかく保育士になったのに私は保育士に向いていないと凹んだ経験のある人もいるでしょう。

子どもがなりたい職業ランキングでも常に上位の保育士ですが、一体どのような人が保育士に向いているのでしょうか。

保育士とは

保育士とは、保育が必要な子どもに保護者の代わりに保育を行い、心身の健やかな成長や社会性を養うようにするのが主な仕事です。また保護者から相談や、地域交流のお手伝いもします。

働く場所も保育所以外には、認定子ども園・学童保育や企業内保育所、幼児教室など多岐にわたります。

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出典:出版社HP

保育士に向いている人とは?

子どもが好き

一番大切な資質です。子ども好きでないのなら務まらない仕事です。子どものキラキラした瞳や、可愛い笑顔、ちょっとした発言や発見に大勢の保育士の人は癒やされ、働く原動力になります。
保育のプロとして、ただ厳しく躾けるのではなく、個々の子どもに寄り添いながら、その子どもが健やかに成長できるように時には叱ったり、褒めたり励ましたりできる出来る人が特に向いていると言えるでしょう。

体力がある

子どもは元気の塊です。大勢の子どもと一緒に鬼ごっこをするのは日常ですし、年齢が低い子どもには抱っこが必要です。時にはクラスから脱走しようとするなど、予期せぬ行動をとる子どもに対応できる瞬発力も必要になります。
行事などの時は重い椅子やテント、小道具など沢山の力仕事もあります。

また、保育所などの施設では、冬になるとインフルエンザ、ノロウイルス、溶連菌など多数の菌が発生しやすくなるので栄養や睡眠をしっかりとって自己管理することも重要になってきます。

コミュニケーション能力が高い

保育士は、子どもやその保護者と関係を築いていくにあたり、コミュニケーション力は重要になっていきます。散歩に行く機会も多いので、地域の方にも明るく挨拶が出来る人が向いています。

また、保育所は複数担任なので、クラス内の先生との密なホウレンソウ(報告、連絡、相談)も大事になってきます。
園長や主任などにもそつなくコニュニケーション出来るほうが仕事もやりやすくなります。

強いメンタル、ポジティブ思考

時に保育士は、クラスの子どもが言うことを聞いてくれないことや、保護者に理不尽なことを言われたりすること、また同僚や先輩ともうまく意思疎通ができない、などうまくいかないことも色々でてきます。

ここで、気持ちの切り替えがうまくできることが必要になってきます。
くよくよ考え込まず「どうやればうまくいくのか」という思考に変換し、うまく気分転換が出来るなど、ポジティブ思考に考えることが大事になってきます。
また、どうしても消化できない気持ちや解決できない問題は一人で考え子ます、周囲に相談することも必要です。

感情表現が豊か

子どもに接する時は、舞台女優のような大きなリアクションが大事になってきます。
子どもは毎日色々なことを発見するのが楽しくて仕方ありません。発見した時の表現方法も大きいので、相手も同じくらい大きなリアクションだと共感してくれたんだと嬉しく思い、満足します。

子ども目線で物事を感じ、リアクションできることはとても大事になってきます。

計画性がある

保育所などでは一年のカリキュラムを決め、それに沿って行動できるようにします。
その活動内容は、子ども達が将来できるようになることを見越し、今必要な基礎の働きをたくさん考えるのも大切です。

また、クラスに棚やおもちゃ置き場をどのような配置にすれば子ども達が走り怪我がないか、ハサミの位置は危なくないかなど、先を見通す力がある人は保育士に向いているでしょう。

事務処理得意

保育士は子どもとの触れ合いが多い職業ですが、それ以外にも月案などの指導計画、引き継ぎ資料、保護者への連絡ノートや、クラスだよりなど書くこともものすごく多い職業です。

近年、事務員が入ったり、書類の簡易化を試みているところも多いですが、体制が変わりにくい保育所やクラス担任が書かないとだめなものも多々あります。
要領よく書くことができる人は保育士に向いているでしょう。

では、逆に保育士に向いていない人とは?
・子どもが苦手
・体力がない
・人付き合いが苦手
・潔癖症
・人前に出るのが苦手
・自分中心の人
・女性ばかりの職場が苦手
・文章を書くにが苦手
など主に向いている人の反対の人があげられます。

保育士に向いている人のまとめ

保育士に向いている人の項目に当てはまらないからといってがっかりしなくでも大丈夫です。

子どもが好きなら諦めることはありません。

向いていない項目に当てはまることは基本的に後から補うことができることです。
最初から全てできる人はいません。
「保育士になりたいけど、〇〇が無理」という事も自分でちょっと改善してみようという意識一つで状況は変わります。
どんなこともステップアップのチャンスと前向きにとらえることが一番です。

また、今いる保育所などで雰囲気が自分と合わないと思うなら思い切って、他の保育所に転職しましょう。
現在は個性的な保育を入れて差別化をしようという保育所も増えています。規模の大きさ・音楽や英語・絵画に力を入れているところ、男性保育士が多いところなど雰囲気もスタイルも様々です。自分にはどのタイプの保育所が合っているのか分析してみるのもいいでしょう。

自分の得意となるものを強みにしつつ、苦手なものを少し改善する心がけが大事です。
素敵な保育士になってくださいね。

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