「プレゼンテーション検定ってどんなことが問われるのだろう?どんな形式で問題が出されるのだろう?」
こうした疑問を持っている人もいると思います。
プレゼンテーションを行うための知識や能力の程度を測る試験であるプレゼンテーション検定。知名度が高い資格ではありませんが、その試験は一体どのようなものなのか気になる人もいると思います。
今回の記事では、プレゼンテーション検定の試験内容について詳しく紹介していきます。
各級の試験内容は?
プレゼンテーション検定には6つの資格区分があり、それぞれの級で問われる内容が違います。それらを級ごとに分けながら、ここで紹介していきます。
まず、準3級ではプレゼンを行うための基本的な知識を有しているかどうかが問われます。準3級は、プレ検の中でも一番レベルの低い級なので、問われることはあくまで基本的なものだと認識しておくと良いでしょう。次に、3級では一般的な内容のプレゼンテーションを行うための準備の仕方やシナリオの構成力、伝達のスキルなどがあるかが問われます。
次に、準2級では説得力のあるプレゼンを行うために必要な知識を備えているかが問われます。次に、2級ではプレゼンの目標を見据えながら構成を考えることができるか、そしてより説得力のある伝え方で発表できるかが問われます。
次に、準1級ではプレゼンについての幅広い知識があるか、そしてその知識を活用した応用力のある伝達スキルを持ち合わせているかが問われます。準1級レベルになってくると、より深い知識とそれを活かした応用力が必要になってくるため、難易度も必然的に上がります。最後に、1級ではプレゼンのプロフェッショナルとして目標に向けて緻密な戦略を立てることができるか、そしてその場や相手の状況に合わせて巧みに表現力を駆使しながら発表・伝達ができるかが問われます。プレ検の最上級である1級では、このようにプレゼン力はもちろん、周りの状況に合わせ臨機応変に対応する状況把握力、柔軟性なども必要になってきます。
また、出題範囲では、準3級~準2級までは公式テキスト全般の内容が問われるのに対し、2級~1級では公式テキスト全般の内容に加え、一般常識、時事問題が問われます。ですので、2級からは学習しなければならない量もそれなりに多くなっていきます。
各級の出題形式は?
ここでは、各級の出題形式をそれぞれ紹介していきます。
まず、準3級~準2級までは4肢択一方式で出題されます。問題数は全部で50問です。次に、2級ですが論文と実技の2種類があります。論文では、事前に出題されたテーマに沿って書いていき、ファイルで提出します。実技では、出題されたテーマに沿いながら5分以内で動画を撮影し、録画したそのデータを提出します。次に、準1級ですが問題文に対して、適切な語句もしくは文章を記入する記述式です。全部で50問あります。
最後に1級ですが、論文、実技、面接の3つがあります。論文では、試験当日に提示されたテーマに沿って書き進め、ファイルで提出します。実技は、オンラインで実施され、試験当日に提示されたテーマに沿ってプレゼンテーションを行います。所要時間は10分です。なお、プレゼンを行うまでに準備時間が少しあります。面接は、実技試験終了後に続けてオンラインで行われ、試験官からの質問に応えていきます。こちらも所要時間は10分です。
プレゼンテーション検定の試験内容のまとめ
今回は、プレゼンテーション検定の試験内容について紹介しました。
級が上がるにつれて、出題される内容や出題形式が高度化していくのがわかったと思います。そこまで知名度が高い資格ではありませんが、興味がある人は、是非この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。