発破技士は土木工事や建設現場、採石場などで活躍する職種です。仕事内容は具体的にはどのような業務を行なっているのでしょうか。

そこで今回は、発破技士の仕事内容について詳しく見ていきたいと思います。

発破技士の仕事内容は?

発破技士は、土木工事や建設現場、採石場などにおける穿孔、装填、結線、点火、後処理といった一連の作業が業務内容となります。火薬の爆発力を使って大きな石などを砕き、採石や工事のための土壌の整備を行います。これらの業務は発破技士の独占業務となるため、資格保有者でないと業務に携わることができません。

そのため、業界内では一定の需要がある資格となります。発破技士の免状を取得するには、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が主催する同名の資格試験に合格する必要があります。試験の受験資格はありませんが、免状には交付要件があることに注意してください。学歴にもよりますが、3〜6ヶ月の実務経験が必要となります。交付要件を満たせない場合は、発破実技講習を受講することで免許の交付を受けることができます。

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出典:出版社HP

発破技士の年収は?

発破技士の年収はどのくらいなのでしょうか。

発破技士の平均年収は、2019年度の調査によると617万円となっています。日本の平均年収が430万円程度なので、発破技士は比較的年収の高い職種であると言えます。これは、発破技士の業務が独占業務であり、一定の需要があることが一つの要因になっていると考えられます。また、資格を保有していることで資格手当が給付されることもあります。大規模な土木工事や建設現場で働くことが多い職種ですので、重機類の運転免許を取得しておくと、さらなる昇給が期待できるでしょう。

発破技士の仕事内容のまとめ

今回は、発破技士の仕事内容についてまとめてきました。

発破業務は、発破技士資格をもっている人のみが行える独占業務です。そのため、年収も比較的高くなる傾向にあります。ぜひこの機会に資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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