英語をどの程度話せる・理解できるのかを測る資格はたくさんあります。ふと思い立って英語に関する資格を取ろうと思った時、なんとなくで挑戦する試験を選ぼうとしていませんか?

このブログでは、TOEICから英検、ビジネス英語資格まで、様々な選択肢を明確に解説し、あなたの目的やキャリアプランに合った資格を見つけるお手伝いをします!

 

 

1.【英語にまつわる資格】とは

 

「英語の資格」とひとことで言っても、さまざまなジャンルがあります。

知名度が高い資格に挑戦しがちですが、きちんとその目的を理解していますか?

まずは、【英語にまつわる資格】とはどのような切り口で選ばれているのかをご紹介します。

 

 

∟英語の力は主に4技能で測られる

英語の力は主に「聞く」「読む」「話す」「書く」の4つの力に分かれます。

例えば、海外の人と気軽に会話を楽しめるようになりたいだけなら「聞く」「話す」の力だけでも十分になりますよね。

逆に、翻訳の仕事を目指したいなら「読む」「書く」の力を先につけた方が良いです。

このように、自分が英語を”どのように使っていきたいか”を4つの技能に分けて考えると良いでしょう。

 

∟資格を取る目的

今回資格の取得を目指す理由はなんでしょうか?

 

「就職で有利になるために…」→就職できればいいのか?その後の仕事の中で英語を使う機会は欲しいのか?海外転勤は考えているか?

 

「自分の力を試したくて…」→力試しにどれだけ時間を割くことができるか?可能性を広げておきたい分野は本当にないか?

 

目の前の目的だけでなく、もう1〜2段階深掘りをしてみましょう。

 

∟合否判定か、スコア判定(能力測定)か

英語の資格試験には、合否判定があるものとスコア判定のみが出るものに分かれます。

 

合否判定…合格しないと効果を発揮しない。不合格の際のリスクが高い

スコア判定(能力測定)…受験すれば何かしらの形として残る。自分の現在の実力を客観視できる

 

求められている英語力を示すには、どちらの形が適しているのか?を判断することも大切です。

 

 

2. 英語にまつわる資格5選

 

それでは実際に講習だけでとれる資格を見ていきましょう!

 

∟TOEIC

社会人として客観的に英語力の証明となるものを取得したいなら一番におすすめするものです。知名度や人気も高いので、対策が立てやすく評価基準としても非常にわかりやすいです。

 

TOEIC対策サイト

 

目的

TOEICは英語の「話す」「聞く」「書く」「読む」の4技能のどれをテストするか、難易度などによって、TOEICの中でもいくつかの試験形式が存在します。

 

一般的に「TOEIC」と言われるとTOEIC Testsの中でも「聞く」「読む」能力のみをテストする、「TOEIC Listening & Reading Test」のことを示し、TOEICのスコア提示を求められればこのテストのスコアを提出することとなります。

 

受験がおすすめの人

・転職や昇進など、ビジネス面で有利に働く物が欲しい人

・主に日常会話〜ビジネスでよく使う英語の力を鍛えたい人

 

資格を持っていると有利になること

・就活の際の採用基準として指針になる

・600点以上なら履歴書などで強みとしてアピールできる

・英語を日常的に使うなら700点以上など、どのくらいの点数でどれだけの英語力が身についているか判断しやすくなる

 

 

∟TOEFL

目的

主に母国語が英語ではない国の人を対象にした試験です。海外の大学への出願を目的としており、アメリカをはじめ北米で特に強みになるものとなっています。

大学出願がメインの目的のため、内容は全てアカデミックなものばかりです。

 

TOEFL対策サイト

 

受験がおすすめの人

・海外、特に北米への大学、大学院へ進学を考えている方

・英語4技能、とりわけアカデミック分野の英語力を証明したい方

 

資格を持っていると有利になること

・海外への大学進学(受験資格)

・進学後の授業内容の理解

 

 

∟英検

目的

主に日本国内における英語力を測る基準とされています。

大学生以上になるとTOEICがメインになりますが、小学生〜高校生くらいまでの教育機関で内申点の加点や試験免除などを目的に取ることが多いです。

 

 

受験がおすすめの人

・受験で活用したい方(主に高校や大学の推薦やAO入試)

・日本国内における英語力を証明したい方

・年齢が低いうちから英語力を測りたい方

 

 

資格を持っていると有利になること

・推薦やAO入試で内申点加点につながる

・面接の時の自己アピールに使える

・英語力を測る試験の経験を積める

 

∟日商ビジネス英語

目的

これまではビジネスで必要となる英文書作成の技術がメインでしたが、2023年にスピーキングとリスニングも導入され「即答力」が重視されるようになりました。

また、民間試験で自宅のパソコンで受験することができるなど、受験のハードルもかなり低く設定されています。

 

日商ビジネス英語検定対策サイト

 

 

受験がおすすめの人

・海外との取引が頻繁にある社会人

・貿易関係の仕事を目指している人

・海外との仕事に自信をつけたい人

 

資格を持っていると有利になること

・英語のビジネス文書に対する抵抗がなくなる

・国内企業における海外向けの仕事

 

 

 

∟IELTS

目的

世界的に最も受験者数の多い英語試験です。四技能を「アカデミック」「ジェネラル」の2つの試験から測ることができます。

特に移住に特化した「ジェネラル」は移民ビザを発行する際の英語力証明として活用されています。

 

IELTS対策サイト

 

受験がおすすめの人

・ヨーロッパ、オセアニアへの移住を考えている方

・より現地でのコミュニケーションを重視したい方

 

資格を持っていると有利になること

・海外への移住やそのためのビザ発行

 

 

英検?TOEIC?結局何がいいの?英語にまつわる資格8選を徹底解説のまとめ

 

今回紹介した英語の資格は、あなたのキャリアや成長に大きく貢献するものです。TOEIC、TOEFL、IELTSから専門的なビジネス英語資格に至るまで、それぞれに独自の強みがあります。大切なのは、自分の目的や将来のビジョンに合った資格を選ぶこと。この選択が、グローバルな舞台で活躍するための大きな一歩となるでしょう。

この記事の情報をもとにして、ぜひ資格に挑戦してみてくださいね!