はじめに

昨今の日本食ブームや食育が見直される今、料理に関係する資格もたくさんあります。

そんな中でも「家庭料理技能検定」とはどのような資格なのでしょうか。調べてみました。

 

家庭料理技能検定とは?

家庭料理技能検定とは、略して料検と呼ばれ、学校法人香川栄養学園が主催する検定です。

 

健康で健全な食生活に関する知識と技術を身につける向上すること、食育の推進を目的としています。

 

・文部科学省

・農林水産省

・厚生労働省

・全国連合小学校長会

・全国連合中学校長会

・全国学校栄養士協議会

・日本PTA全国協議会

が省庁や団体が後援しています。

 

 

子供や食育を学びたい人、健康な生活を考えるシニアまで、年齢、性別、経験を問わず受験することができるので親子・兄弟で受験するなど増えています。

 

家庭料理技能検定は全部で6等級あります。

4.5級は家で受験ができます。3級から実技と筆記になります。

5級 小学生高等学校レベル(食事の役割の理解、健康で安全な食生活の基礎)

 

4級 中学生レベル(食事の基礎を理解し、食材、調理方法、衛生や安全、食文化等についての学び)

 

3級 高校生レベル(4、5級の知識の応用、食品の分け方、日本の食文化や食事マナーについて)

2級 栄養系大学・短大 専門学校1年生レベル(基本的な調理の特徴方法、食品の調理特性・ウイルスなどの専門基礎的知識が必要)

準1級 栄養系大学・短大・専門学校2年生レベル(豊な食生活で求められる専門的な知識をもって、食事計画できる力をもち、目的に応じた献立美しい調理ができる。)

1級 大学・短大・専門学校・栄養系大学卒業レベル(より高度な知識・技術をもって指定された課題に応じた献立・調理が創作でき、日本文化の継承・伝達ができる)

 

気になる合格率ですが、

2019年の合格率は

5級 97.3%

4級 98.8%

3級 一次試験77.0% 二次試験96.6%

2級 一次試験91.1% 二次試験92.0%

準1級 一次試験84.3% 二次試験38.8%

1級 一次試験100% 二次試験15.4%

 

年度によって多少の差はありますが、4、5級はほとんどの確率で受かることができます。

準1級や1級については、実技の合格率がかなり下がっているのがわかります。

試験の出題傾向にそってかなりの練習をする必要があるでしょう。

 

家庭料理技能検定の履歴書の書き方は?

はい。もちろんかけます。

民間資格ですが、文部科学省、農林水産省、厚生労働省などが後援していることで国からの期待度や信頼性があることがわかります。

調理や食品に関係している業界の場合、スキルをアピールポイントになるので是非記入しましょう。

 

記入例:2022年11月30日 家庭料理技能検定 2級 (主催: 香川栄養学園家庭料理技術検定委員会) 合格

 

似たような名前の資格がある場合、主催している団体を書く方がいいでしょう。

 

 

 

家庭料理技能検定のメリット、持つと有利な業界・職種はある?

まず、第一に、食事や料理の基礎的な知識が身に付きます。

調理だけではなく見た目や味付けの調理レベルが得られます。

料理に関係した資格の中でも、実技試験があるのは家庭料理技能検定だけなので資格に挑戦するだけでも調理技術がアップするのは間違いありません。

またここで得た知識を子供達に教え、食育に対して興味を持ってもらうきっかけにもなります。

また、基礎的な知識を得ることで無理なダイエットではなく健康的なダイエットや健康食を自分やその周りの人にもおすすめすることができます。

就職や進学の時にアピールできます。

料理初心者の人も子供にもわかるレベルからあるので安心して学べます。

主婦の人がレベルアップをしたい時にもおすすめできます。

 

家庭料理技能検定に似ている資格・他にお勧めの関連資格はある?

家庭料理技能検定の試験に合格してまだ余力が余っている方には、こんな資格はいかがでしょうか。

 

・食生活アドバイザー

・フードコーディネーター

・調理技術審査試験

・料理検定

・食育インストラクター

・フードアナリスト

・調理師

・調理師養成施設助手

 

まとめ

 

料理に関係している資格はたくさんありますが、家庭料理技能検定は実際に、実技の試験もあるので、試験のためだけではなく実生活でもとても有意義な試験と言えるでしょう。

受験しようか迷っているなら是非挑戦してみてはいかがでしょうか。検討を祈ります。