この記事では、建築業界で活躍する建築施工管理技士の仕事ができるよう、その資格の取得方法、勉強方法、おすすめの参考書30冊をご紹介したいと思います。

2級と1級におすすめの参考書についてまとめてありますので、どうぞご覧ください。

目次

❶そもそも建築施工管理技士とは??

❷参考書選びのポイント

❸おすすめの参考書30選

❹最後に

 

建設現場で働いている方はもちろん、建築学科の学生、建築分野に進みたい中高生の方にも目を通してくれたら幸いです。

 

そもそも建築施工管理技士とは??

建築施工管理技士とは、建設工事にあたって主任あるいは監理技術者として施工計画を作成し、工事現場を管理する仕事のことです。

その仕事ができるようになるには、国家資格である建築施工管理技士を取得する必要があります。

その資格には2級と1級があり、

2級を取得すると住宅など小規模工事、1級を取得すると高層ビルや公共施設、大型ショッピングモールなどの大規模工事を扱えるようになります。

また受験資格もあり、

2級は、建築学・土木工学・都市工学・衛生工学などの学科の大学卒業者は1年以上、

それ以外の学科の大学卒業者は1年6ヶ月以上、

建築学・土木工学・都市工学・衛生工学などの学科の短大・高専卒業者は2年以上、

それ以外の短大・高専卒業者は3年以上、

建築学・土木工学・都市工学・衛生工学などの学科の高校卒業者は3年以上、

それ以外の学科の高校卒業者は4年6ヶ月以上、

その他の場合は8年以上、

あるいは他の躯体、仕上げの技能士の資格を持っている者

などと定められています。

ただし2級の学科試験だけなら、17歳上であれば誰でも受験可能で、有効期間内に所定の受験資格を満たすと学科試験免除で実地試験を受験することができます。

1級は、建築学・土木工学・都市工学・衛生工学などの学科の大学卒業者は3年以上、

それ以外の学科の大学卒業者は4年6ヶ月以上、

建築学・土木工学・都市工学・衛生工学などの学科の短大・高専卒業者は5年以上、

それ以外の短大・高専卒業者は7年6ヶ月以上、

建築学・土木工学・都市工学・衛生工学などの学科の高校卒業者は10年以上、

それ以外の学科の高校卒業者は11年6ヶ月以上、

その他の場合は15年以上、

2級建築施工管理技術検定合格後5年以上

などと定められています。

 

以上のことから建築施工管理技士になるには、それなりの施工管理の実務経験が必要になることがわかります。

次に1級建築施工管理技士と2級建築施工管理技士を取得するための参考書をご紹介します。

 




参考書選びのポイント

⒈参考書や過去問集の種類の把握

建築施工管理技士(1級と2級)の参考書は豊富で、

・年度順に過去問を編集している参考書

・出題分野別に過去問を編集している参考書

・過去問から傾向と対策を絞った参考書

・知識をインプットするため、補うための参考書

と様々な勉強スタイルに合わせたものが多いです。

 

そして建築施工管理技士(1級と2級)には、

1次試験(学科試験)と2次試験(実地試験)があり、独学で合格するにはそれぞれの参考書を買って勉強する必要があります。

また2級建築施工管理技士の場合、1次試験と2次試験が同日に行われるため、1次試験と2次試験とが一緒になった参考書もあります。

 

元々建築学や施工管理、各種工事や法規など基本知識があるよという方には、分野別の過去問集から取り組んで、年度別の過去問を取り組むこと(+α補足用の参考書で確認する)をお勧めしますが、

基本知識を持っていない方は、分野別の参考書でインプットしてから、分野別の過去問でアウトプットして、最終的に年度別過去問集を取り組む方が無難だと思います。(ただ本人に合う勉強法が一番良いです。あくまでも一例です。自分に合う勉強法を見つけるためには、色々な方法を試すことが大事です。)

⒉文章のわかりやすさと丁寧さ

参考書を使って独学で合格を目指すときに、参考書の文章が理解できないと、資格試験の合格は難しいでしょう。

あなたにとってわかりやすい文章で書かれている参考書を選ぶことが非常に重要です。

特に、文章の特徴や長さ、言葉遣いなどには、人によって相性があります。

さらに、色使いやイラストの量など、どの程度わかりやすく丁寧に記されているのかは参考書のレベルや筆者によってまちまちです。

あなたが理解しやすい文章で構成されている参考書を選びましょう。

3.最新情報が掲載されているか

参考書選びにおいて、落とし穴となるのは法律などが改正されていたため、参考書の情報が過去の情報となる場合があります。

建築施工管理技士(2級・1級)の参考書も、その都度改訂版が出版されているので、必ず、最新版が出ていないかを出版社のホームページなどで確認するようにしてください。

そして、最新版を使って学習するようにしてください。

安いからと言って、中古のテキストを購入することは避けてください。

 

 




 

おすすめの参考書30選

 

次に、おすすめの参考書30選をご紹介します。

建築施工管理技士は2級と1級、そして各級に1次試験、2次試験がありますので、参考書も多くある感じです。

今回はわかりやすく出版社ごとにご紹介します。

 

 

 

2級学科試験(1次検定)偏

最初に2級学科試験(1次検定)の参考書をご紹介します。

 

 

⒈日建学院(出題分類別問題集)

 

まず、日建学院という出版社の参考書からご紹介します。

こちらは出題分野別に過去問がまとめられており、なんと過去7年分)の過去問が掲載されています(ただし、各年度前期試験が収録されていないです。)。

そして1問1答式で、すぐに解説が見られ、確認しやすくなっています。

さらに黒と赤の2色刷りで、イラストや表や図が多く、見やすさも抜群です。

以上のことから、移動中や隙間時間の勉強、試験直前の確認として使うと良いでしょう。

 

 

⒉GET研究所(出題分類別問題集)

次にGET研究所という出版社の参考書をご紹介します。

こちらは出題分野別に過去問がまとめられており、過去6年分の過去問が掲載され、前期試験と後期試験と合わせて9回分の過去問が載っています。

そして上記に問題があり、図解と合わせたわかりやすい解説が記載されています。それプラス、合格するのに要点がまとめられています。インプットとして使うのも良いですが、最後に◯×形式の模擬演習がありますので、アウトプットとしてもお勧めします。

ただし、白黒でまとめているのでカラーがいい人にはお勧めしませんが、その代わり解説量が多いので、初心者に良いでしょう。

以上のことから、インプットとして使うと良いでしょう。

この参考書プラス他の最新の参考書と合わせて勉強すると良いでしょう。

 

⒊総合資格(出題年度毎過去問集)

 

次に総合資格という出版社の参考書です。

こちらは後の2級学科試験&実地試験偏で紹介しますが、同じ出版社が作った学科試験と実地試験の過去問が掲載している参考書があり、その学科試験の知識の補足として使う参考書です。分野別に解説しています。

ただし過去問は出題年度毎にまとまっているので、インプットした後に取り組むと良いでしょう。

カラーでまとめており、図やイラストが多めなので、初心者でもわかりやすくなっております。

他の参考書よりも値段が良心的なので、コスパ重視の方におすすめです。

 

2級実地試験(2次検定)偏

この項目では、2級実地試験(2次検定)の参考書をご紹介します。

 

⒋GET研究所(出題分野別過去問集)

 

GET研究所の参考書です。

こちらは出題分野別に過去問がまとめられており、過去10年分の過去問が掲載されているので、多くの参考書の中でも過去問数が豊富な方です。

出題分野ごとに、始めに出題の分析や重要な項目などが解説されていますので、インプット学習に最適です。そして解説も丁寧です。

また施工経験記術の対策についても記載され、文章例もあります。

そして出題傾向や重要ポイントが載っており、かつ参考書に合わせたYouTube動画や、参考書を購入した方に施工経験記述を有料で添削してもらえる特典みたいなものがついてくるので、手厚いです。

独学で勉強する方におすすめです。

 

 

⒌彰国社(過去問&解答例)

 

彰国社という出版社の参考書をご紹介します。

こちらは出題分野別に過去問がまとめられており、重要なポイントも掲載されています。それプラス、過去5年分の過去問が掲載され、模試形式の問題もあります。

過去問の施工経験記述例の解答が多く載っているので、施工経験記述問題が心配な方におすすめです。

 

⒍彰国社(出題順&記述添削&要点解説)

 

こちらも彰国社の参考書です。

こちらは出題傾向順にまとめられており、過去5年分の過去問が掲載されています。

施工経験記述の添削本として使えます。

ただ、最新が平成29年までしか載っていないため、この参考書プラス他の最新の参考書と合わせて勉強すると良いでしょう。

 



2級学科試験&実地試験偏

この項目では、2級学科試験(1次検定)と実地試験(2次検定)の参考書をご紹介します。

⒎総合資格(出題年度毎過去問集)

 

総合資格の参考書です。

⒊総合資格(出題年度毎過去問集)と合わせて使うと良いでしょう。

こちらは出題年度別に過去問がまとめられており、

1次検定は過去5年(9回分)の過去問、

2次試験は過去5年分(の過去問が掲載されています。

問題と解説と、それぞれ本が分かれていますので、アウトプット勉強するときに良いでしょう。

ただし解説が詳しくないため、施工経験記述対策には向かないでしょう。

直前の模試対策として使うことをお勧めします。

 

 

⒏地域開発研究所(1次:出題年度順過去問、2次:出題分野別過去問)

地域開発研究所の参考書です。

こちらは、1次検定は出題年順に過去問がまとめられており、過去5年9回分の過去問が掲載されています。

2次検定は過去問が出題分野別に、過去5年分掲載されています。

1次検定は1問1答式となり、問題の後に解説がつきます。

2次検定も分野別の問題後に解説がついています。

どちらも過去の出題傾向がわかりやすいのですが、ある程度身についてないと理解しにくいので、他の参考書で身につけてから取り組むと良いでしょう。

 

 

⒐地域開発研究所(2級と1級網羅している)

 

こちらも地域開発研究所の参考書です。

先程と異なるのは、2級と1級試験内容が記載されている点です。

そのため範囲が広いので、一からこの参考書に取り組むよりかは、理解できなかった内容を調べる目的で使った方が良いでしょう。

白黒印刷でまとめており、イラストや図が少なめなので、見やすさを求めるなら、他の参考書をお勧めします。

 

 

⒑市ヶ谷出版社(出題分類別問題集)

2級建築施工管理技士 第一次検定・第二次検定 出題分類別問題集

市ヶ谷出版社の参考書です。

こちらは出題分野別に536問記載されています。

まず、重要だと思われる過去問が抽出され、その次に過去5年分の過去問を出題分野別に5〜6問抽出され、最後に基本問題で身につける流れの構成です。

解説が完結気味なので、同じ会社の要点テキストと一緒に使うと理解が深まります。勉強する順番としては、要点テキスト→出題分野別問題集を取り組むことをお勧めします。

 

 

11.市ヶ谷出版社(要点テキスト)

2級建築施工管理技士 第一次検定・第二次検定 要点テキスト

市ヶ谷出版社の参考書です。

先程紹介した、要点テキストです。1次検定は2色刷りで見やすく、出題分野別に過去に出題された問題が記載されています。

2次検定は試験で重要なポイントが簡潔に解決されていますが、手厚い対策をしたいなら他の参考書が良いでしょう。

最後の項目に1次検定の前期と後期、2次検定の試験問題が載っているので、試験の流れが掴めるようになっています。

 

 

 

 




 

1級学科試験(1次検定)偏

この項目では、1級学科試験(1次検定)の参考書をご紹介します。

 

 

12.日建学院(建築学・施工・共通編)

1級建築施工管理技士 一次対策問題解説集1建築学・施工・共通 

 

日建学院の参考書です。

こちらは、建築学・施工・共通の内容がメインです。

もう一冊の方に施工管理法・法規の内容の参考書がありますので、そちらと合わせて使うと良いです。

この参考書は、過去6年分の過去問が、出題分野別にまとめられています。

1問1答式になっていますので、インプット学習に最適です。

そして2色刷りで編集されていますので、見やすいです。

ある程度知識を身につけてから、この本を取り組むと良いでしょう。

 

 

13.日建学院(施工管理法・法規編)

1級建築施工管理技士 一次対策問題解説集2施工管理法・法規

日建学院の参考書です。

ひとつ前に紹介した本の続編です。

施工管理法・法規の内容です。

こちらも過去6年分の過去問が、出題分野別にまとめられ、最後の項目に直近の試験問題が掲載されています。

同じことを言いますが、1問1答式になっていますので、インプット学習に最適です。

そして2色刷りで編集されていますので、見やすいです。

ある程度知識を身につけてから、この本を取り組むと良いでしょう。

 

 

14.日建学院(要点テキスト)

1級建築施工管理技士学科項目別ポイント問題 [ 日建学院教材研究会 ]

こちらも日建学院の参考書です。

本のタイトルの通りにポイント別に分かれており、理解できてない問題を可視化することができます。そうすることで、資格勉強の効率化につながります。

ただ、知識がある程度身についてから取り組むと良いでしょう。

 

 

 

15.建築土木教科書(テキスト&問題集)

建築土木教科書 1級建築施工管理技士 学科 テキスト&問題集 施工管理技術検定学習書

建築土木教科書の参考書です。

こちらはテキストと問題集が一緒になっています。そのため、参考書1冊でインプットしたい方におすすめです。

ボリュームが多いので、コツコツと勉強する方におすすめできる参考書です。

 

 

16.地域開発研究所(1次検定過去問年度順)

1級建築施工管理 第一次検定問題解説集

出題年度順に過去7年分の過去問が掲載されています。

1問1答式になっており、隙間学習に最適です。ただし、解説は簡潔なので初心者は他の参考書をお勧めします。

また、白黒でまとめているので、見やすさ重視の方も他の参考書の方が良いでしょう。

他の参考書で、ある程度の知識が身に付いてから取り組むことをお勧めします。ただ、2級を持っている人は、いきなりこの参考書で取り組んでも問題ないレベルです。

 

 

 

17.GET研究所(1次検定過去問分野別)

問題解説集 1級建築施工管理技術検定試験 第一次検定

GET研究所の参考書です。

出題分野別に過去8年分の過去問が記載されています。建築技術、躯体工事、仕上げ工事、施工管理、建築法規の6分野別に、出題傾向や解説、重要な項目が書かれているので、知識の可視化がしやすく、試験前の確認として活躍できるでしょう。

そして、最後の項目に実力判定模試がついているので、アウトプットにも最適です。

白黒でまとめられてはいますが、一問一答式でイラストや図が多いので、初心者にお勧めできます。

そして、この参考書に合わせたYouTubeもありますので、独学に最適であると言えます。

 

 

 

18.総合資格(1次検定問題と解説が分冊別)

1級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説 (施工管理資格試験対策書)

総合資格の参考書です。

過去7年分の問題が掲載されています。

出題分野別に過去6年分の問題が載っており、直近の過去問は最後の項目にあります。

問題と解説が別冊になっているので、アウトプット学習に最適です。

問題は白黒でまとめられていますが、解説は2色刷りでまとめられていますので見やすさ重視の方におすすめです。

 




 

ここからは要点テキストの参考書と過去問の参考書がセットになっているものを紹介します。

19. TAC出版(1次検定テキスト&過去問)

わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 一次検定7年過去問題集

TAC出版の参考書です。

過去7年分の問題が掲載されています。

過去6年分は出題分野別に、

最後の項目に直近のの試験問題を1問1答式にまとめています。

この参考書は、次に紹介する参考書があるのですが、そのテキストと合わせて過去問で理解できてないところの可視化ができるのがメリットです。

そして2色刷りでまとめられているので見やすく、初心者におすすめです。

この本でアウトプットしてから、他の過去問集で本番試験の対策をすると良いでしょう。

 

20. TAC出版(1次検定要点テキスト)

わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 基本テキスト

TAC出版の参考書です。

1つ前に紹介した参考書と合わせて使うものです。

この参考書は、一つ前の参考書の過去問と合わせてテキストで理解できてないところの可視化ができるのがメリットです。

そしてテキストはフルカラーでまとめられているので見やすく、初心者におすすめです。

この本でインプットしてから、1つ前の参考書を取り組むと良いでしょう。

 

 

 

21.市ヶ谷出版社(1次検定出題分類別)

1級建築施工管理技士 第一次検定 出題分類別問題集

市ヶ谷出版社の参考書です。

次に紹介する要点テキストと合わせて使うと良いでしょう。

出題年度関係なしに526問掲載され、出題分野別に重要な問題を抽出されています。

問題集であるため、解説は簡潔で要点テキストと照らし合わせること前提に作られています。

問題集なので白黒でまとめられています。

要点テキストでインプットしてから取り組むと良いでしょう。

 

 



 

22.市ヶ谷出版社(1次検定要点テキスト)

1級建築施工管理技士 第一次検定 要点テキスト

市ヶ谷出版社の参考書です。

先程紹介した問題集と合わせて使うと良いでしょう。

要点テキストであるため、2色刷りでまとめられています。

この参考書でインプットしてから問題集に取り組むと良いでしょう。

見やすさよりも内容の深さを重視する方におすすめです。

 

23.秀和システム(1次検定要点&過去問)

1級建築施工管理技士第一次検定選択対策&過去問題

‎秀和システムの参考書です。

出題分野別に、過去問で出された問題内容の本質をまとめています。

2色刷りで編集されているので、見やすさはあります。

インプット内容だけでなく、最後の項目に直近のの過去問でアウトプット作業もできます。

ただ、簡潔にまとめられているので、知識が身についている方や二度目以降の試験を受験する方におすすめです。

 

 

24.秀和システム(要点テキスト)

1級建築施工管理技士学科試験 要点チェック

秀和システムの参考書です。

こちらは時間がない方向けに、効率良くインプットとアウトプットができるよう、本当に重要な知識だけ詰め込んでいます。

間違いやすい誘導問題の対策などが記載されていますので、試験直前チェック用としていかがでしょうか。

 

 

 

 




 

1級実地試験(2次検定)偏

この項目では、1級実地試験(2次検定)の参考書をご紹介します。

25.日建学院(2次検定問題解説)

 

日建学院の参考書です。

出題年度別に、過去10年分の過去問が記載されています。そして、施工経験記述の解答例が、それぞれの年度3例ずつ掲載されていますので、どんな感じに解答すればいいのかが可視化できます。

ただ、解説が簡潔気味なので、初心者はこの参考書プラス、他の本で補った方が良いでしょう。

 

 

26.地域開発研究所(2次検定問題解説)

 

地域開発研究所の参考書です。

出題年度順で、出題分野別に過去10年分の過去問が記載されています。

そして施工経験記述の書き方の重要なポイントはもちろん、様々な視点からの事例の解答例に触れられるので、施工経験記述の対策本として活躍します。

 

 

27. GET研究所(2次検定分野別問題解説)

 

GET研究所の参考書です。

出題分野別に過去10年分が解説され、さらに無料動画講習が付いてくるので、授業感覚でインプットしたい方におすすめです。

そして図やイラストが多く、かつわかりやすい説明なので、初心者におすすめです。

プラス、最後の項目に精選模試問題でアウトプットも可能ですので、時間のない方にもおすすめできます。

さらに施工経験記述の添削講座(1テーマごと3500円)も付いてきますので、手厚い参考書と言えるでしょう。

 

 

28.彰国社(実践問題&記述例)

 

彰国社の参考書です。

出題分野別に実践問題が掲載され、なんと言っても施工経験記述例が豊富なのが特徴です(風変わりな解答まであります)。施工経験記述に不安がある方、施工経験記述をもっと極めたい方におすすめできます。

ただ白黒なので、見づらいと思う人もいるかもしれませんが、その分内容が深いです。

 

29.彰国社(過去問&解答例)

 

こちらも彰国社の参考書です。

1つ前の参考書と同様に、施工経験記述の解答例が豊富です。

そして、予想問題+最新問題5年分(令和2年〜平成28年)の問題もついてくるので、この参考書でアウトプットできます。

この参考書も白黒なので、カラーが良い人にとっては見にくいかもしれませんが、その代わり内容が濃いです。

 



30.地域開発研究所(1級と2級網羅している)

建築施工管理技術テキスト

最後に、地域開発研究所の参考書です。

2級学科試験&実地試験偏の⒐で紹介した本と同じです。

2級と1級試験内容が記載されています。

そのため範囲が広いので、一からこの参考書に取り組むよりかは、理解できなかった内容を調べる目的で使った方が良いでしょう。

白黒印刷でまとめており、イラストや図が少なめなので、見やすさを求めるなら、他の参考書をお勧めします。

その代わり、内容が濃いのでもっと詳しく知りたい、向上心のある方にお薦めできます