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マイナンバー実務検定とは
マイナンバー実務検定は、個人情報保護法に基づく、個人情報の扱い方に関する知識の修練度を測る試験です。2016年に第1回マイナンバー実務検定が創設された、とても新しい試験です。
マイナンバー制度は2016年1月から開始され、必要な手続きを取ることで、マイナンバーカードを保険証や身分証、各種証明書の発行などのために使うことができます。
近年、マイナンバーを含む個人情報の価値は上がっており、ふとした行為や言動によって、流出してしまう事例が後を絶ちません。
最悪の場合、流出した個人情報が特殊詐欺に使われた事例もあります。
つまり個人情報の管理は、もはや個人の問題ではなく、所属する組織の存続にも関わる重要な社会問題の一つなのです。
昨年から、国もマイナンバーカードの普及に本腰を入れてきており、マイナンバーカードの普及率は63%を突破しました。
マイナンバーカードを保険証として登録することで特典がもらえるキャンペーンもスタートし、マイナンバーカードの担う社会的な役割は今後も拡大していきそうです。
したがって、現在、とてもマイナーなマイナンバー実務検定ですが、マイナンバーカードの重要性が増すにつれ、同試験も脚光を浴びる日はそう遠くないかもしれません。
テキスト選びのポイント
文章のわかりやすさと丁寧さ
参考書を使って独学で合格を目指すときに、参考書の文章が理解できないと、資格試験の合格は絶望的です。
あなたにとってわかりやすい文章で書かれている参考書を選ぶことが非常に重要です。
特に、文章の特徴や長さ、言葉遣いなどには、人によって好みや相性があります。
さらに、色使いやイラストの量など、どの程度わかりやすく丁寧に記されているのかは参考書のレベルや筆者によってまちまちです。
あなたが理解しやすい文章で構成されている参考書を選びましょう。
最新情報が掲載されているか
参考書選びにおいて、落とし穴となるのは法律などが改正されていたため、参考書の情報がまったくの過去のお話になってしまうケースです。
マイナンバー実務検定試験の参考書も、その都度改訂版が出版されているので、必ず、最新版が出ていないかを出版社のホームページなどで確認するようにしてください。
そして、最新版を使って学習するようにしてください。
安いからと言って、中古のテキストを購入することは避けてください。
おすすめのテキスト
今回紹介するおすすめするテキスト・参考書は、「マイナンバーの教科書」「マイナンバー実務検定 精選過去問題集」「マイナンバー実務検定 過去問題・解答・解説集」「マイナンバー制度の実務と業務フローがわかる本」の4種類です。
マイナンバーの教科書
最新の公式テキストです。
マイナンバー制度そのものを体系的にわかりやすく解説しています。
一冊で全ての級の内容を網羅しているので、受験生必携の一冊と言っても良いでしょう。
内容が非常に充実しているので、試験対策のためだけではなく、一般の制度解説書としても利用できるでしょう。
各章末に「マイナンバー実務検定」の精選過去問題と解説が掲載されており、問題を解くことにより、学習の成果を確かめることができます。
全ての受験生に手放しでおすすめできる良書です。
マイナンバー実務検定 精選過去問題集
いわゆる公式問題集である本書を用いて、演習をしましょう。
1級、2級ともに本番を意識して、本試験2回分の過去問題が掲載されており、実践力を鍛えられます。
3級は出版されていないので、注意が必要です。
難解な法律用語もかなり噛み砕いて解説されているので、この問題集をやり込むことで合格までかなり近づけるでしょう。
解説が全体的に充実しているので、内容に関する不明点はすぐに解消できるかと思います。
公式テキストと組み合わせて取り組むと、より効果的な学習ができるでしょう。
マイナンバー制度の実務と業務フローがわかる本
テキストや問題集とは一線を画す、まさに参考書というべき一冊です。
マイナンバー実務検定に特化しているわけではないですが、企業において、どのようにマイナンバーを管理するのかに関して、企業が心がけるべきことなどを具体的にわかりやすく解説します。
マイナンバー実務検定の試験においても、マイナンバーの管理方法について問われますので、かなり役立つのではないかと思います。
マイナンバー実務試験の対策のみならず、実務においても非常に役立つ内容になっているので、一冊持っておくことをおすすめします。
最後に
ここまで、マイナンバー実務検定のおすすめテキストを4種類紹介してきました。
勉強を進めていくと、自分にとって最適な勉強方法や勉強時間、参考書の活用方法が見つかると思います。