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日本茶が好きでもっと知りたいと思った方は「日本茶インストラクター」という資格を耳にしたことがあるかもしれません。日本茶インストラクターとはどんな資格なのか、履歴書にかけるかなど調べてみました。
日本茶インストラクターとはどのような検定?
日本茶インストラクターは、NPO法人日本茶インストラクター協会が主催している民間資格です。
NPO法人日本茶インストラクター協会は、日本茶と消費者をつなぎ、
日本茶文化の発展と日本茶の正しい知識と普及を指導できる者を認定することを目的に作られました。
NPO法人日本茶インストラクター協会には2つのレベルの資格があり
日本茶インストラクターは中級で、日本茶の専門的な知識や技術を持ち、消費者のサポートや下位資格の日本茶アドバイザーの指導ができる知識を有すると認められた資格です。
下位資格には、日本茶アドバイザー初級があります。
日本茶アドバイザー資格を持っていなくても日本茶インストラクターの資格にチャレンジすることはできます。
日本茶インストラクターの試験は、満20歳以上であれば誰でも受検可能です。
試験は年一回のみ行われ、2段階に分れてます。
一次試験は、マークシート式筆記テストで、主にお茶の歴史や製造、淹れ方、インストラクション技術などの内容が出ます。
一次試験が合格しますと実技の二次試験になります。
主に、茶鑑定試験やインストラクション実技試験を行い、合否判定となります。
気になる合格率ですが、25〜35%くらいと言われているので決して簡単な試験ではないとうかがえます。
資格取得後の主な活動内容は
・日本茶教室の開催
・カルチャースクール等の講師
・日本茶カフェプロデュース・経営
・日本茶インストラクター協会での活動
など多岐にわたります。
日本茶インストラクターの履歴書の書き方は?
お茶業界や和菓子業界・飲食業界や海外向けの就職や転職を目指している方、は自分のアピールにもつながるのでぜひ履歴書に書きましょう。
書き方例:2018年3月31日 日本茶インストラクター(日本茶インストラクター協会主催) 認定
※似たような名称の資格が多い場合主催している団体名も明記しましょう。
また、就職先が関係ない業界の場合は趣味・特技の欄に書きましょう。
自分がどんなことに興味があり、努力したことなどアピールするきっかけになります。
日本茶インストラクターのメリット、持つと有利な業界・職種はある?
資格を取得するにあたって、一番のメリットは、お茶に関する知識がつくことでしょう。普段何気なく飲んでいるお茶の本来の正しい作法や美味しいお茶の入れ方などが身につくことは大きな財産になります。
美味しいお茶は友人や家族にも喜ばれるでしょう。
また、外国人と接する機会がある時や、海外旅行先でもお茶を披露する機会がある時など、日本茶のアピールを堂々とできるようになるでしょう。
仕事としてもさらに深い知識を持って日本茶の魅力を伝えられため、
接客に生かしたり、商品開発のきっかけになったり、日本茶カフェなどのプロデュースを計画につながったりなど、自分のスキルアップやモチベーションにもつながるでしょう。
近年は外国人からも和食の人気が高まりつつあるので、日本のみならず日本や海外のメディアでの活躍も期待できます。
日本茶インストラクターに似ている資格・他にお勧めの関連資格はある?
日本茶インストラクターのほかにも日本茶の資格はあります。
もし余力がある方は受検してみてはいかがでしょう。
・日本茶検定(NPO法人 日本茶インストラクター協会が主催する初心者向けの資格です。)
・日本茶アドバイザー(NPO法人、日本茶インストラクター協会が主催する初心者向けの資格です。)
・日本茶スペシャリスト(日本能力教育促進委員会(JAFA)主催の認定資格です。)
・緑茶インストラクター(日本インストラクター協会(JIA)主催の認定資格です。)
・日本茶セレクター®(日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催の認定資格です。)
日本茶資格と合わせて取得したい飲み物系の資格
・紅茶資格
・中国茶資格
・コーヒー資格
日本茶インストラクターの履歴書のまとめ
普段、何気なく飲んでいるお茶の基礎知識として知っていても損はない資格だとわかりました。お茶に興味がある方や仕事に生かしたいという方はこの機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。検討を祈ります。