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最近の声優人気に火がついて、アニメや映画の吹き替えだけではなく、声優としてテレビに出てトークをする人も多くなってきました。
そんな声優に検定があります。「声優能力検定」はどんな検定なのか紹介していきます。
1、そもそも「声優能力検定」ってどんな検定?
声優能力検定は、NPO法人日本声優能力検定協会が主催している検定で、声優を目指したい方やより活躍したい方を対象に声優になるスキルがあるかを測る検定です。通称「声検」とも呼ばれています。
若手の人気声優 千葉翔也さんは一発で1級に合格しました。
他にもロンドンブーツ1号、2号の田村淳さんも受験し、みごと2級に合格したことでより有名な資格になりました。
この検定は、申し込みの後の受験期間中ならスマートフォンや電話で24時間中ならいつでも受験が可能なことに特徴があります。
わざわざ出向いて受験しないで済むということです。
しかもその日のうちなら5、4級は3回まで、3級は4回、2、1級は5回まで録音のやり直し可能です!
一発勝負ではないので少し気分的に楽な検定です。
試験の流れ
申し込み(月初〜月末)→問題が送られてくる(申し込みした翌月の5日まで)→受験期間(申し込みした翌月の10日〜20日)→合格発表(翌月末)→認定書発行(翌々月25日〜)
1月に申し込みした例:申し込み(1月中)→問題用紙が送られてくる(2月5日まで)→受験(2月10日から20日まで)→合格発表(2月末)→認定書カード送付(3月25日〜3月31日)
階級は1〜5級まで
1級
試験内容 第1問:滑舌1分
第2問:朗読1(小説)2分
第3問 : 朗読2(詩)1分30秒
第4問 : ナレーション・口上 1分
第5問 : ドラマ 2分
2級
第1問:滑舌 1分
第2問:朗読1(小説) 2分
第3問:朗読2(詩) 1分30秒
第4問:ナレーション 1分30秒
第5問:ドラマ 2分
3級
第1問 滑舌 1分
第2問 声の使い分け2分
第3問 ナレーション1分
第4問 朗読 2分
4級
第1問滑舌 30秒
第2問 声の使い分け 2分
第3問 朗読 2分
5級
第1問滑舌 30秒
第2問 声の使い分け 2分
第3問朗読 2分
(声優能力検定HPより)
気になる合格率ですが、
合格率
5級48%
4級48%
3級35%
2級21%
1級18%ほど
になっています。
主な目安として、4、5級は初心者、1、2級は養成所に通っている方、プロの方が受験しているようです。
2、声優能力検定の履歴書の書き方は?
もちろんかけます。
しかし、民間資格なので持っているからといって、受験や就職にものすごく有利になることはないですが、声優やアナウンサーなど声を使う業界には持っていて損はないです。
プロへの就職の場合は、1、2級が望ましいでしょう。
また、1、2級は持っていない場合は趣味・特技の欄に書くことをお勧めします。
書き方例:2022年8月 NPO法人日本声優能力検定協会主催 声優能力検定1級 認定
※似た名前の検定がある場合は主催者も書くようにしましょう。
また、業界と関係ない就職や転職先の場合、趣味・特技の欄に
「趣味が高じて声優能力検定2級を取得しました。」などと書きましょう。
3、声優能力検定のメリット、持つと有利な業界・職種はある?
漠然と声優になりたいと思っていてもどこから手をつけたらいいのか、または声優は自分にあっているのかわからない方などはこの検定を受験することにより、自分の実力や、気持ちを知ることができます。
いきなり専門学校や養成所に通って、自分と合わなかったと気づくのでは時間やお金の無駄になりかねないので先に受験してみて、自分に合うのか体験できるはメリットと言えます。
声優になりたい方はいきなりオーディションなど緊張してしまうような場面でも、資格を持っていることで、気持ち的に余裕が生まれることがあります。
自分自身が努力してきた成果は大きな自信にもつながり、それが根底となって実力を出しやすくなるでしょう。
実際、声優になるためには資格は必要ではありませんが、自分の自信につながるモチベーションとして持っていた方がいいでしょう。
4、声優能力検定に似ている資格やお勧めな資格
声優能力検定に似ている資格で、もし声優能力検定を受けて違うのも受けてみたいと思っている方は下記の資格も併せて受験してみましょう。
・アナウンス検定
・日本語検定
・日本語アナウンスカ検定
声を出すことに共通しているので他の角度から見てみるのも良いでしょう。
声優能力検定の履歴書のまとめ
声優とはどんなことをやるのだろうと漠然と思っている方は一度受験してみるのもいいですね
検討を祈ります。