ダブルライセンスとは・その目的
ダブルライセンスとは、複数の資格を持つことを言います。
その資格の組み合わせ次第で、自身のスキルアップや転職に大いに役立つこともあります。
今回は、アクチュアリーと組み合わせるなら、どの資格がよいのかについて解説します。
紹介するのは、公認会計士、ファイナンシャルプランナーです。
そもそもアクチュアリーとは
アクチュアリーとは、日本語では「保険数理士」と呼ばれる職業で、高度な数学力を用いて、年金や保険などの金融商品のリスクを分析することなどが主な業務です。
日系・外資問わず保険会社への就職で有利に働きます。
近年はAIの台頭により、単純な数学力を求められることは減りますが、試験が年々難化していることなどにより、高度な数学を必要とする職業は慢性的な人手不足に晒されています。
アクチュアリーの業務自体は、アクチュアリーの資格がなくとも可能ですが、高度な数学力が求められることに違いありませんので、アクチュアリーの資格を取ることをお勧めします。
アクチュアリーの試験は、界隈では「司法試験にも負けず劣らない」とも言われている、国内最難関資格の一つです。
公認会計士
公認会計士の単純な難易度は、アクチュアリーと公認会計士は同じくらいの難関資格です。
公認会計士資格は、国家資格であり、独占業務の規定が存在します。
監査業務はその一つです。
公認会計士の業務内容は、監査業務と会計コンサルタントです。
アクチュアリーとの関連性は、両者とも年金に関する数的な理解や計算が求められる点です。
高度な数学力を用いた制度設計を、公認会計士の縄張りであるPBO計算に用いるなど、アクチュアリーと公認会計士の業務内容に跨った業務を連続して行うことができるという点も、アクチュアリーと公認会計士のダブルライセンスを持つ大きなメリットのひとつです。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を元に、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家のことです。
公認会計士やアクチュアリーに比べて、資格取得の難易度は低いので、公認会計士とアクチュアリーの合格した方は、トリプルライセンスを目指して取得することも十分可能でhしょう。
アクチュアリーの仕事は保険や年金などのリスクを分析し制度づくりに役立てることですが、ファイナンシャルプランナー仕事はその保険や年金を相談者に提案することです。
一例ですが、アクチュアリーとして働き、制度設計を行う際に、ファイナンシャルプランナーとしてクライアントの需要を考慮しながら、業務を行うことができるでしょう。
保険会社に勤務することが前提とはなってしまいますが、アクチュアリーとの互換性も高く業務に生かしやすいので、ファイナンシャルプランナーを取得するのもよいでしょう。
アクチュアリーとダブルライセンスのまとめ
アクチュアリーとダブルライセンスを目指すなら、どの資格が良いのか解説してきました。
超難関試験のアクチュアリーに、もう一つ、いや、もう二つ、資格を加えて、あなたのキャリアアップを目指しましょう。
- アクチュアリー&公認会計士
- アクチュアリー&ファイナンシャルプランナー