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「自信を持ってお客様の相談に乗りたい」
「生前準備をする際の知識を身につけたい」
このような方におすすめなのが「お墓ディレクター」という資格です。
本検定では、お墓の種類や歴史、埋葬・供養に関しての知識を身につけられ、お客様のライフスタイルに合ったお墓の選びの際に役立てることができます。
本記事では、お墓ディレクター検定の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。
お墓ディレクター検定について
近年、「終活」の一環として自分のお墓を生前に決めておく方も増えているようです。しかし、お墓を決める際に重要になるポイントなどをきちんと把握できている方は少ないのではないでしょうか。その際に役立つ知識が身につくのがお墓ディレクター検定です。
本資格は、お墓を選びたいけど知識がない、といった方の相談に乗る際に役立てられます。お墓ディレクターの資格を持っていると、ロゴの入ったポスターやのぼりを使用でき、お客様に対して正しい知識があることを証明することができます。
それでは、お墓ディレクター検定の概要に関して以下にまとめていきます。
1級 | 2級 | |
受験資格 | 2級資格取得者 | お墓及びお墓の関連業に携わる者 |
試験方式 | マークシート式+記述式 | マークシート式 |
問題数 | 正誤判定 30問
多肢選択 20問 記述式 5題 |
正誤判定 50問
多肢選択 50問 |
試験時間 | マークシート式:45分
記述式:90分 |
90分 |
受験料 | 30,500円 | |
合格基準 | 70点以上 |
お墓ディレクター検定は、一般社団法人 日本石材産業協会が実施している資格試験です。
試験は、1級と2級に分かれて行われています。それぞれに受験資格が設けられており、2級はお墓及びお墓の関連業に携わる者、1級は2級取得者のみの受験が可能です。基本的には関連業にお勤めの方を対象とした資格となっています。
試験方式は、2級ではマークシート式、1級ではマークシートに加えて記述式試験も行われます。マークシート試験では正誤判定問題と多肢選択問題の2方式での出題となります。
どちらの級でも70点以上の得点で合格です。
続いて、お墓ディレクター検定の合格率を見てみましょう。
お墓ディレクター検定では、毎年の合格率が公開されているわけではありませんが、2016年に行われた第12回試験の結果が公開されていましたので、以下に示します。
【合格率】
1級 | 2級 | |
第12回(2016年) | 31.6% | 85.3% |
第12回試験の合格率は、1級で31.6%、2級で85.3%という結果でした。
お墓ディレクター検定の対策ポイント
上の項目でご紹介したように、お墓ディレクター検定2級の合格率は80%以上と高く、試験難易度としては易しい部類に入ります。
一方で、1級試験の合格率は30%程度と低下します。すでに実務経験があり、2級試験にも合格されている方を対象とした上でこの合格率なので、難しい試験であると言えます。学習時間も目安として100時間程度必要とされていますので、余裕をもって受験日程を組むと良いでしょう。
それでは、お墓ディレクター検定の対策ポイントについて見ていきましょう。
お墓ディレクター検定は、どちらの級でも公式テキストである『お墓の教科書』から出題されます。このテキストを中心に勉強を進めていきましょう。
試験範囲自体は共通ですが、基本知識が幅広く問われる2級に対して、1級ではより専門的な内容まで出題されます。1級を目指す場合は詳細な知識まで身につけるよう心がけると良いと思います。
問題演習としては、模擬問題集が2巻刊行されていますので、こちらを利用して進めましょう。
また、公式サイトには前回実施分の過去問が掲載されていますので、こちらを利用して、試験形式の対策もしておくのもおすすめです。
お墓ディレクター検定のおすすめ参考書
それでは、お墓ディレクター検定の対策におすすめの参考書をご紹介します。
1.お墓の教科書
日本石材産業協会監修による「お墓ディレクター検定」のための公式試験用テキストです。
お墓について多岐に渡り詳しく載っています。検定を受験しなくても日本人として知っていて損はない内容です。
2.お墓ディレクター検定試験 1級・2級模擬問題集
日本石材産業協会監修による「お墓ディレクター検定」のための公式問題集です。
日本のお墓の文化、基礎知識や技能、教養など幅広い知識など出題しそうな問題をモーラしています。公式テキストなので重要な箇所がわかり基本的な知識が身に付きます。
3.お墓ディレクター過去検定問題集
日本石材産業協会監修による「お墓ディレクター検定」のための公式過去問題集です。
第14〜15回の試験問題をまとめたものです。問題だけではなく、解説もついているので、何故間違えたのか分かりやすいです。
4.お墓ディレクター検定試験1級・2級模擬問題集
日本石材産業協会監修による「お墓ディレクター検定」のための公式問題集です。
2015年度版のものになります。公式の模擬問題集なので重要な問題が数多く出題されているので、何回も繰り返し問題を解き、試験内容に慣れることと様々な角度からの問題になれることができます。
5.日本人のお墓(第一集)
お墓ディレクター検定用のテキスト第一集です。
日本人にとってのお墓の意味や価値を「健全さ」「美しい精神文化」を通してわかりやすく解説しています。資格を取る方はもちろん、日本人にとって知っていた方がいい内容が詰まっています。
6.日本人のお墓(第二集)
お墓ディレクター検定用のテキスト第二集です。
「耐震施工の基本」「墓地の開発」「墓地の運営と管理を巡る法律」「墳墓需要予測(2004年版)」など、多角的にお墓について説明しています。資格を取る上で必要な知識が詰まっているので熟読する必要があります。
お墓ディレクター検定のおすすめ参考書のまとめ
ここでは、お墓ディレクター検定のおすすめ参考書をご紹介しました。
ライフスタイルも変化に伴い、お墓の在り方も変わってきている現代では、個人に合った提案ができるお墓ディレクターの需要も増加しています。
また、業界関係者を対象としているので試験は受けられなくても、自分のお墓選びの参考にするために勉強だけしておくのもおすすめです。
是非この機会にお墓ディレクター検定の受験を検討してみてはいかがでしょうか。