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「段階的に取得できるIT系資格が欲しい」
「IoTについて基礎から応用まで学びたい」
IoT技術テキスト 基礎編 [MCPC IoTシステム技術検定基礎対応]公式ガイドを確認する
このように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、「IoTシステム技術検定」という資格です。本資格では、IoTに関して基礎から応用まで、自分のレベルに合わせての受験が可能です。
本記事では、IoTシステム技術検定の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。
IoTシステム技術検定について
近年耳にするようになった方も多いかと思いますが、IoT(Internet of Things)とは、「モノのインターネット」と訳されるIT関連の用語です。モノをインターンネットにつなげることで遠隔操作やモノ同士の通信を可能にし、さらにはそのデータを活用することでシステムを向上させることができるといった特徴をもちます。
IoTは幅広い業界での利用が期待できることからその資格も注目を集めており、類似資格も増えてきています。IoTシステム技術検定では、3つのレベルに分かれて実施されているので、自分の習得度や必要となるレベルに合わせての受験が可能です。
それでは、IoTシステム技術検定の概要に関して以下にまとめていきます。
基礎 | 中級 | 上級 | |
受験資格 | なし | 下記いずれかを満たす者
・MCPC IoTシステム技術検定[中級]合格者 ・情報処理学会 認定情報技術者(CITP)有資格者 ・早稲田大学 スマートエスイー修了者 |
|
試験方式 | 四肢択一式
(CBT方式) |
四肢択一式 | ・専門技術講習の受講
・論述式試験 |
問題数 | 60問 | 80問 | [論述式試験]
1,500〜1,800字程度 |
試験時間 | 60分 | 90分 | [論述式試験]
3時間 |
受験料 | 一般:11,000円
アカデミー:8,800円 |
一般:15,400円
幹事会員/正会員/賛助会員:11,000円 相互協会会員:13,200円 アカデミー:11,000円 |
MCPC IoTシステム技術検定[中級]合格者:55,000円
情報処理学会 認定情報技術者(CITP):33,000円 早稲田大学 スマートエスイー修了者:33,000円 再受験者:27,500円 |
必要な
知識レベル |
・IoTに関する基礎知識の理解
・IoT、BD(ビッグデータ)、AI(人工知能) |
IoTのシステム構築・活用に関する、より実践的な専門技術 | |
試験内容 | ・IoTシステム構成と構築技術
・センサ/アクチュエータ技術と通信方式 ・IoTデータ活用技術(AI) ・IoT情報セキュリティ対策技術 ・IoTシステムのプロトタイピング技術 |
[論述式試験]
IoTビジネスモデルの作成 |
IoTシステム技術検定では、レベル別に「基礎」「中級」「上級」に分けられています。初学者の方でも、基礎から段階を踏んで受験することでしっかりと知識を身につけることができます。
試験形式は基礎・中級と上級で大きく異なり、中級までは四肢択一式の試験であるのに対して、上級では講習と論述式試験で行われます。また、上級のみ受験資格が設けられていますのでご注意ください。
IoTの需要の増加に伴い、類似試験も多くなっていますが、IoTシステム技術検定は、実際にシステム構築に関わる傾きであることが試験内容から伺えます。上級の試験では、実際のIoTビジネスモデルの作成が問われることもあります。
IoTシステム技術検定の対策ポイント
IoTシステム技術検定では、合格率などの情報は公開されていませんが、基礎と中級の難易度はやや易しい〜普通程度と言われていて、学習期間の目安としては基礎で20時間程度です。IoTの実務経験がある方は簡単に感じるかもしれません。
一方で、上級試験の難易度は高く、実務経験がない方の合格は難しいとされています。しっかりと対策をして臨みましょう。
それでは、IoTシステム技術検定の対策ポイントについて見ていきましょう。
まずはテキストを読み込んで知識をつけましょう。IoTシステム技術検定は専門的な内容となっていますので、初学者の方はとっつきにくいと感じるかもしれません。範囲も広めですが、全範囲から満遍なく出題されるので、知識が偏らないようにしましょう。
また、IoTシステム技術検定では過去問の類が公開されていません。サンプル問題が公開されていますが、少量なので問題演習として使うというよりは試験問題の把握に利用するのがおすすめです。
もし、問題集を使って演習がしたいという場合は、多少範囲が違うかもしれませんが、他資格の問題集を使ってみるのもいいかもしれません。
IoTシステム技術検定のおすすめ参考書
それでは、IoTシステム技術検定の対策におすすめの参考書をご紹介します。
1.(MCPC公式テキスト)IoT技術テキスト 基礎編 [MCPC IoTシステム技術検定基礎対応]公式ガイド
IoT技術テキスト 基礎編 [MCPC IoTシステム技術検定基礎対応]公式ガイドを確認する
IoTシステム技術検定 基礎編の公式テキストです。試験範囲通りに学習が進められるので、試験の内容に特化して勉強したいといった方におすすめです。
2.IoT技術テキスト― MCPC「IoTシステム技術検定 中級」対応
中級対応版の公式テキストです。IoTに関する技術について体系的に学ぶことができます。本書も公式テキストですので、試験範囲に則って進められます。
3.図解即戦力 IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 IoT検定パワーユーザー対応版
IoTシステム技術検定専用のテキストではありませんが、IoTの仕組みについてしっかりと理解したいという方におすすめの一冊です。イラストを使って丁寧に解説されているので、IoTについて初めて学ぶといった方でも安心です。
IoTシステム技術検定のおすすめ参考書のまとめ
ここでは、IoTシステム技術検定のおすすめ参考書をご紹介しました。
IoTシステム技術検定では、レベル別で試験が行われているので、IoTを初めて学ぶ方から、実務経験がある方まで広くおすすめできる資格です。今後はますます広い業種での活用が期待できる資格でもあるので、是非この機会にIoTシステム技術検定の受験を検討してみてはいかがでしょうか。