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公認会計士試験に合格するための勉強時間
公認会計士試験の勉強をいつ始めるべきなのか?を考えるうえで重要になるのが、合格までにどのくらいかかるのかということです。 そのためまず初めに、公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間について説明していきます。 公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に最低でも3,000時間、平均して4,000時間以上と言われています。 4,000時間といわれてもあまりイメージが湧かないかも知れません。この4,000時間を一年で学習するとなると一日の勉強時間は約11時間となります。 11時間と聞いてどのように思われたでしょうか。そんなの無理だと思われた方も多いと思います。現実的には大学に通いながら一日11時間の勉強時間を確保するというのは、非常に難しいため、受験生の多くは1.5年〜2年間での合格を目指します。 その場合の一日の勉強時間の目安は、約5.5時間〜7時間となります。先程の11時間と比べると現実的な数字に思えますが、それでも毎日欠かさず5時間以上の勉強時間が必要となることがわかります。 以上をまとめると、公認会計士試験合格のために必要な勉強時間は4,000時間以上。こちらを基本的に1.5年〜2年間かけて合格を目指していくことになります。
学習スケジュール
それでは続いてそれぞれの学年で学習を始めた場合の学習スケジュールを説明していきます。
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大学1年生から始めた場合
大学1年生から学習を始めた場合は、通常ですと大学2年12月の短答式試験、大学3年生8月の論文式試験の合格が目標となります。 大学1年生から学習を始めるメリットは二つあります。 一つ目は、一般企業の就職活動に影響しないという点です。 先ほどもあげたとおり、大学一年生から学習を始めた場合には、大学3年生の8月の合格を目指すことになります。 一般企業の就職活動の準備は大学3年生の夏以降に始める学生が多いため、試験終了後からでも出遅れてしまうという心配はないでしょう。そのため、会計士試験のみに集中することができます。 二つ目は、在学中の合格を目指す場合でも最大で短答式試験を4回受けることができるという点です。 公認会計士試験の近年の合格率は約10%前後となっており、非常に難易度の高い試験であると言えます。 そのため、比較的に勉強時間を確保しやすい大学生のうちに何度も挑戦する機会があるというのは大きなメリットであるといえます。
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大学2年生から始めた場合
大学2年生から学習を始めた場合は、通常ですと大学3年12月の短答式試験、大学4年生8月の論文式試験の合格が目標となります。 この場合ですと、在学中の合格を目指すことはできますが、試験の時期が就職活動の時期と重なってしまうことになります。 公認会計士試験の勉強と就職活動をうまく両立する方も中にはいますが、勉強時間を考えるとかなり厳しいため、一般的には試験に絞って勉強するのがおすすめとなります。
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大学3年生、4年生から始めた場合
大学3年生、4年生から始めた場合には、在学中の合格には間に合わないため、卒業後も継続して勉強をされていくことになります。 新卒で一般企業に就職しないことを不安に思われる方がいるかも知れませんが、公認会計士試験に合格した場合に監査法人への就職で不利になることは少ないと言われています。 また、合格者の平均年齢は26歳前後となっています。 そのため、その点に関しては安心して試験合格を目指していただきたいと思います!
公認会計士試験の勉強は大学何年生から始めるべきのまとめ
ここまで公認会計士試験の勉強は大学何年生から始めるべきかについて解説してきました。 結論としては、少しでも早いうちから始めるべき! ということになります。 現在、公認会計士を目指そうとされている方はすぐにでも勉強を始めるのがおすすめです。