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そもそも個人情報保護実務検定とは
個人情報保護実務検定は、個人情報保護法に基づく、個人情報の扱い方に関する知識の修練度を測る試験です。
近年、個人情報の価値は上がっており、ふとした行為や言動によって、流出する事例が後を絶ちません。最悪の場合、流出した個人情報がダークウェブなどで売買される事例もあります。つまり個人情報の管理は、もはや個人の問題ではなく、所属する組織の存続にも関わる重要な問題の一つなのです。
ですから、同試験に向けた勉強を通して、個人情報の扱い方や個人情報そのものに関する正しい知識を身に付けましょう。
個人情報保護実務検定は1級と2級があります。
個人情報保護実務検定試験は、年4回開催され、1級と2級共に受験資格はありません。
いずれも難易度は高くないので、いきなり1級を受験しても良いでしょう。
同検定1級と、マイナンバー実務検定2級以上を両方取得することで、個人情報保護士という民間資格を取得できます。
個人情報保護実務検定とマイナンバー実務検定の違いについて個人情報という観点から考えると、後者は、マイナンバーに関する個人情報に限定されています。一方で、前者はマイナンバーに限らない個人情報の管理全般について問われます。
個人情報に関しては、両試験で扱われる内容に違いがあるので、注意して学習しましょう。
個人情報保護実務検定の履歴書への記入方法
令和4年6月30日 個人情報保護実務検定 N級 取得
以上のように記入すれば十分でしょう。
ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。
どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。
個人情報保護実務検定は就活に役立つのか。評価されるのは何級からか。
結論から言うと、個人情報保護実務検定は単独では役立たないが、マイナンバー実務検定と合わせて、個人情報保護士資格を取得するならば、役立つかもしれないです。
前述のように、個人情報保護実務検定1級とマイナンバー実務検定2級以上で、個人情報保護士の資格を取得できます。実際、個人情報保護実務検定は、個人情報保護士資格取得の踏み台にされるケースが多いです。
ということで、個人情報保護実務検定で1級を取得することをお勧めします。
その理由をもう一度書く必要はないでしょう。
個人情報保護実務検定が評価される業界
では、個人情報保護実務検定はどの業界への就活で役立つのでしょうか。
今回は、個人情報保護実務検定とマイナンバー実務検定の所定の級に合格することで取得できる個人情報保護士資格の場合の話です。
答えは、「個人情報を扱う企業全般への就活でアピールできるかもしれない」です。
もはやどの業界にも絞ることはできません。かなり広範な企業への就活でアピールできるでしょう。
しかし、この資格が採用の決定打になることはないでしょう。
なぜならば、同資格は民間資格であり名称独占資格ではないので、同資格を取得していないからといって個人情報を扱う業務に当たることができないというわけではないからです。
個人情報保護実務検定の履歴書のまとめ
ここまで、個人情報保護実務検定の履歴書への記入方法、就職に役立つのか、そしてどの級からなら履歴書に書けるのか、について解説してきました。
- 同検定1級と、マイナンバー実務検定2級以上を両方取得することで、個人情報保護士資格を取得できる
- 記入方法:令和4年6月30日 個人情報保護実務検定 N級 取得
- 個人情報保護士は、個人情報を扱う企業への就活でアピールできるかも
- 個人情報実務検定1級を取得しよう。