コンテンツ
そもそもインテリアコーディネーターとは?
インテリアコーディネーターとは、公益社団法人インテリア産業協会によって資格認定を実施している民間資格です。
正式名称も「インテリアコーディネーター」と皆さんが知っているとおり、そのまんまです。
インテリア産業協会では、インテリアコーディネーターはお客様の夢を形にする専門職だと説明しています。
主な仕事内容は、お客様のどんなライフスタイルを送りたいかの要望に応えるために、ヒアリングをします。そして、
プランニング→商品セレクト→プレゼンテーション→お見積り→契約→商品・素材の発注→納品→アフターフォロー
といった一連の流れがあります。
「インテリアコーディネーター」という資格は、上記のようなスキルを身につけるために存在しており、
「インテリアコーディネーター」になるには、内装、家具、カーテン類、照明器具、住宅設備等のインテリアに関する幅広い商品知識を取得する必要があります!
住宅やインテリア業界では、インテリアコーディネーターの英語バージョン「Interior Coordinator」の頭文字を取って「IC(アイシー)」と呼ばれることが多いです。
しかし、実は…
「インテリアコーディネーター」という言葉は、和製英語です。
アメリカでは「インテリアデザイナー」または「インテリアデコレーター」と呼ばれます。
海外との呼び方に違いが出ていますが、日本では、自国の住生活空間を彩る専門職である仕事の正式名称を「インテリアコーディネーター」と呼び、お客様へ、ライフスタイル提供のお手伝いができるやりがいのあるお仕事です。
記入方法
履歴書に書くときは、どう書けば良いのでしょうか。
それは、下記の通りです。
2022年○月○日 インテリアコーディネーター試験 合格
もしくは
2022年○月○日 インテリアコーディネーター試験 登録
のどちらかを書くと良いです。
ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。
どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。
「合格」と「登録」の違いですが、
「合格」は、試験に合格したときに、
「登録」は合格後、資格登録申請手続き完了し、インテリアコーディネーター証を交付された際に記入できます。
さらに、インテリアコーディネーターという資格は、5年ごとに資格更新する必要がありますので、注意です。
インテリアコーディネーターがウケる業界・職種!
インテリア業界
- 家具メーカー
- 照明メーカー
- 家電メーカー
小売業界・百貨店業界
- 販売員
- メディア業界
- ブライダル業界
住宅関連業界、インテリア業界、小売業界、百貨店業界の4つの業界が挙げられます。
まずは、住宅関連業界についてです。
こちらは主に顧客が快適に過ごしやすいように、内装をコーディネートします。
この業界ならではの就職先は、設計・デザイン事務所はもちろん、住宅メーカー、不動産会社、リフォーム会社、工務店などが挙げられます。これらの特徴としましては、それぞれ仕事内容に特色が根強くあるところです。
たとえば、住宅メーカーですと、自社商品の知識を身に付け、それを活かしたコーディネートをする必要があります。
また、設計・デザイン事務所の場合は、一から顧客の要望に合わせて空間をコーディネートをする必要がありますので、図面を書くスキルも必要になってきます。
以上のように、住宅関連業界ではインテリアコーディネータ試験で身につけた知識以外にさらに必要になってくる知識もありますので、この業界を目指している方には自分が進みたい業種に合わせて、新たなる知識を身に付けることをおすすめします。
次にインテリア業界に関してですが、インテリアコーディネーターが最も活躍できる業界です。主に、家具メーカー、照明メーカー、家電メーカーなどが挙げられます。
最後に小売業界、百貨店業界に関してです。こちらは、販売員としてお客様のニーズに合わせて、家具や照明などインテリア空間の配置方法や利用方法の提案をすることができます。
上記のように、生活に関する業界で活躍することができます。
インテリアプランナー、インテリアデザイナーとの比較
実は、インテリア関連の資格は、インテリアコーディーネーター以外にも多く存在しています。今回紹介しますのは、特に人気のある、インテリアプランナー、インテリアデザイナーです。
それぞれの違いですが、
インテリアコーディネーターは、
生活空間で、インテリア商品でどのようにコーディネートするのがを提案できるようにするための資格です。一次の学科試験、二次のプレゼンテーションと論文試験があり、実践力も必要になってきます。
インテリアプランナーは、
住宅、または商業施設といった設備の企画やインテリア設計ができることを目的とした資格です。合格後、所定の実務経験や登録することで、称号が貰えます。学科試験と設計製図試験があり、学科試験に合格していなければ、設計製図試験を受けられませんので、注意を。
インテリアデザイナーは、
住宅空間、商業空間、公共空間といった、様々な空間のデザインとプロデュースができることを目的とした資格です。こちらの受験資格はなく、年6回在宅受験できます。
次に、人気資格3つの合格率の比較は以下の通りになります。
インテリアコーディネーター=インテリアプランナー>インテリアデザイナー
受験者のレベルは分かりませんが、合格率は以下の通りです。
まず、インテリアコーディネーターは、
一次の学科試験では、合格率30%前後、二次のプレゼンテーションと論文試験では、合格率60%前後となり、どちらも試験に合格する率は25%ですので、難易度が高いです。
インテリアプランナーは、
一次の学科試験は合格率60%前後ですが、二次の設計製図試験で25%前後の合格率ですので、資格を取得するためには、こちらも難易度高いと言えます。ただし、設計製図で高い難易度を求められるので、二次試験の難易度はインテリアプランナーの方が上です。そのため、インテリアコーディネーターよりも建築要素が強めです。
インテリアデザイナーの合格率は、30%と他2つの資格よりも高いと言えます。年6回も在宅受験可能ですので、一番挑戦しやすい資格と言えるでしょう。
インテリアコーディネーター資格の履歴書の書き方まとめ
ここまで、インテリアコーディネーター資格の履歴書の記入方法、就活で役に立つ業界、他のインテリア関連の資格との比較について解説してきました。