ほんやく検定とは
ほんやく検定とは、社団法人日本翻訳連盟が実施している検定です。この検定試験では、実務レベルの翻訳に関する技能を測る目的で実施されており、ビジネス場面において「商品として通用する翻訳であるか」という基準で合否が判断されるのがポイントになっています。
・主な試験概要
受験資格:なし
受験級:5級、4級、3級、2級、1級
試験方式: インターネット受験
・オンライン受験ができる
ほんやく検定では在宅でのインターネット受験が可能です。身体が不自由な方や地方在住の方も、オンライン上で無理なく受験することができます。
・レベル構成
受験科目には「基礎レベル」と「実用レベル」の二つがあります。基礎レベルとして5級、4級それぞれの問題があり、そこで合否を判定します。実用レベルは5分野(1:政経・社会、2:科学技術、3:金融・証券、4:医学・薬学、5:情報処理)の中から1分野を選びます。翻訳の完成度に応じて1~3級もしくは不合格を判定します。
・合格率
3級の合格率は20%前後、2級と1級の合格率は5%以下だとされています。実用レベルはかなりレベルの高いものだといえます。
まとめ
今回は、言語系の資格検定であるほんやく検定について説明しました。自分の実践的な実務翻訳能力を知ることができる有用な検定で、受験資格がないのでどなたでも受けることが可能です。レベルも細かく分かれており、1級の合格率の低さからもこの検定に合格する意義が窺えます。翻訳者として活躍する第一歩としてぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。