本書は工学部生向けのテキストブックです。この本はベクトルと行列に重点を置き、行列の和差積の演算、数式の展開、ベクトル・行列の微分、外積、最小二乗法など、工学における重要な概念を解説しています。オールカラーで図、例題、演習問題が豊富に含まれており、初学者にも分かりやすい構成になっています。
目次を見ると、線形代数学の基本から、ベクトルと行列の操作、線形変換、固有値と固有ベクトル、ベクトル空間など、工学において広範囲に渡る内容が網羅されています。
目次は以下のように構成されています:
- 線形代数学の基礎
- 線形代数学の導入と応用
- ベクトルによる表現
- ベクトルの基本と平面上の直線表現
- 行列とベクトルの演算
- 行列の基本と演算方法
- 様々な行列
- 転置行列、正方行列、対角行列など
- 逆行列と行列式
- 連立一次方程式、逆行列、行列式
- 連立一次方程式(1)
- 工学問題における方程式、逆行列の応用、ガウス消去法
- 連立一次方程式(2)
- 同次連立方程式、行列のランク
- 線形変換と行列の関係
- 線形変換、行列による回転
- 固有値と固有ベクトル
- 固有値の幾何学的意味、行列の対角化
- 工学問題における固有値と固有ベクトル
- 微分方程式、振動問題
- ベクトルによる演算
- ベクトル、行列の微分と積分、内積
- ベクトル空間・基底ベクトル
- 次元と基底ベクトル、基底ベクトルの変換
- 対称行列の性質・対角化
- 対称行列、直交行列
- 2次形式・最小二乗法
- 2次形式の符号、最小二乗法
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