「企業経営アドバイザー検定を受験する予定だけど、どのくらい難しい試験なのだろう?」
このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
「総合診療医」として地域企業の元気を引き出し、支える、経営者の伴走者になるための試験である、企業経営アドバイザー検定。この資格の難易度がどのくらいのものか知りたい人もいるのではないでしょうか。
本記事では、企業経営アドバイザー検定の難易度について詳しく解説していきます。
企業経営アドバイザー検定とは、一般社団法人「日本金融人材育成協会」が主催している民間の検定試験です。幅広いビジネスパーソンを対象として、事業性評価に基づいた経営支援を行うことが可能な人材としての技量が問われるような内容となっています。試験は、知識科目と実践科目の2種類に分かれています。どちらの科目も受験資格はなく、誰でも受験することができます。
試験の科目の違いについて
企業経営アドバイザー検定の科目の違いについての概要は、以下の表の通りです。
知識科目 | 実践科目 | |
試験方法 | CBT方式による四肢択一 | CBT方式による四肢択一及び
記述式 |
問題数 | 4分野全体で50問 | 四肢択一式20問
事例問題15問~20問 |
合格基準 | 60/100点以上 | |
試験時間 | 120分 | 90分 |
受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍による制限は特になし | |
受験料 | 各8,800円(税込) | |
受験地 | 全国の約300会場 |
資格の合格率について
ここでは、資格の合格率について紹介します。
過去の試験回の合格率を科目別に以下の表にまとめたのでご覧ください。
知識科目 | 実践科目 | |
第8回 | 43.7% | 32.6% |
第7回 | 43.7% | 42.2% |
第6回 | 63.3% | 56.0% |
こちらの表を参考にすると、合格率は科目ごとに異なることがわかります。知識科目の合格率の方がやや高い印象です。また、試験が実施される回によっても、多少の変動があることも見て取れます。科目ごとに詳しく見ていくと、まず知識科目ですが、第8回と第7回は4割強の合格率、第6回は6割強の合格率で、平均的な合格率だと言えます。次に実践科目ですが、第8回は3割強、第7回は4割強、第6回は5割強の合格率です。平均すると、4割強という値となり、普通より少し低めの合格率だと言えます。しかし、知識科目も実践科目も、年によって多少の変動があるのでその点は注意が必要です。
資格の科目別の難易度
ではここで、資格の難易度を科目別に紹介していきます。
まず知識科目ですが、難易度は普通程度だと言えるでしょう。上記で紹介した合格率を参照してもらうとわかりますが、合格率は毎年50%前後ですので、そこまでレベルの高い試験ではないでしょう。しかし、簡単に合格できるレベルでもないです。ですので、しっかり時間を確保し、ある程度の試験対策をして、合格を目指しましょう。
次に実践科目ですが、難易度はやや難しい程度です。上記で紹介した合格率から、普通の合格率より少し低いということがわかるため、難易度は低くなく、やや難しいレベルだと言えるでしょう。しかし、毎年約4割の人が合格しているため、しっかりと事前に学習計画を立て、試験対策をすれば合格できる可能性は十分にあります。
企業経営アドバイザー検定の難易度のまとめ
ここでは、企業経営アドバイザー検定の難易度についてご紹介していきました。
受験科目、または受験する回によって難易度が多少変動する試験だということがわかりましたでしょうか。興味を持った人は、是非取得に向けて、学習してみてはいかがでしょうか。